
季節は真冬、梅が咲き出しました。
使い古された言葉ですけど、どんなに寒くても春に向かって準備しているってことだ。
私も頑張ります。

お昼は、らぁ麺鳳仙花 横浜店@横浜(横浜市西区南幸2-7-9)(公式ツイッター)へ。
歌舞伎町本店、綱島店に続く三号店として、本日2021/2/2オープン。
立地は横浜大勝軒の目の前、たまがったの斜め前、こんな場所に良く出店されましたね。
いずれも全く異なるラーメンなので、お客さんを奪い合うこと無く、繁盛されるでしょう。

今日と明日は1日300杯限定で、ラーメンとつけ麺を一杯500円で提供されます。
このオープニングセールは、経営母体のイングスの飲食店では恒例となっています。

店内に入り、左手の券売機で食券を買います。
メニューはフルメニューで、金目鯛らぁ麺800円、濃厚金目鯛白湯らぁ麺850円、金目鯛つけ麺850円。
今日と明日は、300杯限定で一杯500円。
麺はメニュー毎に変えているので、麺の増量はらぁ麺が替え玉、つけ麺は大盛りで対応されています。

席配置はコの字カウンターのみ、6席、4席、6席の16席。
全席にパーティションが設置されています。

一番奥の席に案内され、店員さんに食券を渡します。
卓上に調味料は用意されておらず、アルコール消毒液が置かれています。
カウンター台を低くした関係か、料理の説明書きはパーティションに貼られています。
紙エプロンもパーティションに用意されているので、そっと取り出して装着します。

程なくして、金目鯛らぁ麺800円(オープン特価で500円)。
金目鯛のアラだけを炊き出したと思われる清湯スープ、魚の臭みを残しつつ旨さも引き出しています。
魚の臭みを完全に取り除いてしまうと、魚のアラの旨味も一緒に取り除かれてしまうのでしょう。
これを好き嫌いが分かれるスープと称する人もいるだろうけど、どんなスープでも好き嫌いは分かれますよね。

三河屋製麺の全粒粉入り細麺はやや柔らか仕上げ、スープとの相性がとても良い。
スルスルと喉を滑っていく、個人的に最高に美味しい麺。
トッピングはスライス豚肩ロースレアチャーシュー、紫タマネギ、九条ネギ、穂先メンマ。
盛り付けが少し乱れていますが、まま、今後に期待ですな。

構えている以上に美味しい1杯、アレンジの必要が無い完成された味。
そもそも卓上に調味料は用意されていないし。
いやぁ、旨かった。

続けて、金目鯛つけ麺850円(オープン特価で500円)。
金目鯛のアラ炊きつけ汁と、三河屋製麺の全粒粉入り平打中細麺の組み合わせ、他に類を見ない。
チェーン店や資本力なる企業がやらないと、1杯850円では提供できないでしょ。
スライスチャーシューが麺の上に絞ってありますが、角切りのチャーシューが幾つかつけ汁に沈めてあります。

つけ汁はラーメンのスープとは別に炊き出した清湯スープ、紫タマネギとネギが散らされています。
平打中細麺をくぐらせて食べてみると、スープの旨味と麺の美味しさがまっすぐに伝わってきます。
麺量は一玉半と思われますが、余るどころか足りないほど美味しい。

麺を食べ終わったら、残ったつけ汁のスープ割り。
店員さんにつけ汁を残したまま器を渡すと、保温ポットから割スープを割り入れて、戻して下さいます。
割スープは貝出汁と説明があり、金目鯛スープと相性が良いですね。

店内では金目鯛茶漬けを食べているお客さんが何人かいて、ああ、未だ食べたことが無かったな、と。
スルッと食べてご馳走様でした。

お昼は、朝日ぎょうざ、タンメン@反町(横浜市神奈川区反町1-6-6)へ。
スペインバル キッチンばるきどの、ランチ間借り営業(9:00-17:00)として、2021/1/6オープン。
店主のユさんは中華料理人としての経歴が、30年以上とのこと。
来日され、新横浜で中華料理の調理人として15年ほど研鑽を積まれました。

吉野家HDが展開する、間借りマッチングプラットフォーム「シェアレストラン」を利用して、出店されました。
立地は反町駅から国道1号線に向かって徒歩数分、田ぶし、星印が面した通り、中島家の正面。
スタンダードメニュー以外に、今日はみそラーメンが限定メニューとのこと。

店内はバルとは思えないほど明るくて、清潔感に溢れています。
席はカウンター6席と2席、テーブルは4席、4席、2席、奥にもテーブルがありそう。
卓上には辣油、酢、醤油。
塩とオリーブオイルも置かれていますが、バル用の調味料のようです。

口頭注文後会計。
メニューは麺類がチャーシュー麺750円、タンメン700円、サンマーメン690円、坦々麺780円、チャーメン750円、ラーメン600円、麻婆麺730円。
ご飯ものは麻婆豆腐あんかけご飯730円、麻婆豆腐定食750円、特製チャーハン780円。
それぞれの餃子セットは200円増し。自家製手作り餃子定食10個780円。

飲み物に日本酒があるんだ、銘柄、造りが気になるなぁ。
鶏の唐揚げをつまみに、一杯やりたいけど、しばらくは無理だな。
厨房からは、中華鍋を振る勢いのある音が聞こえてきます。
アレが無い、コレが足りないと出来ない理由を探さずに、出来る範囲で出来るだけのことを、が調理人の腕。

程なくしてサンマーメンセット890円のサンマーメン690円。
見るからにタンメンの麺相、モヤシが多いのがサンマーメン、少ないのがタンメンなのかな。
スープは味覇(ウェイパー)の味が隅々まで行き届いていて、平たく言えばウェイパーを使って野菜を煮込んだ味わい。
私としては中華料理ではなく中国料理の味わい、毎日でも食べられる中毒性のある美味しさ。

中細麺はやや固め仕上げ、正直、中華料理の麺には何も期待していないので、美味しくいただけます。
スープと共に煮込まれているのはモヤシとニラ、玉ねぎ、ニンジン、豚バラ肉とオーソドックス。
身近で手に入る食材を料理人の腕で美味しく仕上げる、こういうラーメンは大好きです。

もちろん麺類だけでもオーダーできますが、せっかくだから餃子200円をセットにしました。
餃子は半チャーハンに変更できますが、本格的な餃子を食べてみたくて、変更せず。
マイブームに沿って酢胡椒をと卓上を探すも、胡椒が見当たらない。
今日のところは辣油と酢で、豆皿で調合せず、直接掛けて頂きます。

4個で200円は多くのラーメン店の冷凍餃子より高め、味も高め。
皮から伸ばすところから店内で作るとのことで、餡と皮の一体感がその辺の餃子と違う美味しさ。
あっさりした味わいは色々な調味料に合うし、点心とはそもそもそういう料理では無いでしょうか。
スルッと食べてご馳走様でした。

夜は恵方巻。
方角を確認するまでも無く、無言で一本食べられるとは到底思えず。
美味しくいただき、ご馳走様でした。