
今日は月に一度の通院の日。
仕事がどうしても忙しければ、通院が終わり次第出社ですが。
仕事は忙しいのだけれど、仕事のやる気が出ないので休み。
こんなことでいいはずが無いけど、こんなことでしか生きられない。

お昼は、麺屋 誠栄(せいは)@鴨居(横浜市緑区鴨居)(公式ツイッター)へ。
緊急事態宣言下では、昼営業(11:00-15:00)のみとなっています。
なぜ「誠栄」と書いて「せいは」と読むのか、私には全く分かりませんでした。
訊けば、「誠」は店長さんの名前から一文字、「栄」は去年閉店したお世話になっていた酒屋さんの名前から。
そのまま「せいえい」と読むとありきたりなので、印象に残るように「せいは」と読ませることにしたとのこと。

お店は、センター北にある居酒屋 浜の台所おらがで提供していたラーメンが好評につき、出店したそうです(居酒屋の経営母体と同一)。
恐らく、その居酒屋にはラーメン屋の出店が告知されていたはずですが、、、今は昔。
浜の台所おらがのインスタを遡ると、2020/7/13からランチ限定でラーメンを販売されていたんですね。
全く知らなかった自身の情弱に凹み、ネットでは「ふらわのヤツ、知らなかったんだ」と嘲笑っているだろうな。

料理は温度が大切だと考えていて、何故、温かいスープに冷たいトッピングを乗せるのかが理解できていません。
ラーメン屋では、スープが冷めないように丼を温めている店を多く見かけます。
しかしながら、スープの温度を下げてしまうチャーシューやメンマなどは、冷たいまま乗せることが殆どです。
※唯一の例外はラーメン二郎とそのインスパイア店。
誠栄では、メンマや茹でほうれん草を、IHで温めているお湯を満たしたトレーに浸しています。
チャーシューやなるとは、湯通しして温めてから盛り付けています。

程なくして中華そば800円。
先行して販売された「鶏の中華そば」に煮干しや昆布出汁を加えた、美味しさ二重奏のスープ。
旨さだけを追求した足し算とせず、味のバランスを考えて、お客さんが楽しめるような美味しい味付け。
合わせる醤油たれも良い感じですが、とても美味しいので塩や味噌も味わってみたいと思ってしまう。

菅野製麺所のライ麦を練り込んだ細麺、とても美味しい茹で加減で、スープにとてもよく合っています。
前回は気が付きませんでしたが、麺線がそこはかとなく整えられていて、目でも楽しめます。
栗豚を使ったレアチャーシュー、京桜の親鳥を使ったもも肉、スープとの温度差が僅かなので、とても食べやすい。
他にはメンマ、なると、茹でほうれん草、板海苔1枚。

途中で味変することなく、するするとスープを飲み干してしまいました。
食べ終わったところで、たまたま後客が途切れたので、「ポタージュスープはいつやるんですか」などの四方山話を一言、二言。
スルッと食べて、ご馳走様でした。

お昼は、十人十色@長津田(横浜市緑区長津田)(公式ツイッター)へ。
木曜昼、金曜夜、土曜昼の週三日だけの営業ですので、中々伺えていません。
さらに緊急事態宣言下では、金曜夜が金曜昼に変更され、さらに伺いづらくなってしまいました。
店先から店内の様子が伺えないので、外待ちがなければ、一旦戸を開ける必要があります。

店内を見渡すと奥に一席空いていたので、そのまま振り向いて券売機に向かいます。
今日の限定は「悪魔肉の王様中華そば」と「豚清湯生姜中華そば」。
訪問頻度が低いので、限定メニューばかり食べて、レギュラーメニューまで手が回りません。
チャーシューとかワンタンも試してみたいのに、、じっと手を見る。

卓上にはブラックペッパー、テーブルコショー、キッチン用アルコール除菌、アルコール消毒きれいな手。
背中側の壁に吊されているティッシュを手に取り、先ずは自身の手指の消毒。
続けてテーブルをアルコール除菌して、ティッシュで拭き取ります。

程なくして【限定】豚清湯生姜中華そば900円。
豚骨の清湯スープに魚介などの出汁を差し込み、上からおろし生姜を添えて。
スープには様々な味わいが複雑に入り組んでいるように感じるけど、細かいことは良く分かりません。
尖った塩味で旨塩辛い、って言うんでしょうか、他では絶対に味わえない美味しさ。

サッポロめんフーズの細麺が、実に良くスープに合います。
トッピングは豚チャーシューが3枚、穂先メンマが2本、白髪ねぎ、ワケギ。
おろし生姜は少しずつ溶かして味の変化を楽しもうとしたら、少し崩したら一気に全部溶けてしまい。
それはそれで美味しい、途中でブラックペッパーを掛けて美味しい。

食べ終わって丼をカウンター台に上げたら、テーブルを除菌。
誰かが見ているからではなく、自分が見ているから、やれることはやる。
席を立って「ご馳走様でした、美味しかったです」と挨拶させて頂き、店を出ました。
スルッと食べてご馳走様でした。

藤沢に着いて、頭上を見上げると、西日の方角から真上へと飛行機雲が繋がっている。
それじゃあと後ろを向いて天空を見上げると、二本の飛行機雲が続いていました。

今夜はモダン割烹 銀平(公式インスタグラム)へ。
流行病に翻弄され、紆余曲折あって、先週からしばらくは平山スタイルにて営業されています。
完全予約制の17:00-20:00営業、お任せコース10,000円(税サ、飲み物代別)。
そんな時間からだと仕事に行っていたら間に合わないので、仕事を休んで、もとい、仕事が休みの日に伺いました。

先付。
揚げ出し豆腐にお出汁を合わせ、タラの芽を乗せてあります。
寒い日々が続く季節、一品目は温かい料理から。
食器の模様と盛り付けは寸分違わず、美味しい料理が何倍にも美味しくなります。

1杯目は黒龍。
金接ぎされたお猪口で頂く日本酒は格別、温度管理も抜群で、美味しいですねぇ。

料理名が聞き取れず、、、悲しい。
蝦夷鮑、筍、雲丹、菜の花。
それぞれの具材に最小限の味付けを施し、組み立てて1つの味に仕上げた料理。
鮑ってこうして食べると、こんなにも美味しいんだ。

お椀。
一口、汁を飲んでからしんじょを頂く。
色々と説明を受けたけど、あまりの美味しさに聞き流してしまった。

2杯目は日置桜。
もうこの辺りからお燗でも構わないのですが、今夜は冷やで通そうかなと。

フグの身を引いた料理。
マスク越し、ビニール幕越しでは、会話は問題ないけど、聞いたことの無い食材名、料理名が聞き取れない。
だからとって訊き返すのも無粋、今夜は美味しくいただくことに徹する。

白甘鯛のお造り。
塩とか山葵とか醤油とか橙とか、どれで食べても美味しいのに、切り身は3つだけ。
悩みに悩んで、素で、塩で、橙と醤油を合わせて、山葵で口を漱いで。
切り身が小さいのは、その大きさで十分な美味しさだからなのか。

続けて醸し人九平次。
こちらはワイングラスで頂きます。
日本酒をちゃんと飲むようになって初めて取り寄せて飲んだお酒、今夜も美味しい。

八寸。
元々は酒の肴だったはず八寸、季節を感じさせるのは料理だけでは無く、芽吹く前の梅の木、柊の葉も立て役。
握りあり、お豆あり、三年もののカラスミもあり、揚げ物は海老とフグ、酢漬けのナマコあり。
どの一品もすっごく美味しく、この時間が永遠だったらなぁ。

扶桑鶴純米酒 高津川。
初めて飲みましたが、食材の味を邪魔しないお米本来のうま味を感じる、美味しいお酒。

焼き物。
鰤の幽庵焼き、おっきな金柑、サクッとした蓮根、多めのおろし。
焼き物には厚めのお皿で魚の温度が下がらないように、最後まで美味しく食べられるように。
焼き魚の香りと温度が引き立つように、冷たい料理を合わせて。

炊き合わせ。
1人分ずつ用意され、茸や慈姑、里芋などが綺麗に炊かれています。
猫舌の私ですがひるむこと頂くと、渾然一体とした様々な野菜の美味しさ。

一文字ご飯。
ご飯が三回出される懐石料理、1回目は「ご飯が炊き上がりましたよ」と出される一口分のご飯。
炊き上がっただけで、未だ蒸されておらず、味見と言うより合図。
昔の人は、こんなところでも料理を楽しんだのですねぇ。

ご飯物と香の物。
熊本の農家から取り寄せているお米(だったはず)、甘味が控えめで料理の後に食べるのにこれ以上のお米は考えられない。
以前、何故その農家からお米を取り寄せているのか、を訊ねたら、「食材は人です」と聞いたことがある。

お茶漬け。
最後のご飯は平山流にアレンジされているのかな、正式な献立なのか、良く分かっていません。
基礎知識を付けてからでは無いと、訊いても分からないから、先ずは勉強します。
残っている人生の時間で間に合うかどうか、諦めたらそれで終わりだよな。

甘味。
あまおうと蜜柑のゼリー、冷しすぎておらず、果糖だけの美味しさ。
想像すら出来ないほど手が込んでいて、美味しさを受け止めるが精一杯の美味しさ。
心の底からご馳走様でした。