2020年02月09日

北鎌倉のイタリアン

/北鎌倉 akizuki/焼きあご塩らー麺たかはし大船店@大船にて焼きあご塩らー麺/

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 今日は楽しみにしていたイタリアンへ。
 10時過ぎに自宅を出れば間に合うのに、9時前には自宅を出てしまう楽しみぶり。
 最寄り駅の北鎌倉駅には、待ち合わせの1時間近く前に着いてしまう。
 辺りを散策して、自身の身体をお店のある土地の空気に馴染ませます。

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 店先には何の表札、看板もありません。
 開店時間にならないとシャッターが上がりません。
 一度来ているので不安はありませんが、初めてだったら「ここ?」な気持ちになるかも知れません。

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 akizuki、珠玉のワインと共に至高のイタリアンをア・ラ・ミニッツにて提供して下さいます。
 自分でも席の予約は取れるかも知れませんが、常連さんにお願いして予約してもらった方が何かと上手くいきます。
 私もそんな風に誰かに頼られたら嬉しいけど、、、ま、その話は置いといて。
 定刻になって開店、店員さんが七宝焼きを店に出して下さいます。

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 店内はカウンターとテーブルが用意されていますが、今回も前回同様、カウンター6席を貸し切る感じで。
 今日は店主さんの目の前の席を割り当てて頂いたので、色々と細かい話をしたかったのですが。
 「ラーメン、お好きなんですね」と先制パンチを食らって、ダウン寸前。
 何で私がラーメン好きっていつバレたんだろうか。

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 泡から始める手もありますが、クラフトビールから始める方が好き。
 大分から取り寄せた、というか、大分まで出向いて買い付けてきた、とのこと。
 4種類説明して下さいまして、その中に2本をシャアしつつ乾杯。
 これまでは1本々々のメーカー、名称を調べて説明していましたが、今回からやめました。

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 ア・ラ・ミニッツとは、目の前のオープンキッチンで調理され、できたてを配膳して下さる提供方法のこと。
 和食の世界では昔っから「さらし」としてお寿司が提唱していましたが、お寿司屋とは異なる理由で同じ提供方法を取られています。
 ま、私の個人的な考えですので、間違っていると思われる方は、ブログへコメントされるのではなく、ご自身でア・ラ・ミニッツを正しく紹介されて下さい。
 この、沈丁花の様に。

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 懐石料理で言うところの先付け、フレンチならアミューズ、イタリアンなのでアンティパスト。
 ふきのとうの天ぷら、ホタルイカ、赤大根などなど。
 一つ一つの盛り付けを目で楽しみ、一つ一つの味を舌で楽しむ。
 ああじゃない、こうじゃないと、皆で楽しむ。

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 お店で焼いているパンは食べ放題、実際はそんなに食べられませんが。
 さっとオリーブオイルが掛けてあって、いくらでも食べられます。

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 マーノ K 2019。
 長野のドメーヌ・ムラヤマのナチュールワイン、記念すべき第二作目。
 ワインのことは全く分からないけど、このワインがどれだけ飲みやすくて、どれだけ美味しいかは分かる。

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 小松菜の茹で湯にアサリ出汁を合わせ。白子を乗せ、小松菜の根をあしらったイタリアン。
 グルメとはほど遠い立ち位置の私は、小松菜の根を食べたのは初めて。
 ほんのりとした甘さがこんなにも美味しいなんて。

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 ヒラメのカルパッチョ、下に初物のわかめを敷き、全体に酢をスプレーしています。
 酢は富士酢プレミアム、つまり米酢の大吟醸。
 儚いほどの美味しさ、美味しいと言う言葉さえ儚い。

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 コンプレモン・テール ラ・クロワ・モリソー(Complémen'Terre La Croix Moriceau)2018 白ワイン フランス。
 料理に合わせたワインを、とお願いしているので、白ワインが続きます。

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 牡蠣と菜の花のタリオリーニ。
 もちろんパスタは自家製、菜の花は葉と幹を茹で、花の部分は盛り付けの時点で散らしていました。
 食事としてのパスタではなく、料理としてのパスタ。

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 ドメーヌ・アツシ・スズキ アッチ ブラン(Dom. Atsushi Suzuki Acchi Blanc) 2018 白ワイン 余市
 ケルナーのワインを飲んだのは初めてかも知れない。
 すっきりした酸味、梨や林檎などの複雑な香り、美味しい。

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 鰆の塩焼き。
 レンコンの素揚げとか、焼きプチトマトとか、わさびルッコラとか野菜の彩りが綺麗で食べるのがもったいない。
 けど、食べる。
 焼き魚の火が少しずつ入っていくのは、ひょっとしたら凄いこと。

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 ダミヤン ネカイ(Damijan Nekaj)2014 白ワイン イタリア。
 ワインは必ず店主さんがテイスティングされてから注がれます。
 このワインをテイスティングされた後の笑顔、そっと注ぎながら「美味しい」と口からこぼれ落ちる。
 店舗で5年ほど寝かせたそうです。

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 今日は肉の日なので、イノシシ肉のタンを煮込み、ヒレをソテー。
 ぼたん鍋は遙か昔に食べたことがあるけど味は覚えておらず、こんなに美味しいとは。
 アスリート肉と言われるほど脂身が少ないので、脂身が苦手な私にはとても美味しい。
 付け合わせの野菜が美味しすぎます。

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 ロッソ・ディ・モンテプルチアーノ(Rosso di Montepulciano) 2004 赤ワイン イタリア。
 脂身の少ない猪肉にピタリと合わせる軽すぎない重めの赤。

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 デザートにはセミフレッド、季節のフルーツを添えて。
 フルーツはイチゴくらいしか分かりません、スミマセン。

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 食後の飲み物を全員に訊いていて、皆はホットコーヒーを頼んでいましたが、私だけマール。
 とはいえ、akizukiはイタリアンですので、そこはグラッパ、しかししてマールもあります。
 個人的にはマールかグラッパを飲まないと、フレンチやイタリアンを楽しんだ気にならないのよね。
 懐石料理や割烹、寿司を楽しんだ後は緑茶を飲むのと同じ、かな。
 心ゆくまで楽しんで、ご馳走様でした。

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 帰り道の大船で途中下車し、焼きあご塩らー麺たかはし大船店@大船(鎌倉市大船)公式ホームページ)へ。
 新宿、上野、銀座、歌舞伎町、渋谷に続く国内五店舗目として、肉バル ガブリL大船店(2017/5/18-2019/8)跡地に2019/10/7オープン。
 今月末に恵比寿、来月末に溝口にオープン予定。
 店先に券売機が設置されているので、何を食べるかを十二分に吟味できますが、逆光や雨天ではちょっと厳しそう。

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 メニューは焼きあご塩らー麺820円、背脂醤油らー麺820円、塩つけ麺900円の3種類。
 麺はメニュー毎に変えていて、塩には佐野から取り寄せた平打太麺160g、醤油は菅野製麺所の太麺200g、つけ麺は225g、300gが同額。
 たれを合わせたスープが変われば麺も変えるのが「1杯の料理」としてごく自然な流れだと考えています。
 もちろん、流れに乗るも、流れに逆らうも、流れを無視するのも、料理人の表現方法の一つ。

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 店内は白木を多用した清潔感溢れる店内、照明が暖色系で見た目は美味しそうだけど、写真は厳しい。
 新宿店や渋谷店でもそうでしたけど、何故か店員さんに女性が多い。男性店員さんも一人はいるみたい。
 席配置は厨房を囲むJ字のカウンター、1席、2席、12席の15席。
 卓上にはあられ、山葵、柚子胡椒、おろしニンニク、白胡椒、一味唐辛子が用意されています。

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 そんなに待たされることなく焼きあご塩らー麺820円、ふんわりと焼きアゴの香りが漂います。
 間違える人は少ないと思いますが、スープの基本は豚骨(ゲンコツ)清湯で、焼きアゴを主体とした魚介出汁を合わせ、香り付けに焼きアゴから作った香味油を掛けているだけですので、魚介スープではありません。
 しかしして、魚介スープと間違えてもおかしくないほどの美味しさ、初めて新宿で食べた時のような美味しさに驚きました。
 というのは、チェーン展開すれば一般的に「美味しい味」ではなく「求められる味」に落ち着いていくことが多いからです。

 どうしてこんなに美味しいのかの理由は幾つか想像できますが、ま、昼間っからワインをがぶがぶ飲んでいたから、と言うことにしておきますか。

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 佐野から取り寄せているという縮れ平打太麺、茹で加減は申し分ありません。
 トッピングは和風チャーシュー、豚肩レアチャーシュー、メンマ、水菜、干しエビ。
 乱雑に見える中での思いのこもった盛り付け、一つ一つがとても美味しい。

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 最後になって(好みによっては始めから)、卓上に用意されているあられを入れるのが私流。
 ※本来は、残ったスープに合わせるご飯に乗せるために用意されています。
 ラーメン屋以外の飲食店でも柚子胡椒は見かけますが、風味が飛んでしまうために練り状で用意されていることが殆どです。
 柚子胡椒は本来粉状ですが、実際にそこまでは無理としても、ヨーグルト程度の粘度は本物の風味と辛さを楽しめます。

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 食べ終わる頃は醤油の濃さが目立つようになりますが、柚子胡椒とあられを掛けるとさらっと。
 スルッと食べてご馳走様でした。

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posted by ふらわ at 00:00| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記