/イルミネーション/せいろ蒸しと創作和牛 隠居亭 新宿西口本店にて牛タンせいろコース/
西新宿は多くのイルミネーションで彩られ、かつては寒空に震えてカメラを構えたこともありました。
今でも通りかかればカメラを鞄から取り出すことはあるけど、わざわざ行ったりはしなくなりました。
人の心は季節と同じよう移ろうのだろうか。
今夜は、せいろ蒸しと創作和牛 隠居亭 新宿西口本店。
とても堂々とした店構えで、ふらっと入るのでは無く、きちんと予約して伺うお店なのかな。
牛タンの蒸し料理を食べたくて、友人にお願いして予約を取ってもらいました。
店中に入り、予約してある旨を告げると、長い廊下を歩いて部屋まで案内して下さいます。
半地下の店舗は個室が殆どですが、少し広めの席も用意されている様です。
いつまでも昔は良かったと懐かしんでも仕方ないけど、
大部屋でワイワイガヤガヤと飲んだ日がひどく懐かしい。
個室といっても換気を兼ねて天井までに十分な隙間があり、廊下側もきっちり閉める感じではありません。
料理や飲物をアラカルトで注文しても良かったのですが、初訪ですし、お得なコース料理を予約しました。
【せいろ蒸し】牛タンせいろ蒸しがメインの全15品『牛タンせいろコース』、2.5H生ビール付飲み放題で5,000円。
飲み物はタッチパネルでオーダー、取り分け皿やお冷もオーダーできます。
今夜は西新宿で二人お疲れ様会、先ずは生ビールで乾杯。
いつも飲みに付き合ってくれてありがとう、ね。
【前菜】豪華おばんざい六寸
クリームチーズ西京漬け、いくらのみぞれ和え、さつま金時、柚子香りこんにゃく、長芋梅水晶、筍の煮物を小分けしてあります。
仕切り毎に事前に用意されているのか、席に座るとすぐに提供されるのが嬉しい。
六寸は「八寸では無く六寸、つまり六品」という洒落だと思うけど、八寸は八品と言う意味ではないけどね。
【葉物】気まぐれ海鮮サラダ
サニーレタスや水菜のサラダに、サーモンやマグロの切り身を散らし、ドレッシングを軽く合わせてあります。
ドレッシングが野菜によく合っていて、とてもいい感じです。
【鮮魚】本日の鮮魚お造り3種盛り
店員さんの説明を聞きそびれてしまったけど、さしみは鯛、鮪、サーモンかな。
蒸し料理を楽しみに伺ってはいても、刺身は食べたいよね。
大葉の上にツマを乗せ、山葵醤油をつけた刺身を包んで食べるのが好き。
【逸品】しらすぶっかけ出汁巻き玉子
出汁巻き玉子にしらすをたっぷりと掛けてあり、三つ葉の香りが漂います。
塩の香りがする玉子焼き、美味しいですなぁ。
ここで日本酒、銘柄は松竹梅のみですね。
純米大吟醸や特別純米酒とかばかり飲んでいると、日本酒の楽しみの幅が狭まる。
大量消費を目的とした日本酒、少し冷やし過ぎですけど、料理に合ってとても心好い。
【和牛】和牛タン肉寿司
ロースやカルビの肉寿司は食べたことがありますが、牛タンの肉寿司は初めて。
しっかりと焼き上げた牛タンと固めに握られたシャリの相性が抜群、美味しいですなぁ。
【揚物】若鶏の九条ネギポン酢
大きめに揚げられた鳥唐揚げ、九条ネギとポン酢とは好相性。
コースに唐揚げはどうかなぁって言う思いつつも、これだけ美味しければ全く問題なし。
【焼物】本マグロのカマ焼き
焼き魚にとしてカマ焼きをコースに組み込むのは、とても珍しい。
お喋りを少し休めて、骨と身を分けることにしばらく専念する。
分けた身にレモンを絞ったり、おろしを合わせたりして楽しむ。
マグロの旨みがギュッと詰まったカマの味わい、とても美味しい。
ここで、酎ハイとウーロンハイ。
若い頃は元を取るぞと何杯も飲みましたが、今は昔、若かった頃が懐かしい。
とは言え、最低限の杯数は飲飲んだりして。
【せいろ】和牛タンと豆苗のせいろ蒸し
お待ちかねの蒸籠蒸し、牛タンは豆苗の上に置かれ、牛タンの上に九条ネギが乗せられています。
牛タンを豆苗や九条ネギと共にポン酢に浸けていただくと、牛タンの旨味だけが味わえます。
焼きも美味しいけど蒸しも旨い、生の次に旨い。
【食事】鮭とイクラの混ぜご飯
〆の食事は混ぜご飯、鮭とイクラの親子ですな。
錦糸卵に刻み海苔、三つ葉と一緒に混ぜて頂きます。
色々な味が混じった混ぜご飯、いやいやお腹いっぱいですよ。
【甘味】季節の甘味
お腹いっぱいで聞きそびれましたが、抹茶ケーキかな。
ふんわりとした口当たり、あがりの代わりに口の中をさっぱりしてくれます。
美味しい肉料理、美味しい魚料理をご馳走様でした。