
秋晴れ、いや冬晴れ。
温かい日と寒い日が代わる代わる、寒い日が多くなって冬になる。
今日は暖かい日、大好きなラーメンでも食べに行きますか。

南武線久地駅から徒歩数分、ら〜めん だい屋@久地(川崎市多摩区堰3-11-16)へ。
和屋製麺所(2014/12/20-2020/7/31)跡地に、2020/11/24オープン。
店名はダイヤモンドのダイヤかなと思いましたが、吉田大祐店主さんの愛称から。

店先にはお店(スープ)のこだわりが書かれています。
『当店は出汁、スープに格別のこだわりを持ち/上物の焼きあご煮干し・宗田節のみの使用で/シンプルですがあっさりだけでなく深さも感じていただけるスープです。』
限定メニューを示唆されていますが、現時点ではSNSをされていないようなので、私には店先まで「やってるかなぁ」と見に来るのは厳しいかな。

店先にはラーメン写真が掲げられています。
開店時間を調べたのですが情報検索力が無くて見つけられず、まあ、11時だと思って向かってみるかと11時に着いたわけですが。
営業時間は11:30-14:00 17:00-21:30、定休日は月曜と日曜夜(祝日振り替えせず)。
店先で30分待っていると2人組が並んだので続き、開店時間には10人ほど並びました。

店内に入り左手の券売機で食券を買います。
メニューは醤油ら〜めん780円、濃厚つけめん900円の2種類。替玉は半玉が100円、1玉が150円。
ご飯物は小ライス100円、中ライス150円、大ライス200円、ミニちゃーしゅー丼200円、ちゃーしゅー丼400円。
ドリンクはビンビール(小瓶)350円。

席配置は、厨房に面したカウンター5席、手作りに見えるパーティションはデリケートなので触らない方が無難です。
手前には2人掛けテーブルが3卓、こんなご時世で無ければ4人掛けだろうにな。
卓上にはお酢、ブラックペッパーグラウンド。
「替え玉、サイドは現金でも対応します。」とテプラが貼られています。

程なくして醤油ら〜めん780円、今風の真っ白切立丼。
やや茶濁したスープからはアゴの香りは殆ど感じられず、飲んでみるとアゴの旨味はあっさりめ、醤油たれも控えめに感じます。
世の中の趨勢や流行廃りを気にすること無く、自身の表現したい味を提供したいという店主さんの強い意志を感じます。
このまま控えめの香りで旨味とのバランス狙いなのでしょうか。
たまたま上手く煮出せていなくて、更なる高みを目指しいているのか、私には分からない。

三河屋製麺の細麺は柔らか仕上げ。
柔らかめ好きな私でも柔らかく感じるほどで、スープとの相性は鋭意調整中に感じます。
トッピングは大ぶりの非レアチャーシューが1枚、平たいメンマが数本、白髪ネギがひとつかみ。
スルッと食べてご馳走様でした。

南武線久地駅の改札から見える、徒歩1分の京都ラーメン森井 久地店@久地(川崎市高津区久地4-12-5)(公式ツイッター)へ。
2020/11/27オープン、森井としては稲田堤、向ヶ丘遊園、新丸子、明大前、愛甲石田に続く6店舗目になります。
12/1に飯田橋の開店が予定されています。

森井の慣例どおり、熟成醤油京都ラーメン750円が500円セールを11/30までは実施しています。
12時ジャストに到着、店先にはざっと50人は並んでいます。
1人2分計算で100分、つまり1時間40分は待つことになりそうです。
出直そうかとも思いましたが、500円セールだし、久地駅までの電車代惜しさに並んでしまう貧乏人。

並んでいると、待ち行列整理の店員さんにパウチを渡されます。
全部の店舗の開店セール(?)に伺っていないのですが。
こちらの開店セールは全メニューを提供するけど、熟成醤油京都ラーメンだけを500円で販売されています。
圧倒的に熟成醤油京都ラーメンの注文が多いだろうけど(私もそう)、他のメニューが注文される可能性もあるので、厨房での対応に時間が掛かり、待ち行列になっているのではないだろうか。

並んでから1時間40分後に入店、券売機で食券を買います。
メニューは熟成醤油京都ラーメン750円(11/30までは500円)、醤油豚骨ラーメン800円、塩ラーメン750円、味噌ラーメン800円、辛味噌ラーメン850円。
ご飯ものは京都半チャーハン350円、特製チャーシュー丼300円、ネギ塩チャーシュー丼300円。
券売機はタッチパネル式ではなくボタン式。

店内は厨房に面したカウンター7席、6人掛けテーブル、計13席。
素人考えだと、テーブルではなくL字カウンターが設置できそうですが、森井は必ずテーブル席を用意しているようです。
卓上にはブラックペッパーグラウンド、黒七味、おろしニンニク、柚子胡椒。
厨房では森脇店主さん自ら陣頭指揮、「毎度どうも」とご挨拶いただきましたが、まさか私の顔を覚えているはずもなく、どなたにも同じ挨拶をされているのだろうと推測。

数分で、熟成醤油京都ラーメン750円(オープン価格で500円)、太麺の堅め、ネギと背脂は普通でお願いしました。
綺麗に煮立てられた鶏ガラスープに熟成醤油を合わせ、これまでの森井で味わったことの無い美味しい味わい。
仮にセントラルキッチンのスープだったとしたら、誰が調理しても味は同じと考えていました。
希釈率、温度、時間などの調理マニュアルがあって、マニュアルどおりに調理すればいいのですから。
じゃあ、出来上がったスープを味見するのは誰って話ですよ。
味が数値化できないならば、調理人が変われば仕上がりは変わるんじゃ無いかな。

と言うのも、今日のスープはこれまでの森井の中で一番美味しかったんですよ。
これまでは「ああ、いつも同じ味」と感じていたけど、こんなに違うんだな。
太麺はスープに合っていないけど、この合っていない感が自分には美味しい。
薄めにスライスされた豚肩ロースレアチャーシューが二枚、細切りメンマ、九条ネギ。

麺が半分以下になったところで、お楽しみの味変タイム。
今日はにんにくと黒七味、黒七味が合いますねぇ。
日本一を目指すとか、口コミサイトで高得点を狙うとか、お店にとってはどうでも良いなのでしょう。
地のお客さんに普段使いしてもらうこと狙い、なのでしょうから。
スルッと食べてご馳走様でした。

晩酌。
福島の蔵元である曙酒造が醸す「天明(てんめい)」純米吟醸 無濾過 本生 山田錦 20BY
20BYとは平成20年製造、西暦では2008年、つまり12年前。
本生(一度も火入れしていない)を12年も寝かすほど私は気が長くないので、お気に入りの酒販店の熟成酒。
とろみさえ感じる舌触り、スッと抜ける喉越し。
合わせるアテは生食用の生牡蠣、生には生で。
年に一度くらいは生牡蠣をスーパーでポン酢で頂きます。
出始めでなく、値段がこなれてきてから。