
朝は、ゆで太郎西五反田本店(ホームページ)へ。
ゆで太郎は、信越食品が立ち上げたチェーン展開する路麺店です。
2004年から、ゆで太郎システムと共同ブランドとして運営され、どちらも大繁盛。
国産そば粉を使ったお蕎麦を食べられるのは今月一杯なんだけど、思うに任せられない。

今日も今日とで肉モヤシあんかけ中華580円、焼きのり100円、無料クーポンで納豆。
ひょっとしてお酢を掛ければ酸辣湯麺になるんじゃ無いかと、思ったらやらずにはいられない。
無料サービスの揚げ玉を諦め、無料サービスの紅生姜は普段の半分にして、赤鬼ととも盛り付ける。
納豆は軽く混ぜ、納豆に付いてきたネギをそっと添える。

食べてみると、甘いモヤシ餡に、辛い赤鬼に、酸っぱい紅生姜に、旨い納豆が渾然一体として美味しい。
間を見て板海苔をパリパリ、ほのかにニラが香り、中太麺を手繰る手も軽やかに。
いわゆるひとつの酸辣湯麺には遠く及ばないけど、これこれでふらわ流中華そば。
スルッと食べてご馳走様でした。

夜は、讃岐うどん宗(むね)へ。
2009/10オープン、立地は小田急小田原線向ヶ丘遊園駅の北口から徒歩数分。
以前から存在は知っていましたが、ラーメン一杯の代わりに食べる事なく、10年が過ぎていました。
いつまでもラーメンを食べていられる歳ではないので、たまにはうどんを。

店内に入ると、右手に製麺機、左手に券売機。
メニューを見ると、冷たい(ぶっかけ)うどん、温かいうどん、釜玉うどん、ご飯ものと揃っています。
うどんとしてかけ450円、ちくわ天うどん500円、かき揚げうどん600円、Mix天うどん600円、かしわ天うどん700円、天ぷらうどん800円。
ごはんものとしてライス150円、とり天丼380円、天丼700円。ビール350円。

店内は一文字カウンター9席。
ネット情報では10席とあるので、一席間引いているんですね。
全席に非接触アルコール消毒機、設置済み。
19時半過ぎの入店で先客8人、後客なし。

卓上には醤油、摺りおろし生姜、唐辛子、塩、揚げ玉。
唐辛子は吉野家ブランドですが、吉野家HDとは一切関係ありません。
うどん屋さんではたまに塩を見かけますが、どうやって使ったらいいのは未だに分かっていません。
立ち食い蕎麦なら「かき揚げそば」がベンチマークであり、うどんは「かしわ天うどん」だと信じてやまない私。

程なくして、かしわ天うどん700円。
種物は注文毎に揚げており、ここまで大きな「かしわ天」は初めて、明らかにうどんが足りないタイプ。
冷たいうどんに冷たいうどんつゆ、うどんつゆはいりこ出汁ではなく、鯖節出汁。
初めはうどんに軽く箔を作り、途中はシットリとまとわりつき、最後は染み込むほど味を感じさせます。

うどんはコシが強く、噛み切れないことはないけど、一、二本を啜った方が食べやすい。
小麦の配合、打ってからの熟成時間、などなど諸状況あるでしょうけど、このうどんがとても美味しい。
製麺所から取り寄せれば、「第三者の評価」がなされた安心感があるでしょう。
自家製麺は自らの五感が全て、つまりうどんが美味しいと言うことは、五感が素晴らしいと言うこと。

揚げたてのかしわ天、一切れ目はホックホクの温かさを楽しみます。
うどんに合わせるのではなく、芳醇系の日本酒に合わせてみたいにゃー
途中、うどんと共に味わうと、うどんの味を支える美味しさに変わります。
最後の方は、うどんつゆに浸して、これまた美味しい。

試しに塩を、大粒ですので「南の極み 天日塩」かな、塩辛いけどうどんの旨味が増すような気がする。
無料サービスは見逃すわけにはいかず、おろし生姜をふたさじほど、揚げ玉は蓮華で二杯も三杯も。
埋もれてしまったレモンを救い出し、残り数本のうどんにギュッと絞って食べ切りに向かいます。
美味しくいただき、ご馳走様でした。