
早めの夕飯は、京都ラーメン森井@稲田堤(川崎市多摩区菅)(公式インスタグラム)へ。
熱しやすく冷めやすい私は、一時期熱を上げていた森井にもとんとご無沙汰。
手元のメモを見ると、本店は2年ぶりなんですな。

店先に期間限定メニューが掲げられ、冬に販売しがちな担々麺と、夏に販売しがちなつけ麺。
つけ麺は随分前に一回だけ食べたことがあって、美味しかったので食べたかったけど、寒さには勝てず。

店内に入り、券売機へ。
「つけ麺は(麺が太麺なので)茹で時間が7分ほど掛かります」と、断り書きがあります。
他のメニューが6分ほど掛かるんだったら誤差の範囲ですが、さて。
「当店は成人のお客様〜」の下り、1人1杯注文しない人がいるって事かな。

アイドルタイムでも前客1人、後客なし。
森脇店主さんが孤軍奮闘されていたら、この後の予定をキャンセルしてでもお話しさせて頂くところですが。
今夜のところは、黙ってラーメン食べて帰りますか。

程なくして、担々麺950円。
お好みは柔らかめ、ネギ普通、細麺。
独創的な麺相に感じますが見えが、年度によって工夫している面もありつつ。
豚骨主体に感じるスープは濃厚にして後味すっきり、担々麺専用の辛味たれによく合っていて美味しい。

柔らかめ仕上げの細麺がスープによく絡んで、するすると食べられます。
トッピングは青梗菜に挽肉、九条ネギ、糸唐辛子。

せっかくなので、途中でニンニクをたっぷり入れようと手を伸ばしましたが、
これから人に会うので自粛(ふらわまにあの方々、期待に添えず申し訳ない。

最後の一滴まで熱々、最後の1本まで伸びること無く。
スルッと食べてご馳走様でした。

小田急線を小田原まで乗って、駅から歩くこと15分。
シェアレストランの宮小路オールド、今夜は北鎌倉akizukiが出店されます。
こういう形態のレストランは、てっきり非飲食店が利用するものだと思っていましたが。
そんなことはないんですね。

仕事を終えてから駆けつけたので、スタート時間には間に合わず。
コートをハンガーに掛け、入口に近い席にそっと座りながら、こんばんわ。
居酒屋秋月として一晩だけの営業、今後のことは一切白紙。

今夜は2人お疲れ様会、微発砲のロゼで乾杯。
北鎌倉akizukiではクラフトビールから始めることもあるけど、居酒屋ではワインのみ。
つまるところ、ワインのフルーコス、ってことだ。

一品目は、野菜の盛り合わせ1,000円
カリフラワーとかぼちゃのフリット、金柑・苺・キウィのリコッタマリネ、ゆるねと黒トリュフ、白菜のライムマリネ、銀杏、ムカゴ、小松菜アンチョビ、香川のオリーブ浅漬け、レンコンポルペッティー。
冷製料理が冷え切った身体を少しずつ温めてくれて、まるで懐石の様。

完全予約制で満席、あちこち走り回りながらも、ワインをしっかり紹介して下さいます。
ワインを一本ずつしっかり見定める会もあれば、全体の流れを楽しむ会もあり。
今夜は国産ワイン多め、先ずは山梨産から。

カキコンコフィ500円
料理は予め仕込んであって、軽く火を通して盛り付けるだけ。
なんだけど、今日の主役は料理でもワインでも無く、この空気感ですから。

天然こうぼパン300円
友人が美味しい美味しいと食べていたパン、お代わりしているし。
オリーブオイルで食べるんだけど、あちこちのソースを付けて食べるのが吉

いつもどおりワインのセレクトはお任せ。
お店ではテーブルがフラットなので、無くなったら注いでくれるんだけど。
今夜は連れの飲み方に合わせ、連れが飲み終わったら自身のを飲んで、2つのグラスをカウンター台に置くと。

白子ムニエル1,000円
この時期は白子、ポン酢で食べたり、炭で炙ったり。
今夜はムニエル仕立て、この白子の美味しさと言ったら、この白子を食べないと分からないくらい。

今度は長野のオレンジワイン。
なんとも魅力的で引き込まれるエチケット
ここで止めるセンス、見習いたいものですなぁ

ローストポーク500円
調理の関係で、各自の進行に寄らずに一斉に注文を取るので、一斉に手が上がります。
ナイフとフォークではなく箸だけで食べるのは食べにくかったけど、これもこれでひとつの思い出。

まだまだ続くオレンジワイン
ワインのボトルって同じ形が二つと無いと思うほど、個性的。

カラスミパスタ
お腹を一杯にすることが目的の食事では無くても、パスタは食べます。
カラスミはもちろん自家製、ほんの少しのパスタでもとても幸せ

日本で一番のワインの作り手とのこと、海外のレストランにも並んでいるそうです。
渋みを伴った淡い赤銅色、いや、無花果色、今日1杯目の赤ワイン。

辛めのパスタ。
飲んでいないようで飲んでいて、酔っていないようで酔っていて。

なぜかマールが用意されていなくて、ラストも泡で。
泡なんだけど敢えて泡が落ち着いてから楽しむということを知った夜。

最後はワインのボトルを並べて、しばしご歓談。
飲み終わってはいないけど、飲み終わったフリして皆さんに挨拶するのも大人のたしなみ。
美味しくいただき、ご馳走様でした。
