2013年06月15日

奈良県と京都府

/朝モス/豚の骨@奈良県大和郡山市にて豚にぼしラーメン/麺屋一徳@奈良県天理市にて塩らーめん/麺屋極鶏(ごっけい)@京都府京都市左京区にて赤だく/天天有本店@京都府京都市左京区にて中華そば/

 高速バスの車内で目が覚めたのは6時頃、奈良県に入ると少しずつお客さんが降りだすので車内がざわついています。
 5000円以下の狭い席のバスだとぐったり疲れてしまうけれども、7000円台の三列シートだとそうでもない、いや後で疲れがくるな。
 近鉄奈良駅で停まったときに時計を見たら予定より30分も早い、途中から乗ってくるお客さんはいないから、早い分からといってどこかで時間調整したりしないんだな。

 JR奈良駅で降りて、何か軽く食べようと思って散策しましたがモスバーガーしかなくて。
 朝モスのトーストセット290円、予定の電車に余裕を持って乗れます。

 JR桜井線帯解駅で降りたのは2010年3月以来なので3年ぶり、というか、こんなに短期間で再訪するとは思っていませんでした。
 しかも、青春18きっぷの期間じゃないのに。

 前回と同じ店に行くので道順は覚えていますが、念のためアイフォーンのマップ機能で確認して10分ほど歩きました。
 11時開店のお店に8時前に行くなんていくら何でも早すぎるだろうと思ったら、外待ち35人ですか。

 豚の骨@奈良県大和郡山市ホームページ)、一般的にはがむしゃら@奈良県大和郡山市の店舗を借りて年に一度か二度だけ営業するという認識です。
 実態は、豚の骨が年に一度か二度しか営業しないので、営業されていない期間にがむしゃらとして営業しているのですが(同じか)。
 並んでいる人はそのままコンクリート地面に座り込んでいる人もいましたが(私もそうです)、簡易チェアーを用意してる人もいて、関西のラーメン好きは並びなれている感じを受けます。

 店員さんがしっかりと待ち行列を整理し、向かい側のコンビニの駐車場に停めないように再三再四、案内をされていました。文庫本を一冊用意してきたのですが、ちょうど読み終わった頃、つまり3時間で読み終わってしまって、定刻に開店。
 その後はいったん食券を買って並び直すシステム。食券を買うと店員さんが麺の硬さや味の濃さを確認され、一言二言話しをして、もう1時間ほど待ちました。
 先週、がむしゃら東京中野店で取材されていたテレビクルーがまた来ていて、なんていうか、東京でも奈良でもお客さんとして写るのはどうなんだろうか。

 店内に入ると厨房より多いホールの店員さん、そのホールの店員さんの1人に東京で会っていて、店員さんからも「わざわざ奈良まで」と挨拶を頂きました。
 順番に空いた厨房に面したカウンター席に案内され、目の前で赤迫さんが麺茹でされて盛りつけもされています。
 先にオーダーが通っていたので、先ずは生ビール500円で極個人的に開店15周年、おめでとう祝杯。
 付き出しは無いんですねぇ、卓上調味料に辛子高菜はあるけど紅生姜は無いんですねぇ。

 ビールを半分ほど飲んだところで、豚にぼしラーメン700円、今回の営業向けに限定100食となります。
 通常の無鉄砲で使われている純豚骨スープと煮干し出汁を合わせたスープ、どちらか片方が「超弩級濃度」なスープは味わったことはありますが、両方とも超弩級濃厚スープでのマリアージュ。
 豚と煮干しが口の中でずっと戦っています、争っています、どちらも負けません、どちらも勝ちません。
 もの凄いスープだなぁ、言葉では言い表せない美味しさ、素晴らしいです。

 オリンピック級の選手同士がたまたま同郷で、地元の地方大会に出場している感じで、たった100食、100食もの提供。
 自家製麺の中細麺は完全にスープと一体化していて、大盛りでも良かったくらい、二杯食べても良かった感じ。

 他に細かいトッピングもあったような気がするけど、スープと麺に圧倒されて覚えていません。
 いつもなら途中で辛子高菜を入れるのですがそれすらも忘れ、記憶が戻ったのは丼を持ち上げてスープを飲み干しているところから。
 ああ、美味しかった、ご馳走様でした。

 お店を出るといつも通りに店員さんの接客を受け、あれこれと話しをするのがなんと楽しいことか。
 この日のためだけの幟を背に、お店を後にしました。

 次の電車が10分後とはタイミングがいいです。
 電車が来て乗ろうとしたらドアが開かない、ドアに押しボタンもない。
 以前なら「あれっ、どうしたの、どうしたの」とうろたえたりしましたが、慌てずに辺りを見渡すと、ワンマン電車なのでドアは一つしか開かない様子。

 初めて降りた天理駅、天理駅では全てのドアが開きました。
 なんか空気が違うような感じがするし、街角の表札や案内板も違うような気がします。

 麺屋一徳@奈良県天理市食べログの奈良ベストラーメン2012で堂々の二位となったラーメン屋さん(ちなみに2011では一位)。
 これで2012年版の上位5店に訪問できたことになります(今頃かよ、遅いよ)。
 場所を調べたら国道沿いだったので「きっと片側二車線の広い道だろう」と勝手に思い込み、商店街を歩いているウチに国道を通り過ぎてしまいました。
 辺りの喧噪からちょっと離れた感じの立地にある一軒家ですけど、店内に入ると目の前がカウンター、カウンターの先が厨房、とかなり狭いです。

 ざっと店内を見渡して右手の席に移動しようとしたら目の前に柱、構造上仕方ないのでしょうけど、通りにくいですね。
 手前が6席、奥に2席のみ、メニューは塩と醤油しかないので「縦書きメニューは右から」のマイルールに従ってオーダー、お冷やを飲みながら卓上の調味料を撮ろうとしたら「スミマセン、店内は撮影をご遠慮下さい」とのこと。
 撮影を許可するかどうかはお店が決めることですが、店内に何も断りがなかったので、問題がないと思ってしまいました。申し訳ありません。
 ※人によっては「必ず許可を得る」と言う人もいますが、店内が非常に混み合っていると声を掛けるのは気がひけます。それに、お店の責任者(バイトはもちろん、雇われ店長も)以外では「何に使われるか分からない写真」の撮影を許可できないでしょう。店員さんに「何に使う写真ですか」と聞き返されたときに「ブログで」とか「食べログに」と答えても「どんなブログですか」とか「食べログって何ですか」って聞き返されて・・・それっきり、いちいち聞いたりしていません。
 アイフォーンのメモにお品書きをメモ・・・って、ネットには沢山写真がアップされてますか。

 程なくして塩らーめん700円、この地にも黄金の輝きを放つ塩ラーメンがありましたか。
 ビシッと塩味の効いたスープは動物系のダシ以外にも節系(って元は動物じゃないのか)のダシも感じる複雑な味わい、美味しいですなぁ。
 プツンとしたスクエアな細麺はスープに同調するよりスープを引っ張る感じでとても美味しく、メニューに替え玉があるのも頷けます(半玉での替え玉もできるようです)。
 柔らかめに仕上げられた低温調理チャーシューがこれまたいい感じ、白髪ネギと茹で青菜(小松菜かな)の彩りもステキです。

 こんな美味しいラーメンは歩き回っているだけじゃ絶対に見つけられない、ネット情報様々です。
 食べ終わって会計、ご馳走様でした。

 次の店の夜営業まで時間があるので、喫茶店で休憩。
 若い頃は寸暇を惜しんで移動したり、中休み無しのお店を探して一杯でも多く食べましたが、もうこの歳になると無理。
 本当ならシエスタしたいほどなんですけどね。

 初めて乗る天理駅からの近鉄。
 なんか無理矢理感たっぷりなのは、土曜日の昼過ぎにお客さんが全然いないから。
 それなりの人は車移動なんだろうなぁ。

 近鉄丹波橋駅で京阪本線丹波駅に乗り換えて出町柳まで。
 途中から地下に潜ってしまうのは京都だから仕方ない。

 出町柳から初めての叡電(叡山電鉄)に乗り換える。
 比叡山にいく電車と鞍馬行きの電車があるけど、どっちが2両編成でどっちが1両編成なんだろう。
 1両編成はワンマン電車でベンチシートのみの車内、辺りの景色を楽しむ間もなく到着。

 初めての一乗寺、地のラーメン好きだけではなく全国からラーメン好きが集う場所。
 ちゃんと調べてこなかったし、全部のお店に行けるわけじゃないけど、時間に余裕があるので各店の場所だけでも確認しておこうと歩き回ります。
 10分で終わってしまった。
 デイリーヤマザキのある五叉路から全てのお店が徒歩圏内どころか有視界範囲、なんでここまでお店が集中しているのか。

 一軒目に選んだのは麺屋極鶏(ごっけい)@一乗寺(京都府京都市左京区)、開店時には店先に5人ほどの待ち客。
 開店前に並んでいると店員さんが人数と聞きに来て、メニューを渡してくれます。
 しばらくすると注文を取りに来て先に調理を始めておく感じ、それならもう店内に入れてくれてもいいのでは。

 ラーメンは4種類で鶏だく、赤だく、黒だく、魚だく、と基本のスープは同じでトッピング(アレンジ)を変えているようです。
 定刻になって開店、複数人客は奥のテーブル、一人客はカウンターに案内されます。
 私も案内されたカウンターは5席、テーブルは4人掛けと小上がり、小上がりがあるなら飲みでゆっくりもできそうです。

 程なくして赤だく650円、唐辛子のの香りがぷーんともの凄くいい。

 と、スープにレンゲを入れてみると粉唐辛子は振りかけてあるだけで辛さは殆どゼロ、ストレートに鶏白湯スープを味わえます。
 この鶏白湯スープが凄いスープで、何が凄いってその粘度ではなく後味のすっきりさ。
 濃くするならどのお店でもできそうですが、濃さの後のすっきり感を出すには醤油ダレも相当工夫したことでしょう。
 すっきりしているから次のレンゲが出るし麺を手繰る箸も止まらない、美味しいですねぇ。
 このスープに細麺とは驚きですが、細麺といっても麺屋棣鄂の麺、存在感ではスープなんかには負けていません。

 濃厚なスープに押され気味ですが、チャーシューもかなりこだわって調理されているのが分かる美味しさ、メンマは柵状のが2本、噛み応えよし。
 白髪ネギと万能ねぎはこのメニューに限っては要らないんじゃないかと思ったけど、好みは人それぞれですからね。
 ご馳走様でした、また、食べに来ます。

 して、歩いて5分も掛からずに天天有本店@一乗寺(京都府京都市左京区)、夜営業は隣のラーメン屋と同じ18時開始です。

 店先の写真を撮ろうと通り反対側でカメラを構えたらちょうど車が赤信号で止まり、信号が変わるのを待っていたら学生8人組に先を越されてしまいました。
 まあ、急ぐ旅でもないので店内でのんびり待つかと入店すると、思い描いていた店内とはまるで違う広さ。
 パッと見た感じ、カウンターは4席と5席の9席、思い描いていたのはそのカウンター席だけの店内で、6人掛けテーブルと6人掛けの小上がりが2卓もあるんですね。
 先の学生さん達は小上がりで「何食べる、何食べる」と盛り上がっています。

 カウンターに案内されてメニューを見ると中華そばのトッピングバラエティなので、お冷やを持ってきた店員さんにすぐにオーダー。
 すると「チャーシューを減らして玉子が付けられますが(つまりトッピングの変更)」と聞かれ、とりあえずスタンダードからと普通でお願いしました。
 トッピングバラエティといっても中華そばとチャーシューメン、チャーシューを減らしての煮玉子や温泉玉子のトッピングになります。
 麺がストレートと平打ちから選べ、ねぎの量や「こってり」もできます。

 とメニューを見ているウチに中華そば600円がカウンター越しに渡されました。
 きっちりした鶏白湯スープはどこかで味わったコトのある味ですけど、どちらかと言えばこちらが元祖なんでしょうね。
 ふんわりとした甘さを感じるスープは「ふわぁ、おいしいなぁ」と思い出せる味わい、舌ではなく脳の奥に植え付ける味わい。
 固め仕上げの細麺は可もなく不可もなくですが、この麺が40年以上に渡ってこの地のラーメン好きをトリコにしてきたのでしょう。

 実に京都らしくスライスした直後でしっとりとした薄切りのチャーシューが美味しいですねえ、実に美味しい。
 甘いメンマがスープによく合っていますし、茹でモヤシはスープに溶け込んでいくよう、九条ネギはアクセントとしてではなく一つのトッピングとして美味しい。
 途中からお店特製のニンニク唐辛子と紅生姜を入れ、さらに美味しくして食べ続けます。
 今日何杯目か忘れちゃったけど、美味しかったら別腹、スープも残さずにご馳走様でした。

 もう1軒いきたいお店があったので向かうと、店内から光が溢れてくるので店主さんはいるようです。
 夜営業開始時間は過ぎているけど、少し開店が遅れるのかなと1時間ほど近くで待ちましたがついに開店せず、諦めて帰ることにしました。
 電車を乗り継ぐよりバスで向かった方が安そうなので、勘でバス停を見つけて時刻表を見てみると5分に発車、ラッキー。

 ホテルの間近まで乗るつもりでしたが、四条祇園のアナウンスを聞いていてもたってもいられなくなり。
 思いでのある居酒屋近くを流れている川瀬、いないだろうなと探してみたらいるじゃないか。
 ゴイサギ、飾り羽が可愛い。
 数年ぶりにゴイサギに会えたのは嬉しかったけど、ホテルまで10分ほど歩くことになってしまった。

posted by ふらわ at 00:00| Comment(15) | TrackBack(0) | 日記