
待ちに待った土曜日。
普段より1時間だけ寝坊して、ささっと出掛ける。
おう、未食店が俺を待っているぜ、、、言ってみたかっただけです、スミマセン。

早めのお昼は、らぁ麺善治(ぜんじ)@横須賀中央(横須賀市若松町1-4)へ。
2021/12/16オープン、立地はSHOW TIMEの隣り。
営業時間は10:00-02:00 無休ですので、10:00に伺ってみました。

500円オープニングセールといい、荒武者を使った麺といい、てっきり森井プロデュースと思い込んでいました。
食後に伺うと、「イングスや森井のオープンニングセール、蘊蓄を参考にさせていただきました」とのこと。
まあ、それをパクリと言う人もいるだろうな、私はそうは思わないけど。

店内に入るとすぐ左手に券売機。
メニューは塩と醤油、それぞれあっさりの清湯750円と濃厚の白湯790円の4種類、
券売機の最下位に、トッピングがネギだけの500円ラーメンが用意されています。
ご飯物は名物うなぎ丼380円、炊き込みご飯300円、スタミナネギチャー丼350円。

席配置は厨房を囲むL字カウンター2席と5席、4人掛けテーブルが2卓、計15席。
店内奥にある厨房らしき設備が謎、何に使う予定なのかは訊き忘れました。

お好きな席へどうぞと案内され、自然光が燦々と差し込むカウンター席へ。
卓上にはおろしニンニク、あらびきこしょう、山椒。
一番客で入店したので先客ゼロ、後客4人。

こだわり。
店舗の随所にあるという「江戸の雰囲気」はちょっと分かりませんでした。

程なくして、醤油らぁ麺750円、名物うなぎ丼380円。
スープは豚ガラ、鶏ガラ、牛ガラに節系をブレンドした、奥深く幅広い(を目指す)味わい。
まだまだオープン1週間、各食材の旨味をまだまだ引き出せそうな伸び代を感じます。
今日はまだまだですが、これから麺線も整ってくるんだろうな。

細麺は宝産業、麺自体はとても心好く、スープとの相性は鋭意調整中。
濁っていない綺麗な茹で湯で茹でられるのは開店1番客だけの特典、麺肌がとても綺麗。
トッピングは豚バラチャーシュー、江戸菜、細切りメンマ、九条ネギ、梅干し。
梅干しの食べ方が難しいけど、食べたいように食べた良いんじゃ無いでしょうか。

ラーメンを半分ほど食べたところで、うなぎ丼。
江戸の名物ならアナゴだろ、と思いましたが。
「江戸の名物はアナゴ、ウナギ、テンプラ。この辺りには外国人が多いので、ウナギにしました」
ラーメン屋のサイドメニューでウナギを食べたことは初めて、提供されている店舗を訊いたことがありません。

山椒を振って食べてみると、値段と提供時間からは考えられないほど頑張っているうなぎの蒲焼き。
提供前にバーナーで炙ってたれの焦がされた香りが立ち、ウナギ自身はふんわりとした食感、心好い。
こんな風な頑張り方もあるんですね、でも、頑張りすぎないように。
だからといって、ネギを乗せなくても良いんじゃ無いかと思います。

食べ終わって、店主さんと少しお話をさせて頂きました。
再び食べに来たいなぁ、でも横須賀は遠いなぁ。
スルッと食べてご馳走様でした。
食べ終わって電車移動、次のお店は11:00オープンです。

お昼は、麺屋 坦蔵(たんぞう)@新大津(横須賀市根岸町5-16)へ。
2021/12/18オープン、店主さんの門地は不明です。
立地は平松屋北久里浜店跡地、新大津駅から徒歩7分ほど。
営業時間は11:00-15:00 17:00-02:00 無休。

坦蔵の坦は担々麺の担の誤記かなぁって思ったら、オープン告知フライヤーには「担蔵」って書かれてます。
その他を幾つか確認し、「坦蔵」で間違いないだろうと。

メニューは担々麺850円、汁なし担々麺850円、醤油ラーメン850円。
担々麺は1辛から3辛までは同額、それ以上の辛さを所望される方に10辛(現金追加)も用意されています。
チャーハンは塩と醤油、どちらも500円。
アルコール飲料は用意されていないんですね、今日のところは。

食券を店員さんに渡し、鞄を席に置いたタイミングで「店内奥にドリンクサービスがあります」と案内されます。
向かってみると、緑茶、カルピス、黒ウーロンが置かれていました。
単体ではカルピスを久し振りに飲んでみたかったのですが、ラーメンとの相性を考えると黒ウーロンかな。
ちなみにお冷やポットは各席に用意されていますが、コップはここにしか用意されていません。

席配置は厨房を囲むコ字カウンター2席、6席、2席、4人掛けテーブル、計14席。
卓上には白胡椒、一味、ニラキムチ。
一番客でしたが地のお客さんに並びを譲り、先客5人、後客続々。

程なくして、汁なし担々麺850円。
汁なしの考え方はお店の数だけあると思うけど、醤油たれと芝麻醤が麺の半分まで浸かっているのは初めて。
トッピングは大量の挽肉、大量の辛味ネギ。
この汁なし担々麺を汁なし担々麺の進化だとは思いませんが、汁なし担々麺の多様性は広がるばかり。

初めてのラーメンは食べ方が分からないけど、油そばのように全体を馴染ませてから食べることにします。
辛さや酸味、痺れは殆ど感じず、たれと芝麻醤で頂く太麺が味が単調になりやすい。
そこを辛味ネギがアクセントを付け、最後まで飽きさせずに味わえ、とても心好い。

そのまま食べ切るのもアリですが、お楽しみの味変タイム。
味変と言っても、今日はニラキムチを合わせてみました。
単に辛くなるだけと思いましたが、ニラ自体が好きなので、これはこれで楽しい味変。

麺を食べ終わると、案の定、たれと芝麻醤がたっぷり残ったので、現金で半ライス100円。
半ライスをお願いしたのに、並ライスが提供されるラーメン屋あるある。

ライスをそのままラーメン丼に入れます。
汁ありならスープをお茶碗に掛けるのですが、汁なしなのでご飯をラーメン丼に入れる、と。

再び全体を良く馴染ませてながら、レンゲですくって頂きます。
辛さも痺れも感じないたれと芝麻醤で頂くライス、心好いですなぁ。

食べ終わってから、店名の坦は担ではないか、とか、どちらの店舗で働かれていたんですか、とか。
幾つかお訊きしたいこともありましたが、話し掛けるタイミングを掴めず。
スルッと食べてご馳走様でした。

せっかくここまで来たので、後2軒は行っておきたかったのに。
寄る年波、先のことを考えると、これ以上ラーメンを食べるのは厳しい。
無理が出来ないのは寂しいけれど、いつかはこうなると思っていたので驚いてはいない。