2013年07月28日

石巻、宮城、松川、二本松、郡山、会津若松

/列車代行バス/拉麺笑福@宮城県石巻市にて濃厚野菜らーめん(味噌)/○傳(まるでん)北上ラーメン@宮城県石巻市にてさんま節中華そば/正月屋分店 支那そば やまき@福島県郡山市にて支那そば/らーめんあさくら駅前店@福島県郡山市にてみそらーメン/

 全然急がないのに6時過ぎに目が覚めてしまう。
 シャワーをざっと浴びてからホテル前の列車代行バスのバス停に向かおうとしたら、ホテルの女将さんとばったり。
 30分くらい立ち話、どうしても震災の話になってしまうけど私が話を聞くことで少しでも役に立てれば(聞くことで当時を思い出さなくてはならず、辛いのならごめんなさい)、と思い。
 マスコミの全てが嘘だと思わないけれども全てを報道することは出来ないから、現地にいかなければ聞けない話しもある。

 列車代行バスで矢本駅、意識していないと曜日感覚がなくなってしまうけど今日は日曜日、お客さんは半分くらい。
 矢本駅から陸前赤井までは二駅なので歩いて歩けない距離ではないけど、目当てのお店は陸前赤井駅からさらに東に30分ほどあるので、電車に乗りました。
 って、ここで電車に乗らなかったら陸前小野と矢本間が無賃乗車になってしまうじゃないか。

 この辺りの駅は殆どが建て直されていて、陸前赤井駅も例外ではなく新築。
 駅前にはタクシーロータリーが用意されているけど、タクシーを利用するお客さんってどんなお客さんなのだろうか。
 GogoleMapを見ながら歩き出し、途中から広い国道に面して歩き続けます。

 拙いラーメン食べ歩きニストの経験から風下からお店に向かいましたが、何の調理臭も感じられず、ひょっとしてと嫌な思いがよぎります。
 シーンと静まりかえった店内、うーん、今日まで休みなのか。

 失意にうちひしがれて落ち込んでいてもお店は開いたりしないから、さっさと次の店を探さなければなりません。
 朝食を食べずにここまで来たので急に徒歩の疲労が押し寄せてきて、コンビの前のベンチに腰掛けて、通り反対側のラーメン屋のネット情報を探ります。
 見るからにチェーン店風情、本店はどこなのか、何店舗展開されているのか、等々を確認しましたが、信用に足りる情報は得られず。
 拉麺笑福@宮城県石巻市、つい最近開店したようです。

 店内に入ると左手には3人ずつ座布団が用意された小上がりが3卓、正面厨房に面したカウンター席が4席、右手の透明ガラスの壁伝いに4人掛けテーブルが4卓。
 テーブルでゆったりとしたかったけど後からお客さんが来るだろうからカウンター席、パウチされたメニューをみて何にするか検討します。

 秋田比内地鶏出汁がウリみたい、つけ麺や油そばは無くて温麺のみ、冷し中華そばあり、チャーハンもあります。
 ホール担当は厨房の女将さんの娘さんのようで、親子(家族)で切り盛りされているようです。
 オーダーしてテーブルを見ると白胡麻とすり鉢が用意されていたので、適量を振ってゴリゴリとゴマをすりつぶします。
 ラーメンのことはよく分からないけど、このすり胡麻が比内地鶏のスープに合うんだろうな、野菜たっぷりの味噌ラーメンにも合うんだろうな。

 10分ほど待って濃厚野菜らーめん(味噌)780円、もうもうの湯気が食欲をそそります。
 味噌スープと共に暖められたキャベツをメインにモヤシ、ニンジン、キクラゲ、とたっぷりの野菜、野菜だけだとコクが不足するので豚バラ肉もしっかりと入っています。
 つるんとした麺肌の細麺はあんまりスープには絡まなかったけど、まあ、そういうラーメンもあるってことで。

 一口大のチャーシューシューが2つ乗せられていて、これがまたいい感じです。
 うっかり忘れていたすり胡麻を途中から投入して美味しく頂きました。

 お店を出て候補として見つけておいたラーメン屋に2軒ほど立ち寄りますが、ちょっと私の好みに合わない感じでした。
 愛用の晴雨兼用傘を差しながら誰も歩いていない炎天下の川沿いをのんびりと北上し、線路を大きく乗り越えてから左に折れるとお店はすぐでした。

 ○傳(まるでん)北上ラーメン@宮城県石巻市、先の店から30分も掛かってしまったよ。
 ちゃんと調べてないから分からないけど、創業30年は越えると思われる風格が漂っていますし、店先の駐車場は満車に近かいです。
 店内に入ると満席かと思うほどの盛況ぶりで、タイミングによっては外待ちがあるんじゃないかな。
 カウンター席に滑り込み、お冷やを飲みながら店内を見渡します。

 6席のカウンター以外は4人掛けテーブルが3卓と、6人掛けの小上がりが2卓、外から見えるイメージほどは広くないんだな。
 冊子タイプのメニューを開くと、先ずは断り書きが書かれていて、「ラーメンを運ぶ際の事故防止等の諸般の事情により、大盛用ドンブリを使っています」「一品、一品手間暇掛けて調理しているので多少時間が掛かりますので、待ち時間に余裕がない方はまたの機会でお願いします」などなど。

 肝心のメニューは冷しつけめん、冷し中華に続いて中華そばが390円、他はとんこつらーめん、こくみそらーめん、辛さ増しメニューと続いています。
 辺りを見渡すと冷しやつけめんを食べているお客さんは1人もいなくて、誰もが温麺を食べています。
 スタンダードの味を確認するならその390円のを食べるべきですが、自身の食べ歩きにはルール(500円未満の料理は地の馴染み客向けのサービスメニューだから、食べないか、他のメニューと組み合わせて500円以上にする)があります。

 に従って、さんま節中華そば500円にしました。 
 断り書きにあるように大盛丼で提供され、木製のレンゲが小さくて、ラーメンを両手で多ぺる人はずっとレンゲを持っていればいいのですが(小さいので麺受けにはならない)。
 私は左手で丼を押さえる食べ方なので、レンゲはするりと滑ってスープにぷかりと浮かんでしまいました。
 まあ、いいかとドンブリを持ち上げてスープを味わうと紛れもない秋刀魚の香りを伴った魚介出汁の優しいスープ、「ホッとする」という表現が適切なのでしょう。

 なぜここまで細い縮れ麺にする必要があるのか分かりませんけど、スープをよく持ち上げてとても美味しいです。
 トッピングは脂身の多いチャーシュー、細切りのメンマ、板海苔、薬味ネギ、特にこれといった特徴があるわけではないけれど、そんな後付けなこだわりなんて関係ないでしょう。
 このラーメンで育ち、このラーメンで泣き笑い、このラーメンで帰郷を実感するお客さんも多いことでしょう。
 ご馳走様でした、とても美味しかったです。

 最寄り駅の蛇田から石巻の便は30分後、石巻まで歩いたら30分だから歩いた方が少しだけ早い。
 そんなことより手土産を買っていかないといけないので、、と蛇田駅に着くとお土産やどころではなく無人駅じゃないか(実際は違います)。
 たまたま停まっていたタクシーに乗って石巻駅へ、ほぼワンメーターだということは分かっていましたが、話し好きの運転手さんに色々とラーメン屋さんの話を伺いました。
 石巻駅では009のメンバーに挨拶しつつお土産屋へ、さっと買って駅へ。

 何時発に乗ってどこで乗り換えて松川まで行ったのか、実際の話をお伝えするのは全く問題ありませんが。
 私のブログのファンの中には時刻表片手の「おっかけ」を楽しんでいる人もいるとのことで、詳細を書かないことにします。
 一軒目のラーメン屋に11時開店と同時に入り、注文して食べて出るまで大体30分、2軒目に移動、食べて退店して最寄り駅へ。
 ラーメン屋と駅などの徒歩時間はネットで調べたら分かるので、色々楽しんで下さい。

 松川で下車、5年前と駅の様子、駅の周りの様子、全く変わっていないように思えます。
 迎えに来てもらった丹野さんの車でお墓参り、中々毎年来られなくてすみません。
 その後、「少し休んでいって下さい」とご自宅にお邪魔し、御霊前にお線香を上げて、簡単な料理と御神酒を頂きました。
 老人の2人暮らし(ご夫婦ではない)に上がったらそう簡単には帰れない、何度も夕飯を勧められ、じゃあと夕飯を食べたら泊まっていけと勧められるだろう。

 松川を出たのは18時過ぎ、ラーメン屋に無理に立ち寄らなくてもいいのですが、それなりに評価が高くて店構えが気に入ればと思い、二本松下車。
 夏にあちこちに出掛けると1箇所くらいはお祭りにぶつかる、今回は二本松で遭遇しました。

 駅周辺には何軒かのラーメン屋さんがあるので、駅から歩いて10分、正月屋分店 支那そば やまき@福島県郡山市から。
 さらっと調べた限りでは支那そば正月屋@郡山市(未食)で修行された店主さんの店で、正月屋はちばき屋での修行経験あるとのこと。

 たまたま夜営業一番乗りでしたが、その後、ちらほらと同年代のお客さんが来店されました。
 6席用意されたカウンターと厨房を天井から仕切る壁にメニューが書かれた短冊が並び、支那そば(醤油味)、塩そば、味噌そば(100円増し)、チャーシュー増し、つけ麺と揃っていて、数量限定で冷しラーメンもありました。

 暑い夏は日本中、どの店でも冷しをやっているんだなぁと思いつつオーダー、卓上のお冷やを飲みながら店内奥の小上がりを見ると8人掛けが2卓。
 家族連れがわいわいがやがやとラーメンを楽しんでいる情景が目に浮かびます。

 5分ほどで支那そば650円、もう何年もちばき屋には行っていませんが、あちこちで見かける麺相と比べるとずっと綺麗です。
 澄んだ醤油ダレのスープにそっとレンゲを差しいれると、伊達鶏の出汁をメインに帆立貝柱、昆布の旨味を程よく利かせてあります。
 これはいわゆる青は藍より出でて藍より青し、の青のラーメン、都内では7、8年前から大絶賛されている味わいを、自家製麺(メニューによって三種類用意)がさらに高めています。
 この自家製麺が実に良い、1人分を手で持ち上げて出来映えを確認し、茹で時間、茹で方、などなどを調整されているように思えます。

 夏にこんなに美味しいなら、冬の味噌はどんなに美味しいだろう。
 豚肩ロースのチャーシューはスープに馴染んではいくと色が変わっていくタイプで、スープに馴染んで食べやすいように薄切りで提供されていますが、厚切りも食べてみたいな。
 他はメンマと貝割れ大根と白ねぎ、スープを活かすためにはもう一工夫あった方が良いような気もしますが、まあ、好みの問題でしょう。
 気が付いたらスープを飲み干していてご馳走様でした、早い内に修行元のラーメンも食べてみたいな。

 歩いて10分ほどでもう1軒いくもスープ切れで営業終了時間より一時間ほど早く営業終了。
 こういう場合に備えて他にもお店を探してあるけど、気持ちが続かないんですよね。

 で、二本松から次の乗り換え駅である郡山へ、全国のラーメンを食べ歩いているとは到底言い難い私ですが、郡山でのラーメンは初めてです。
 30分強の乗り換え時間で一杯食べようとしたので、評価より駅からの距離でお店を選びました。

 らーめんあさくら駅前店@福島県郡山市ホームページ)、店先には「大正14年創業」とあるので、既に90年近く営業されていることになります。
 駅前の再開発に伴ってか、店も店先もすっかり新装されていますが、大抵のお店では当時の面影を懐かしむ写真や調理器具などを展示されているものですが。
  店内は(他にレイアウトしようもあると思うけど)間の狭いV字カウンター20席ほど、壁のメニューを見てすぐにオーダーしました。

 店員さんに伝わったのを確認してメニューを撮影しておこうと壁にカメラを向けると「そちらはご遠慮下さい」言われました。
 撮影禁止のお店とは知りませんでしたので、申し訳ありませんと店員さんに謝ってから着席しました。
 写真が撮れないのでアイフォーンでメニューをざっとメモしないと、みそ(50円増し)、しお、しょうゆ、他はチャーシュー増し、ほぼ全部乗せと揃っています。
 夏季限定で冷し中華とみそ冷し、サイドメニューは餃子と味付けご飯、と。

 と漢字ひらがなカタカナ表記を間違えないようにメモしていると、みそらーメン670円が運ばれてきました。
 許可を取ってラーメンを撮影して、さてさていただきます。
 モヤシ、タマネギ、挽き肉と一緒に中華鍋を振ってスープを作っていて、ふんわりと暖かみのある味噌スーブ。
 ラーメンのことはよく分からないのですが、山形や福島のラーメン屋さんで多く見かける熟成麺、この店では細麺としてスープに合わせています。

 トッピングは細かく刻まれたニラ、細く割いたメンマ、薬味ネギとシンプルな構成。
 スタンダードではチャーシューがトッピングされていないので、チャーシューを食べたい人は210円で買うか、チャーシューメン880円を食べるかになるのではないでしょうか。
 郡山ではラーメンを殆ど食べたことがないので、この店がどのくらいの位置づけなのかはさっぱり分かりません。

 駅に着くとちょうど会津若松行き、この便を逃すと一時間後の最終に乗ることになります。
 最終は多治見から松本に向かったときに痛い思いをしているので、出来るだけ避けるようにしています(避けられない場合もあります)。
 4両編成が必要とは思えないお客さん数ですが、色々と事情があるのでしょう。

 明日のバースデーラーメンは喜多方なので、喜多方に宿を取りたかったのですが、私のような貧乏人が泊まれる宿は空いていませんでした。
 至近距離の会津若松の辺りに3000円台のホテルがあったので、近くのスーパーで飲み物とつまみを買って、と。
 いやぁ、オレは気にしないけど宿主までも共同のお風呂が1つしかないってのはどうなんだろう。
 部屋でインターネットできず、Wi-Fiや無線LANが飛んでいるわけもなく、飲んだら即就寝。

posted by ふらわ at 00:00| Comment(10) | TrackBack(0) | 日記