
街のあちらこちらで、紅葉が始まっています。
山林に分け入って紅葉狩りをしたいのは山々ですが、思うに任せず。
来週でも間に合うだろうか。

お昼は、麺工房とり夢@中田(横浜市泉区中田南3-7-5)(公式ツイッター)へ。
中田駅徒歩数分の、味噌ラーメン雪ぐに跡地に2022/10/22オープン。
前回は「お前には10年早い」と振られましたが、今日は無事に営業されています。

厨房を囲むL字カウンター4席と6席、計10席。
店内は自然光に溢れていて、もうそれだけで田舎育ちの私は料理が美味しく感じます。
厨房のバックカウンターは透明ガラスで、ガラスの先の小部屋には製麺機が置かれています。
前客4人、「こちらの席へどうぞ」と案内され、お冷やを運んできてくださいます。
オーダーは口頭注文後会計。
メニューは鶏そば850円、鶏つけ麺920円。
それぞれに特製が用意された、昔で言う青葉方式、今はなんて呼ぶのかな。
ご飯物はチャーシュー丼300円、玉子かけご飯200円。

卓上には胡椒、一味唐辛子。
奥さんとお母様と思われる2人がホール、ややバタバタ気味。
テーブルの仕切りと調味料置き場が対ではないので、座った席によっては使いにくいかな。
調味料はともかく、箸立ては席数分用意されてもいいんじゃないかと。

程なくして、鶏そば850円。
スープを飲んでみると、「私はこのスープが美味しいと思ってます」がバンと伝わってくる味わい。
最高に美味しい味を目指すんじゃなくて、自身が美味しいと思う味を提供する。
いいですねぇー、しかも美味しいので更に良い。

自家製麺の細麺、スープとの相性はあと一歩。
ツイッターで麺の打ち方を変えたとあったので、訊いてみると国内産の小麦粉に変えたそうです。
ここまで麺が美味しいと、つけ麺も試してみたくなります。
トッピングは豚肩ロースチャーシューが2枚、メンマ数本、なると、薬味ネギ。

声を掛けたら迷惑かも知れませんが、声を掛けずにいられません。
話によれば、関西(奈良)のラーメン店をいくつか経験し、神奈川でも何店か経験されたとのこと。
「最後の修行先は?」と訊く前に「最後は麺や食堂にいました」と。
スルッと食べてご馳走様でした。

店を出てブルーラインに戻り、阪東橋で下車。
横浜橋通商店街を端から端まで通り抜け、三吉橋通り商店街へ。

遅めのお昼は、ラーメン三亀(みかめ)@阪東橋(横浜市南区浦舟町)(公式インスタグラム)へ。
2022/9/11オープン、阪東橋駅から歩いて10分ほど。
経営母体はダイビングショップ
リコモ、ダイニングバー リコモをオープンさせ、今度はラーメン店。
店員さんのお馴染みさんとのおしゃべりに聞き耳を立てると、石川町にあった「かめせん」で修業されたらしい。

店先の立て看板には、「豚鶏ホタテラーメン」とあります。
横浜で「豚骨醤油」とくれば、家系ラーメンかどうかを「それぞれの基準」で議論されているのを散見します。
ちなみに、麺の茹で加減、脂やたれの量を調整してくれるのは、家系ラーメン「だけ」の特徴ではありません。
どこの店でも頼めば対応してくれることが多く、そもそも発祥はラーメンショップですから。

メニューは三亀ラーメン700円、賄い醤油ラーメン700円、三亀ハーフラーメン600円、お子様限定ラーメン500円。
ご飯物は炙りチャーシュー丼300円、メンタイご飯200円。
ラーメン屋では珍しいメニューとして、横浜杏仁200円、亀魔具玲麺900円、元気1,500円、テキーラ500円など。
敢えてアイドルタイム狙いで13:30に伺うも、前客3人、後客多数。

こぢんまりとした店内、厨房に面したカウンター4席、奥の端にお一人様席、計5席。
食券を渡し、お好みを訊かれたらお願いしようと思いましたが、何も訊かれなかったので何も言わず。
卓上には牛肉ラー油、辛、刻みニンニク、フライドオニオン、醤油、酢、あらびきこしょー、白胡椒、黒胡椒、白胡麻。

程なくして、三亀ほうれん草増しラーメン800円。
「超濃厚」との前情報でしたが、家系ラーメンにしたら標準的な濃度、ホタテ感は殆どしません。
出来のブレのか、私の味覚障害なのか、、、私に原因があるんだろうな。

菅野製麺所の中細麺は固め仕上げ、スープとの相性は程々に感じます。
トッピングは豚バラ巻きチャーシュー、焼海苔3枚、茹でほうれん草、薬味ネギは先入れ。
増したほうれん草は風味豊かで、スープには合っていないけど、ほうれん草としてはとても美味しい。

麺を半分ほど食べたところで、お楽しみの味変。
今日は牛肉ラー油、刻みニンニク、フライドオニオンで味変を試してみます。
スープがあっさりめですから、ニンニクの辛さがキリッと効いて美味しい。

お客さんの殆どは、店長さんと以前からの知り合いの様で、和気あいあいと盛り上がっていました。
美味しくいただき、ご馳走様でした。

夜は大森の住宅街へ。
今夜は石塚会の特別会、良理。
遂に良理でも石塚会が開かれることになるとは、万感胸に迫る思いです。

大抵の貸切はカウンター席の、つまり6人だけなのですが。
今夜は全席が使われています。

自家製のお豆腐。

なめこと昆布の松前漬け。
橙を搾ってあります。

良理のスペシャリテ、五目豆。
付け合わせは玉子とガリ。

自家製のうるか、鰹の生ハム、カラスミ、カブの甘酢漬け、ゆでし、紹興酒に浸けた桜海老、などなど。

鱧のお吸い物。

シマアジ、サンマ、エボダイ、鱧の卵

いくら。

柚子山椒、銀杏、たらこ

柿ナマス、そ

ごはん、お米はミルキークイーン、ちりめん山椒

甘味。

お茶。

楽観。
4月のことば 「花開蝶自来(はなひらかばちょうおのずからきたる)」

美味しくいただき、ご馳走様でした。