
仕事が忙しいと、朝はコンビニパン、昼はお手製お弁当になることが多い。
サービス残業ならぬ、早出サービスと、お昼時間削減サービス、なのかもしれない。
そんな30分、1時間を多めに仕事をしてまでも早く帰りたいのかと訊かれれば、帰れない。

夜は、みそらーめん 美味(うま)そ@黄金町(横浜市南区前里町3-68)(公式インスタグラム)へ。
黄金町から徒歩6分の炭火焼き鳥だんらん亭跡地に、2021/2/8オープン。
店主さんはちばき屋出身、ちばき屋って醤油ラーメン(支那そば)がウリで、味噌はやってたっけ、な。
祝い花は、ちばき屋の千葉店主さん以外に、(ちばき屋関連店の)かもめ食堂出身である花道@気仙沼の大和田店主さん、ちばき屋出身である半ざわの半澤店主さん、などなど。

祝い花の裏側、店先にはメニューの短冊が掲げられています。
ラーメンは素ラーメン600円、みそラーメン850円、辛みそ900円、半熟玉子入950円、
みそコーン1,000円、みそキノコ1,100円、サバみそ1,150円、みそ麻婆1,250円。
老舗製麺所である浅草開化楼特製麺の木札が掲げられています。

店内に入ると、すぐに厨房を囲むL字カウンター6席があります。
先客2人、どちらとも密にならない席座ります。
店内奥には小上がりがあって、4人掛けが2卓、3人掛けが1卓、計17席。
前店が焼き鳥屋でしたので厨房施設はスクラッチアンドビルド、座席はそのまま、な感じでしょうか。

口頭注文後会計、先ずは公式インスタグラムでオススメしていたラーメンを注文してから、メニューを眺めます。
お昼は、昼セットと称してラーメンに白めし100円、豚めし250円が付けられます。
逸品には、白めし150円、豚めし350円、水餃子600円、サバみそ300円。
飲物にはビール450円、ハイボール400円、レモンサワー400円、ウーロンハイ400円、ジュース類250円。

トッピングは辛み玉とバターが50円。
オニスラと油揚げ、半熟玉子、わかめ、ネギ、メンマが100円。
コーン150円、豚バラ250円。

夜メニューにアヒージョ600円、もつ煮込400円、出汁巻玉600円など。
誰も頼んでいなかったので、ひょっとしたらカミングスーンの可能性もあります。

卓上には生醤油、ピンクソルト、辣油、胡椒が用意されています。
うーんと、塩が必要になる料理が見当たりませんが、今後に期待ということでしょうか。
水餃子があるけど、餃子のたれセットの酢が見当たらず、醤油と辣油で頂くのかな。

厨房を覗くと、中華鍋を振ってスープで野菜を煮込む、北海道味噌ラーメンスタイル。
店主さんはオーダーを俯瞰し、一度に4人分を仕上げたりするラーメン職人。
ラーメンを調理しながら、水餃子やご飯物の調理も難なくこなしています。
手伝っている女性店員さんは、接客や配膳にかなり慣れており、店主さんと前店で働いていたのかな。

程なくしてサバみそ1,150円。
これまで1,000杯以上の味噌ラーメンを食べてきましたが、サバみそがトッピングされたラーメンは初めて。
ベースのスープは豚ガラ鶏ガラと思われる清湯、先ずはこのスープが丁寧に仕上がっていてとても美味しい。
野菜は生のままスープで煮込むのではなく、先に油で軽く炒めてからスープに合わせています。
スープに野菜の旨味があまり移らず、スープはスープ、野菜は野菜で楽しめます。
こう言う野菜の食感が残っている方が、個人的には好みです。

浅草開化楼の中太麺、僅かに固め仕上げでスープによく合っていて、とても美味しい。
改めて考えてみると、ちばき屋って浅草開化楼を使ってるんだっけ?祝い花があったちばき屋出身の半ざわは浅草開化楼だから、そうなのかな。
野菜はキャベツ、ニンジン、モヤシ、キクラゲなど、挽肉もタップリ入っています
トッピングはメンマ、白ネギ、そしてサバみそ。

サバみそは、食べる前の写真では1つに見えるけど、実際は2つ(盛り付け改善要)。
一口では食べられないほど大きくて厚く、サバみそとして美味しくいただけます。
トッピングのためだけにサバを捌いて仕込んでいるとは思えませんが、サバ缶ではないでしょう。
二つで300円のお値打ち価格、ハイボールのアテで頂いてみたい。

奥に座敷があるので満席にはならないけど、後客が続々と入ってきます。
ラーメンだけ食べるなら気にならないけど、軽く飲むとなると混んでくると気になるなぁ。
スルッと食べてご馳走様でした。

夜は、横浜家系ラーメン 極味家(きわみや)日ノ出町店@日ノ出町(横浜市中区日ノ出町)へ。
2018/12/7オープン、京急日ノ出町駅から徒歩1分、株式会社ジョイフードの運営。
他に天王町店(2014/3/3-)、白楽店(2016/1/7-)、北浦和店(2020/6/5-)と全4店舗。
白楽店はネット上で「六角橋店」と表記されていますが、正しくは「白楽店」です。

ファサードから、町田商店を運営するギフトのプロデュース店であることは間違いの無いところ。
※ここまでコンセプトが似ていて「ギフトとは無関係です」ならば訴訟問題ですな。
食べる前からメニュー構成、卓上の様子、ラーメンの味が想像できます。
しかしながら、想像は想像であって現実とは異なるので、自身の五感で確認したいところ。

店内に入ると左手に券売機があります。
メニューはラーメン730円、塩ラーメン730円、味噌ラーメン830円、辛豚ラーメン830円、つけ麺830円。
ご飯ものはまぶし丼、キャベ丼、ネギチャ丼、いずれも330円。
サイドメニューは肉汁餃子(5個)450円、飲物はビール290円、生ビール480円など。
開店から18時まではライス無料サービス、今夜は間に合わず。

買った食券を店員さんに渡す「お好みはございますか」と訊かれますので、好みを伝えます。
席配置は厨房を囲むL字カウンター8席と3席、窓際に2人掛けテーブルが3卓、計15席。
家系ラーメン店は床がヌルヌルと滑ることが多かったり、テーブルの調味料から不衛生を感じることもあります。
こちらの店舗は、床やテーブルの清潔感が保たれ、美味しくラーメンが頂けますね。

卓上には、ブラックペッパーグラウンド、ニラからし、おろしにんにく、、酢辣油、ゴマ、豆板醤、刻みしょうが、刻みたまねぎ。
右端に用意された刻み生姜と刻みタマネギの容器、スプーンを差すと蓋が閉まらないことが多いのですが。
容器が二重(?)になっていて、内側の容器にスプーンが置けて、蓋が閉まるようになっています。
忘れないウチにLINE友達登録して、ラーメンの出来上がりを待ちます。

程なくして塩ラーメン730円、いつもは麺柔らかめですが、今夜は麺固めで。
想定内とは言え、まんま、ギフトプロデュースの家系ラーメンの麺相に、ほっと一安心。
熱々のスープは豚ガラの旨味より鶏ガラの甘味を感じ、醤油たれより塩たれとの相性が良いと感じる美味しさ。
家系ラーメン好きには不評のクリーミーなスープですが、私は好きな味、定期的に頂いています。

極味家と刻印された麺箱に入っている、四之宮製麺と思われるコシのある中太麺。
このスープだと柔らかめの印象が良くないので、固めにして相性バッチリ。
トッピングは厚めの豚バラ巻きチャーシュー、板海苔三枚、茹でほうれん草、うずら一個、色紙切りの長ねぎ。
長ねぎは白い根の部分だけではなく、青い葉の部分も混ざっていて、ネギラバーの私には嬉しい。

麺を半分以上食べたところで、お楽しみの味変タイム。
刻みタマネギ、刻み生姜、容器に「入れると絶好調になります」と貼られているニラからし。
他店では見たことのないニラからし、おろしニンニクと豆板醤、ニラが練られいて、これが悪魔的にスープに合います。
スルッと食べてご馳走様でした。
