
朝は、いわもとQ歌舞伎町店(公式ホームページ)へ。
いわもとQは歌舞伎町店以外に浅草店、池袋店、神保町店と展開されています。
歌舞伎町では24時間営業している店舗のひとつ、昼間に伺ったことはありましたが、朝食は初めてです。

店先には綺麗にレイアウトされたメニューが貼り出されています。
セットメニューから始まって、そば単品、丼物。
そばはもり、かけ、ひやの3種類が選べますが、食券を出すタイミングで伝えます。
5時から11時まではモーニングサービス、かき揚げそばと温玉たぬきが100円引きで提供されています。

綺麗にレイアウトされた券売機。
モーニングサービスの時間帯では、かき揚げそばと温玉たぬきそばは売り切れています。
「いつかは天丼セット」と夢を見ながら、今日はモーニングサービス。

受付で食券を渡し、お蕎麦が出来上がるまでに席を確保します。
店内中央に相対カウンターだった8席、隣に2人は食べられる円卓、壁向きカウンター8席。
卓上に調味料は無くて、受付に七味、天丼タレ、紅生姜、山葵が用意されています。
先客3人、後客3人、これから仕事に向かうのは私だけで、他のお客さんは全て仕事帰りの顔つき。

程なくして、朝のかき揚げそば(かけ)390円、通常は490円。
久し振りだったので薬味ネギの増量を伝え忘れましたが、まま、久し振りだからね。
後味すっきりの蕎麦つゆが朝からとても心好い、ゆで太郎ロスを埋めてくれます。

自社製麺のお蕎麦、打ち立てまでは望めませんが、とっても心好くてスルスルと食べられます。
揚げたてのかき揚げが少しずつ蕎麦つゆに溶けて、サクサクした食感とシットリした口当たりが楽しめます。
美味しくいただき、ご馳走様でした。

お昼は、麺やうぐいす曙橋店@新宿区住吉町(公式ツイッター)へ。
都酒場 閃光花火の業態変更として、2021/4/26オープン。
立地は曙橋駅から徒歩数分、いきなりステーキ!の斜向かいリフレッシュ住吉Bビル、地下1階。

店名の由来を訊くと「和食の店にしたかったから」となんとも安直な命名、なんの思い入れも無さそう。
地下には2店舗の飲食店があり、左が麺やうぐいす、右が中華料理福餃子。

メニューはつけ麺のみに見えますが、券売機にはまぜそばもあります。
麺量は並盛400g、大盛600gとありますが、恐らく茹で後。
茹で前の麺量は1.7で割って250g、375gだと思われます。

店内に入るとすぐ右手に券売機。
メニューはつけ麺並盛750円、大盛850円、特製まぜそば並盛850円、大盛950円。
トッピングにやさい並・大・特200円とあるけど、一体どんな野菜だろうか。
ごはん並・大100円、半チャーハン200円、ネギチャーシュー丼270円、水餃子280円。

店内は左手が逆コの字カウンター、3席、2席、3席の8席、右手が2人掛けテーブルで2卓。
卓上の調味料は、辣油、酢、魚粉、七味、白胡椒。
食券を渡し、お冷やを飲みながらラーメンの出来上がりを待ちます。

15分ほど待って、本日の日替りランチ900円。
トッピングは麺丼に豚チャーシュー、鳥チャーシュー、メンマ、焼海苔、貝割れ、カットレモン。
つけ汁になると、白葱、ワカメ、とかなり多め。

中太麺は丸山製麺の特注麺、麺肌が滑らかなのは美味しいけと、つけ汁との絡みはイマイチ。
雑誌の紹介記事には「自家製麺」とありますが、製麺所に小麦粉の配合や形状などをオーダーして麺を打ってもらうのは、自家製麺ではなく特注麺ではないでしょうか。
つけ汁はとんこつ三割に魚介出汁六割に感じ、かなりあっさりした味わい。
またおま系のつけ汁とは全く異なる、ラーメン職人ではない和食職人らしい味のまとめ方が素晴らしい。

今日の日替わりはチャーシュー飯(150円相当)、つけ麺にご飯物をセットで食べるのは初体験。
単にチャーシューの端材を乗せるだけではなく、刻みネギを乗せる辺りが和食職人ですな。
つけ麺との食べる順番が分からなかったので、合間々々に頂く心好さ。
アラ高の私には間違いなくカロリーオーバーですが、今更カロリーオーバーを気にしてもにゃー

麺を食べ終わったらスープ割り。
割スープは保温ポットに用意されていて、味見するとカツオだし。
少しずつ割って味見したりせず、一気に割り入れて、心好く頂きます。

ああ、カットレモンを使い忘れたな。
食べ終わって店員さんと一言二言、ラーメンはやらないのですか?と訊くと、厨房設備が足らないとのこと。
寒い冬はあつもりでしのぐのだろうか。
スルッと食べてご馳走様でした。

夜は、桂花ラーメン新宿東口駅前店@新宿三丁目へ。
今更、改めて何の説明も要らない桂花ラーメン、何年振りの訪問だろうか。
とは言え、今時のラーメン好きは食べたことがないどころか、名前も知らないのでは無いだろうか。
別に良いんじゃ無いかな、全ての店舗に行くとか、全ての種類を食べるとか、無理だし。

一応はメニュー紹介。
桂花拉麺780円、叉焼麺950円、阿蘇拉麺850円、太肉麺(ターローメン)1,000円。
東口駅前店限定の背脂ニンニク叉焼麺1,000円、味噌太肉麺1,050円、味噌桂花830円。
トッピングは味付玉子100円、キャベツ100円、太肉250円、赤マー油変更100円。
大盛150円、替玉150円。

味噌桂花は販売がいつから始まったのかは不明。
「毎日お店で仕込んでます!!」はスープではなく味噌たれだけではないでしょうか。

店内に入ると先客3人、後客3人。
角が丸いカウンターは10席ありますが、パーティションは2席ずつなので、全員一人客だと5人だけ。
2階もありますが、しばらく使っていないそうです。

当店のラーメンは、の説明書き。
経営が代わる前はホント固茹でで、熊本のラーメンはどこも固茹でなのかと思いました。
今は経営が代わって製麺所も代わり、中太麺から中細麺になり、固くありません。

程なくして、味噌桂花830円。
桂花ラーメンであれば、今も昔もセンターに味付玉子(固茹で玉子)。
トッピングは太肉、茎ワカメ、メンマ、ネギ、全体にマー油が掛けられ独特の香りが立ち上ります。

やや臭みの残る豚白湯スープに中細麺を合わせ、味噌たれはちょっと合っていないかな。
かつてはグッと押し返すほど固かった麺、今では柔らかに麺に寄り添っています。
私が初めて食べたのは2002/11、いつか熊本の本店で食べてみたいと思い、行けたのは10年後の2013/9。
現代の綺麗系なラーメンを食べ慣れている現代の若いラーメン好きが食べたら、どんなことを感じるのだろう。

ラーメン自体には何の目新しさもありませんが、それでも生き残っている。
無事之名馬とは桂花ラーメンのことか。
スルッと食べてご馳走様でした。
