/酒場BEETLE 田町にて肉豆腐定食(生卵付き)/麺屋時光(ときみつ)@向ヶ丘遊園(川崎市多摩区登戸2662-2)にて時光らーめん、自家製餃子(6個)/

昨日のトラブルの後始末で一日潰れてしまった。
一生涯一度もやらかさない人はいないので、やらかしても、ああやっちまった、的な感想しかない私。
だからこそ後始末が大切と言われるけれど、まま、それは人それぞれ。

お昼は、
酒場BEETLE 田町へ。
プロダクトオブタイムが手掛けるネオ大衆酒場業態として、2019/11/15オープン。
蒲田店、浦和店などと多店舗展開する「大衆酒場BEETLE」は白暖簾、大衆を外した「酒場BEETLE」は縄暖簾。
この辺りの居酒屋ランチ営業も食べておきたいなぁ、と順番に食べています。

店先には定食のメニューが掲げられています。
和風カレー750円、肉豆腐定食780円、唐揚げ定食780円、豚肩生姜焼き定食950円、刺身定食950円など。
今月の月替わり定食は生アジフライ定食1,250円、今月の炒め物は肉野菜炒め定食890円。
色々あって目移りしちゃうよ。

暖簾をくぐって店内に入ると、ほぼほぼ満席、でも無いか。
1人であることを告げると、こちらへどうぞとカウンター席へ案内されます。
席数は公称112席、店内は手前と奥に17席のU字カウンター、4人掛けテーブルが14卓、奥に座敷。
店先にはテラス席も用意されています。

各席にメニューが用意されているので、念のため確認。
お昼は定食にカレーと丼もの、ご飯の大盛りは無料サービス、お代わりは200円。
生たまごや納豆などのトッピングが用意されています。

裏側には昼のおつまみが用意されていて、つまり昼間から飲めますよという暗示。
こちらで昼間から飲むのは想像しがたい私ですが、ポテトサラダとハムカツは食べてみたい。

お飲み物は多種多彩、割り材も豊富、値段から銘柄を決めている感じがします。
チンチロリンハイボールが名物とのこと、私は多分やらない。
焼酎のボトルキープは1ヶ月。

14種類ほどの地酒とは思っていた以上に揃っていて、飲んだことが無い銘柄は2銘柄ほど。
炭酸割りが用意されているんだ。
私の中では有り得ない炭酸割りですが、何で割ろうが日本酒を飲んでくれるだけで嬉しい私。
樽酒推しなのは分かりますが、地酒とはべつの日本酒(清酒)がきになります。

程なくして、私のためだけに調理してくださった、
肉豆腐定食(生卵付き)780円、ありがとうございます。
角の取れたお盆にぐつぐつと煮立つ肉豆腐とご飯、味噌汁、小皿が2皿、生卵付き。
お盆はゆったりとして広め、一品、二品の追加は余裕で対応出来そう。
スプーンは何に使うのだろうか、肉豆腐をすくって食べるのかな。

お味噌汁で箸と糊口を濡らすところから頂きます。
具材はキャベツとわかめなど、どの料理にも合う様な味付けが美味しい。

肉豆腐は土鍋に入っていて、ネギが乗せられています。
猫舌の私にとって熱々は天敵ながら、最近ではだいぶ仲良くなってきました。
さてさて、生玉子を溶きましょう。

そのまま牛肉を頂く、仕込みの丁寧さが伝わってくる味わいに軽く驚く。
溶いた生玉子に牛肉を絡めてご飯に乗せて頂く、相性の良さにさらに驚く。
大衆食堂、大衆酒場と冠していてもセントラルキッチンの冷凍物が多い印象の昨今。
「ここは採算度外視、手を抜けないんだよね」を感じられるのが、ビートル。

ご飯は僅かに固めに炊き上げてあって、どの料理とも合うだろうと思える美味しさ。
「えっ、これ普通!?」の盛りの定食屋もあるので、程々の盛りは良心的に感じます。
お茶碗を持つと重みがあり、軽くて扱いやすいメラミン樹脂製ではなく磁器製なのだろうか。
欠けたり傷ついたり、黄ばんでくるのが店の味という考えなのだろうか。

小鉢には筍と山くらげかな、良く分かりません。
肉豆腐やご飯が温かいので、ひんやりとした小鉢はいいアクセント。
ご飯の量とおかずの質がアンバランスなので、小皿の出番がイマイチ掴めない私。
この辺りの心遣いがネオ大衆酒場業態の先駆者としての矜恃なのだと、感じます。

肉豆腐の厚揚げ、グツグツと煮込まれた揚げ豆腐にはネギが乗せられています。
箸で半分、そのまた半分に分けて、そのまま頂いたり、溶き卵に付けたりして頂きます。
牛肉も美味しかったけど厚揚げも美味しい、この美味しさは当たり前では無い美味しさ。

他の焼き魚や揚げ物の定食も食べてみたいと思いつつ、肉豆腐の美味しさを再び食べてみたいとも思う。
ムスブ田町エリアには良店が多く感じ、この良店を普段使いしている勤め人が羨ましいなぁ。
美味しくいただき、ご馳走様でした。

仕事帰りに、今週オープンしたラーメン店に向かいます。
事前情報をネット検索するも私の検索力では全く見つけられず、営業時間さえも分からず。
まあ、夜営業していなかったらすごすごと帰るかと、

夜は、
麺屋時光(ときみつ)@向ヶ丘遊園(川崎市多摩区登戸2662-2)(
公式インスタグラム)へ。
2025/5/2プレオープン、5/7グランドオープン。
立地は向ヶ丘遊園駅から徒歩3分、私は登戸駅から徒歩7分。
昼営業は11:30-15:00ですが夜営業や定休日は不明、やってて良かった。

1992年に創業した醍醐が、2001年に雪濃湯と改名されて営業されていた場所。
その雪濃湯が2020/5/30に閉店し、森井向ヶ丘遊園店(2020/8/17-2022/11/27)、らぁ麺流別館(2022/12/8-2023/夏)、自家製麺ふくろう(2024/2/8-2024/5/27)と遷移。
なぜいま醍醐なのか、なんだろーねー

店内に入って左手の券売機は、森井時代と変わっていません。
麺類は時光らーめん900円、時光黒らーめん1,000円、和醤油らーめん950円、和塩らーめん950円、担々麺1,000円、つけ麺は各50円増し。
ご飯物はチャーシュー丼450円、餃子は自家製餃子(6個)450円。
飲物はアサヒドライ中瓶550円、小瓶400円、ハイボール400円、レモンサワー400円、サイダー200円、烏龍茶200円。

期間限定メニューはともかく、オープン時に全てのメニューを用意されるのは飲食店として当然だと思うけど。
様子を見ながらとか、話題性を提供し続けるためとか、様々な営業方針があるんだとも思いますが。
席配置は前店から変わらず、調理場を囲むL字カウンター6席と2席、奥に4人掛けテーブル、計12席。
前客1人、後客4人、雨が降ってきた夜であってもお客さんが入っています。

卓上には辛味、胡椒、七味、辣油、酢、醤油。
調理場には男性店長さん、女性店員さんの2人からは落ち着き払ったゆったりした印象を受けます。
新しくラーメン屋を始める様には到底思えない、自信溢れる所作の調理。
おっとと、伏線回収にはまだ早い、

程なくして、私のためだけに調理してくださった、
時光らーめん900円、ありがとうございます。
いわゆる家系ラーメンの派出系と揶揄されがちな、豚骨醤油ラーメンの麺相。
トッピングはチャーシュー、メンマ、焼海苔一枚、刻みネギ。

スープは鶏ガラ、豚骨の丁寧に炊き出した味わい、醤油たれが程良く馴染んで、とっても心好い。
菅野製麺所の角中太麺はダマも無く綺麗に茹で上げられていて、スープとの相性も抜群に感じます。
この肩の力が抜けた感じがお客さんをほっとさせるんだと思うんですよね。
もちろん私も一週間(とは今週は三日間)の仕事疲れがほっとしました。

チャーシューはぺらっとした薄さで、様々な世情は分かるけど、もう少し厚くても良いんじゃ無いかと。
美味しく感じますが、この味わいと食感では「普通」と言われてしまう昨今。
毎日仕込むほど繁盛すれば別でしょうけど、そうで無ければ日によって味わいが違ってしまうんだろうな。
その違いを不安定と感じるか、楽しみと感じるか、食べ手の自由ではあるけれど。

メンマは歯応えのある「よくある」のが数本。
ラーメンは全体的に柔らかい料理だと思うので、コリッとした食感のメンマが全体のアクセントに感じます。

あっという間に出来上がってきた餃子、
自家製餃子(6個)450円。
店長さん1人が調理されているので、ラーメンを食べ終わった頃に配膳されると思っていたので、軽く驚く。
3個とか5個が多い印象の中で6個と偶数なのは、あまり見かけません。
僅かな焦げ目が愛嬌に感じるほど綺麗に焼き上がったキツネ色、美味しそうです。

小皿に酢胡椒を作ったら胡椒多すぎた、、ま、いいか。
自家製の餃子は焼き面がパリッと楽しめ、皮と餡は柔らかくてとても心好い。
いつの日か、餃子3個とラーメンのランチセットとか、用意されないかなぁ。

案内は特にありませんが、食べ終わった食器をカウンター台に乗せて、店長さんにお声掛けします。
どう考えてもこの店でラーメンを始めた様には感じなかったからです。
色々とお店を渡り歩いたそうで、かつて醍醐でも働いていたことがあったとか。
醍醐で働いていたなら20年選手じゃないですか、諸々の所作にも納得、それにしても若々しい。
スルッと食べてご馳走様でした。

中華そばみやざき。
オーナーが変わって味も変わったのに、リニューアルオープンの話題を聞きません。
まま、自分の耳目に入ってこないだけで、私の知らないところでは話題沸騰なのかも知れません。