
すっかり寒くなって、去年の暖冬が懐かしい。
最近の電車は「1分間、換気します」と駅でよく止まるし、窓は開いていて、おちおち寝ていられないほど寒い。

お昼は、旨辛タンメン荒木屋本店@蒲田(大田区西蒲田)(公式ホームページ)(公式ツイッター)へ。
あちこちの大行列店が世情の影響で空いている現実を見逃すわけにはいかない。
とはいえ、明日は我が身をひしひしと感じながら。
店内に入るとカウンター8席に空き席がちらほら、マイフェイバリットシートにシットダウン。

口頭注文先会計、今日の日替わり限定メニューは、月見とろろ麻婆麺と月見海鮮麻婆麺の2種類です。
どちらも通常メニューの味噌麻婆麺のアレンジ版で、味噌麻婆麺に非常に良く合うトッピングです。
店内には限定メニューに関する告知は皆無、ツイッターを見ていた人だけが注文しているようです。
「いつものでよろしいですか」と声をかけてもらっているお客さんもいて、何とも羨ましい。

程なくして、月見とろろ麻婆麺(麺半分)950円、チャーシュー100円。
「ふらわさんのは辛くしておきました」と添えられて、カウンター台越しに提供。
味噌スープで煮込んだ野菜ととろろの好相性な美味しさに言葉もありません。
特別な高揚感、特別な感動は無いけれど、普段通りに食べられる小さな楽しみが幸せ。

とろんと生卵は辛味へ完全に取り込まれて、まろやかさは奥の奥へ。
中太麺はサッポロ製麺の特注麺、この麺の美味しさがあるからこそ、荒木屋の美味しさ。
ドンと乗せられたチャーシューを解しながら、美味しくいただきます。
スルッと食べてご馳走様でした。

夜は、タンメン亭 新百合ヶ丘店@新百合ヶ丘(川崎市麻生区上麻生)へ。
近くて遠い新百合ヶ丘、駅から平坦な道をまっすぐに数分歩きます。
店内を覗くと先客数人、ガラッと引き戸を引いて店内に入ります。
前回は濃厚を食べたので、今回はあっさりを食べましょうか。

濃厚とあっさりの違いは白湯と清湯だと思っていたら、両方とも清湯の同じスープで、違いはたれと野菜の具とのこと。
サイドメニューが魅力的なので食べてみたいけど、ラーメンがフルサイズだとキツイかな、な客向けに、麺少なめメニューがラインナップ。
これは嬉しい。
さらにヌキはスープアリとナシが用意されていて、至れり尽くせり。

店員さんに食券を渡して、タンメンの出来上がりを待ちます。
注文が入ってから中華鍋を振るので、出来上がりまで時間が掛かります。
30分も1時間も待つのはアレだけど、10分、20分は待っている時間が楽しい。

7分ほどで小さいタンメン680円、からあげ4個380円が同時に運ばれてきました。
ラーメンの丼は、並用の丼に半分ほど盛り付けるではなく、二回りほど小さい専用の丼。
たれを軽めに調整し(どちらかというとこちらのたれが基本で、濃厚を濃くした感じか)、野菜に海鮮の具が入っていません。
あっさりと濃厚のどちらが好みは食べに拠ると思いますが、気分によって選べるのが吉。

麻生製麺の平打中太麺は全メニュー共通、麺は麺、スープはスープ、野菜は野菜で味わう美味しいタンメン。
濃厚タンメンは黒胡椒が掛かっていて、あっさりタンメンは白胡麻がかけてあります。
感染症対策の一助として免疫性をミリ単位で持ち上がるため、途中から酢を回しかけます。
って、そんなことは気持ちの問題かも知れない、でも気持ちが大切。

から揚げは芯まで火が通っているのか心配になるほど、一つ一つがとても大きくて、食べにくそうに見えます。
実際に食べてみると、小ぶりの鳥モモ肉を半切りして大きく見せていて、とても食べやすくて美味しい。
から揚げでお酒を飲むならしっかりした下味が必要ですが、あくまでもラーメンのお供、味付けが最小限でタンメンによく合います。
スルッと食べてご馳走様でした。
