
今日も今日とて自宅待機。
猫の額の庭に除草剤を撒く予定が、すっかり寝坊、すっかり陽が高くなってしまいました。
仕方ない、明日以降か。

お昼は、横浜家系 岳家(がくや)@追浜(横浜市金沢区六浦東1-22-6)へ。
2021/9/15オープン、20年前に港南台で創業、数年後に名古屋へ移転し、6年経って故郷へ凱旋。
※横浜家系ラーメン岳家@横浜市港南区(1999/11/18-2011/7/31)、横浜家系ラーメン岳家@名古屋市昭和区(2015/11/24-2018/11/3)、大人のまぜそば 麺dining岳家@名古屋市昭和区(2018/4/21-2021/8/14)
立地は追浜駅から徒歩8分、ランタナハウスという不動産屋の跡地。

祝い花に隠れて読めないので、転記。
『一般的に使われる鶏ガラや野菜など他の旨味に頼らず、スープの成分は豚骨と水のみ。
その製法は昭和の時代から続く職人技、元祖炊き出し製法です。
飲み口は軽く、脂を乳化させスープの中に閉じ込めた豚骨本来の旨みをお楽しみ下さい。』

営業時間は、11:30-14:30 17:30-21:30、麺切れ次第終了。
定休日は日、月、祝日。
ちなみに、店名の「岳家」の由来は、店主さんの名前から。

店内は厨房を囲むL字カウンター2席と5席、2席は祝い花が置かれていて使われていません。
テーブルは2人掛けと4人掛けがそれぞれ1卓、計13席。

いったんは口頭注文後会計、注文時に家系お好みは訊かれませんが、言えばやってくれます。
メニューは、ラーメン並750円、中850円、大950円。
トッピングはのり、ほうれん草、味付玉子が各100円、チャーシュー250円。
ご飯ものは半ライス100円、ライス150円、大ライス200円、チャーシュー丼400円(ハーフ300円)。

卓上には昆布酢、白胡麻、ブラックペッパー、辣油、山椒。
家系ラーメンなのにニンニクや豆板醤が無いのは、「ウチのスープに合わない」からとのこと。
とはいえ、用意はしているので、言って下されば対応されるとのことです。
(今日は間に合っていないけど、近くメニューに記載するとのこと)
カウンター台に鞄フックが掛けられていたので、ありがたく利用しました。

スープの調整が入って少し待たされ、ラーメン並750円、ほうれん草100円。
今風の白磁切立丼にたっぷり注がれたスープは、しっかりと豚骨出汁ながら後味すっきりで上品な味わい。
チー油を殆ど感じないサラサラとした口当たりが、とても美味しい。
この味わいは、現代の家系ラーメンを席巻している「濃厚豚骨」とは真逆で、ラーメンショップ寄りの味わい。
私の好みではこの味わいがベストですが、現代のラーメンシーンを牽引されている若者のウケはどうだろうか。

中根製麺の中細麺はデフォで固め仕上げ、スープとの相性はあと一歩といった感じ。
トッピングは豚バラ巻きチャーシュー、大きな焼海苔が3枚、冷凍茹でほうれん草。
家系ラーメンではほうれん草増しを忘れずに、とても美味しかった。
途中で昆布酢を少し掛けてみましたが、合う様には感じませんでした。

『元々ウチは寿々喜家の孫弟子みたいなもので、その頃からスープの炊き方は変わっていない』
『吉村家は移転してスープを「炊き出す」から「煮出す」に変えてしまった』
『移転前の吉村家のスープを守っているのは、寿々喜家だけではないだろうか』
「炊き出すスープ」と「煮出すスープ」の違いが分からない、残念な私。
スルッと食べてご馳走様でした。

せっかく追浜まで来たので、近くに宿題店のラーメン丸山家に伺ってみました。
が、今月末まで休業とのこと。
もう何敗したか数え切れないけど、いつか必ず。

帰りは安全運転で。
安全運転過ぎて、自宅を通り過ぎてしまう。
歳を取ると思いがけないことが普通に起こる。