2017年10月08日

津軽三味線を屋形船で

/中華そば屋@幡ヶ谷にてつけ麺/屋形船ゑびやにて鶴齢を気が済むまで飲んで津軽三味線/

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 夜のイベントの開始時間から逆算して、起きてからの時間を割り振ります。
 5年、10年前ならラーメン二杯は最低限のノルマでしたが、もうそんな歳では無いので一杯が精一杯。
 下北沢で乗り換えるか、新宿まで行くかを悩んで、下北沢、明大前経由で幡ヶ谷へ。

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 幡ヶ谷駅から5分程歩く住宅街、ネット情報が無ければお店にたどり着けないどころか、その存在すら知ることが無い(仮)中華そば屋@幡ヶ谷(渋谷区幡ヶ谷)
 店主さんは「お店に名前が無い」と仰っていて、ネットで検索する場合は「名前の無い中華そば屋」になります。

 2017/4/13オープン。店主さんは旧『東池袋大勝軒(2007/3/20閉店)』の最後まで働いていた方。
 最後は店長の柴木さん(東池おはこ大勝軒)、栗山さん(六厘舎⇒つけ麺くり山)、海老名さん(木更津大勝軒)。
 店内は真っ直ぐなカウンター6席、壁側に2席ほどはみ出ていて待ち席になっているようです。
 先客二人、後客四人、卓上にはブラックペッパーのみ(開店当初はもう少し種類があったようです)。

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 口頭注文先会計、メニューは中華そば780円、特製中華そば980円、つけ麺880円、特製つけ麺1,080円。麺量は全て330g、少なめ可。
 開店時は中華そば650円、つけ麺750円(特製は無し)でしたので、開店して半年もしないうちに、いずれも130円の値上げ。
 まあ、これを値上げと見るか、これまではプレオープンのサービス価格で正規料金にした見るか、人それぞれ。
 店内のどこにもプレオープンって書いてないし、店主さんも言ってないじゃん、ではありますが、何も目に見えることだけが真実とは限りません。

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 13分程待ってつけ麺880円
 東池袋大勝軒出身者は、自負を持って「(修業先と同じ)特製もりそば」と名付ける店と、まだその域には達していないから「(敢えて)つけ麺」と称する店があります。どちらの気心も尊重したいですね。
 砂糖の甘味が足りないとか、酢の酸味が足りないとか、チャーシューとなるとは細切りではないとか、枝葉の部分に違いは見受けられますが。
 全体的な味の方向性は紛れもなく東池袋大勝軒の「あの味」、あの味を失って10年、あの味を継承するお店がここにも産声を上げました。

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 店内製麺のストレート丸中太麺、もちもち感よりふわふわ感が先に伝わってきます。
 麺肌のざらつきは滑らかでスープとの絡みはあまり良くありませんが、まだまだこれからでしょう。
 330gの麺量ですがあっという間に無くなってしまいました。
 スルッと食べてご馳走様でした。

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 途中で新しいデジカメを物色し、幾つかカタログを入手してから向かった田町駅。
 田町駅東口から徒歩数分の屋形船ゑびやホームページ)、いやぁ、かなり久し振りの屋形船です。
 残り少ない人生、分かっている人と楽しみたいので、お誘いに対して特別な友達に声を掛けて参加させて頂きました。

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 もちろん、普通に屋形船を予約して飲んで歌ってではありません(それもそれで楽しそうですけど)。
 会費は決して安くありませんが、内容を考えると有り得ない値段設定、ありがたい気持ちと申し訳ない気持ちが混在します。
 先ずは料理から、屋形船として専属契約されている料亭の料理も美味しいでしょうけど、今夜は創業大正10年の京橋伊勢廣(ホームページ)の焼き鳥。
 私なんか焼き鳥専門店なんかには行ったこと無いけど、そうとう美味しいんだろうな。

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 飲み物は(ビールも用意されていましたが)新潟の蔵元 青木酒造 鶴齢が五種類、後から二種類ほど。
 吟醸生酒、特別純米ひやおろし、純米山田錦生原酒、純米吟醸、純米酒雪男、仕込み水も付いています。
 宴が進むに連れて、料理に合わせて燗を付けてくれたりして、とっても美味しいのですが。
 何が良かったかといって、青木酒造の東京営業部の目崎さんにお酌してもらったことですかね。

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 クルーズのコースはお台場辺りを2時間半掛けてゆっくりと周回します。
 ※屋形船のホームページを見ると、隅田川をさかのぼって東京スカイツリーまで行くコースもあるそうです。
 この辺りでは、わざわざお台場近海まで出向いて飲むだけのことですよね、なんてのんびりしていたのですが。

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 乾杯もそこそこに日本酒を差しつ差されつ飲み出し、友達以外の隣同士の人と(名前なんて聞かないで)盛り上がっていると。
 鳥の島越しに眺めるレインボーブリッジ、更にその先の東京タワーが見えてきたところで状況は一変します。
 お台場アクアシティから見たときも、凄いなぁと感動しましたが、こうして洋上から眺めるとその時の感動って何だったのかと思うほどの感動。
 飲んでいる場合では無いのか、、、いや、酒も旨いし。

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 反対側の窓からは、そのお台場アクアシティが望めます。
 フジテレビのビル(で表現は合っているのか?)は、初め、白い室内灯だけでしたが、屋形船が集結してきた頃からネオンが輝き初め、しばらく見入ってしまいます。
 座った席がたまたま良くて、旨い日本酒を飲みながら、旨い焼き鳥を食べながら、楽しめるなんて。

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 料理は焼き鳥6本、レバーと鶏肉の盛り合わせ、鶏そぼろご飯。
 少ない様に思えますが、美味しい料理は量は要らず、ちょうど良い腹加減。
 すっかり冷えた焼き鳥でしたが、そんな温度変化を物ともしない美味しさ、、、お店で食べたらどんなに美味しいだろうか。

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 北側を眺めると、品川ふ頭のクレーンが見えます。
 高級なカメラと卓越した写真撮影技術があれば、、、と悔やんでもどちらも無いので、「言われてみたらクレーンに見えなくも無い」程度の写真ですみません。
 後で聞いた話ですが、こうして360度の夜景が楽しめるのは、世界でも東京湾だけらしい。
 とはいえ、東京湾以外の湾岸に行ったことは無いので、真偽を確かめようがありません。

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 ずっと飲んでいましたが、更にここで、蔵元さんが持ち込んでくれたのは純米大吟醸槽搾り原酒、100本だか160本しか出荷していないそうです。
 つたない日本酒経験から言わせて頂くと、飲むのも初めて見るのも初めて。
 各テーブルを回って注いで下さいますが、注がれる時の香りだけで気持ちが良くなりそうなほど、フルーティーな味わい。
 個人的には「大吟醸は削りすぎ」と思っているのですが、飲み会があれば一杯だけは飲みたいですね。

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 途中で順番に船の屋上に出られる、しばらく夜景を眺めます。
 遠くに見えるのは竹芝でしょうか、お酒に酔って、料理の酔って、船に酔って、よく分かりません。
 360度の夜景も素晴らしいけれども、この空気の透明度も滅多に無いことらしいし、寒くなく暑くない気温も望んでも叶えられない陽気。

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 地方の蔵元さんが参加する会には、大抵持ち込まれる郷土料理、今夜は新潟市西蒲地区の特産お漬物である大根からし巻き(ホームページ)、の大根生姜するめ巻。
 同じ水で育った野菜が日本酒に合わないわけが無い、一つ、二つと箸が進みます。
 もっと食べたかったのですが、日本酒のお燗に気が行ってしまい、、、お土産にできたんだっけ。

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 先の竹芝の先と思われる高層ビル街に、満月が。
 一気に船尾に出て撮影しましたが、高級なカメラと卓越した写真撮影技術があれば、、、と悔やんでもどちらも無いので「説明があれば月に見えなくも無い」程度の写真ですみません。
 ま、私は本物をじっくりと楽しみましたけどね。

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 そしてお待ちかねのメインイベント、大好きな山影さん(ブログ)の大演奏会。
 音楽には常に接していたいと考えていて、山影さんを通じて津軽三味線に知り合ったのは何年前だったか、年に一度くらいはその演奏に酔っています。
 今夜はいつにも増して、強い音は強く、弱い音は弱く、素晴らしい音はより素晴らしく。
 ああ素敵、ずっとずっとこのまま聴いていたい。

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 演奏が終わった辺りで楽しいクルーズも終了、というか、停泊していた沖合から戻るわけですけど。
 途中でレインボーブリッジをくぐるので、これまた撮影チャンス。
 船からの撮影なので、敢えて赤提灯を端に入れた構図にして、敢えて水平から僅かに傾けて撮ってみましたが、<中略>「レインボーブリッジに見ようと思えば見える」程度の写真ですみません。

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 無事に桟橋に着いて、散会。
 屋形船に乗って、日本橋の老舗焼き鳥屋の焼き鳥を頂き、純米大吟醸やひやおろしを含む6種類の鶴齢をたっぷり飲んで、そしてそして津軽三味線を楽しんで。
 考えも付かない濃密な2時間30分、諸々の皆様、ありがとうございました。
posted by ふらわ at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記