
今年最後の日曜日はクリスマス。
若者達はあちこちでクリスマスを楽しんでいるだろうけど、アラ高の私は昔を思い出すばかり。
外は雲ひとつなく晴れ上がっているのにな。

遅めのお昼は、らーめん大 極@東神奈川(横浜市神奈川区東神奈川1-12-5)(公式ツイッター)へ。
2022/12/16 オープン、オープン四日間は1日200杯500円で提供。
らーめん大は直営とFC店があり、こちらは本郷店(12/18から「らーめん安」に改名)、高円寺店、中野店との関連店(会社名未確認)。
直営店のメニューは全店統一、FC店は基本メニュー以外に独自メニューが追加されています。

店名が分からなくて困っていました。
店頭のフライヤーを見ると「らーめん大(極)」とあるけど、店名(屋号)にカッコは使えないんじゃないかな。
ちなみに営業時間は11:00-15:00 17:00-21:00、無休。

店内に入ると直ぐ左手にプラ券の券売機。
メニューは醤油880円、塩880円、煮干らー麺980円、つけ麺880円、油そば1,000円、極上の赤980円。
アサヒスーパードライ380円、黒ウーロン茶250円。
ご飯物はありません。
pay pay対応ですが、券売機は対応していなくて、店舗のQRコードを読み込んで対応します。

店内は、らーめん大特有のステンレステーブルのカウンター8席、キラキラと眩しい。
卓上に酢、ブラックペッパー、ラー油、醤油ダレ、一味。
隣のお客さんとシェアはいいけど、パーティションがあります。

ラーメン二郎及びラーメン二郎インスパイア店でお馴染みの、無料トッピング。
こちらでは野菜、ニンニク、脂、味濃いめに対応しています。
ラーメンが出来上がると「醤油の方〜〜」と声が掛けるので、淀みなく答えます。

程なくして醤油880円、コールはヤサイ、ニンニク。
デフォでアブラが掛かっているのって、いつからだっけ?
トッピングに半身の味玉て、G系にしては珍しいと感じます。

ベジタブルファースト、ほぼほぼモヤシ。
モヤシとキャベツはまとめて茹で上げているので、トングの使い方では割合は変わりますね。
茹でモヤシの味の表現や評価は私には難しいのですが、茹で置きされた最後の方でした。

大橋製麺多摩の太麺、今日は柔らかめ指定しませんでしたが、ちょうど良い茹で加減。
オープニングサービスでは麺に芯が感じられたそうですが、四日間ですっかりコツを掴まれた様子。
スープはかなり甘めの非乳化タイプ、背脂が多くて辛党の私には苦手な味わい。
無料トッピングしたおろしニンニクを早めに馴染ませ、良い感じにして頂きます。

トッピングの豚は分厚いチャーシューの様相、美味しいんだけど、このラーメンには合わないな。
ラーメン二郎系に味玉乗せて食べたのは初めてで、この歳になっても初体験ってあるんだな。
途中で軽くブラックペッパーを振ってみたりして。
スルッと食べてご馳走様でした。

今夜は代々木の焼き鳥屋、鳥松 代々木店へ。
開店時間から予約して伺ったので、外はまだ明るいし、行灯に灯もともっていません。
こちらは、小松さん率いるけむりグループの意識高い系焼き鳥屋。
けむりグループに特別な思いはありませんが、気になるので何軒か伺ってみています。

予約名を告げると、カウンターの真ん中の席に案内されます。
私は田舎者なので、ネタケースを前にするとテンションが上がりますね。
小鉢を含めて料理はストップ制、好みや苦手があれば伝えますが、私は全くのお任せ。

「お寒い中をありがとうございます」と最初が鳥スープ。
焼き鳥を食べ終わった後で出されることが多いけど、始めに出される店もあるんだ。
懐石や会席だと料理を出す順番が決まっている様式美、お鮨や焼き鳥だと店舗毎に特徴のある機能美。
まま、そんな漢字ばかり文章はともかく、すっと飲んで身体を温めましょう。

の前に、スパークリングワインで乾杯。
焼き鳥ではビールスタートが多いのですが、クリスマスの夜くらい泡を飲んでも良いんじゃないかと。
ちなみにグラスをぶつけて音を立ててはいけませんよ。
少し持ち上げるか、近づけるくらい。

サトイモのクリームにキンカン
キンカンは醤油漬け卵黄のことで、爪楊枝でプシューと割って、サトイモに馴染ませて頂きます。
冷たくもなく熱くもない絶妙な温度帯、これから焼き鳥が始まります、と伝えてきます。

自家製の漬物
ぽりぽりと食べてしまうのでは無く、焼き鳥の合間に摘まみます。
漬物と言ってもかなり浅漬け、酒器の釉薬の剥がれ具合がなんとも素敵。

焼き鳥が焼き上がると、カウンター台の上に用意された置き台に置かれます。
置き台は少しずつ汚れていくので、適時交換して下さいます。

一品目はかしわの上物
浅めの火入れは生かレアを感じさせ、鶏肉の旨さがたれで良く引き立てられています。

ささみ
塩で頂くことが多いのですが、こちらでは山葵の上からたれというか醤油ベースのたれが掛けられています。
ホクホクした食感とあっさりした味わいがとても心好い。

なす
熱々を構えていたらそうでもなく、一口ずつ食べやすくカットされています。

岐阜の蔵元である杉原酒造が醸す「WHITE射美(いび)」純米酒 無濾過生原酒 R3BY。
日本酒のリストはやや心細く、「他に何かありますか」と訊くと、射美があると。
池尻大橋以外では見たことがない伊美がこちらで飲めるとは。

ねぎ間
今夜は初めてのことが多く、自身の経験不足を晒すようなのですが。
ねぎ間って、ネギと鶏肉を交互に刺した串のことだと思っていたけど、
鶏皮でネギを包んで焼くスタイルもあるんだ、しかもとっても心好いし。

菜の花
本来の旬は春先だった気がするけど、もう頂けるんですね。
苦味を殆ど感じず、ほんのりとした甘さの美味しさ。

砂肝
サクサクとした食感を楽しむためにしっかり焼き上げることが多いのですが。
浅めの火入れは、これまでの砂肝の食感とは全く違う楽しみを用意して下さいます。

はつ
まるはつなんだけど、刺す方向が違っています。
外はしっかり焼いてあるけど芯は生に近く、固さより柔らかさを楽しめる味わい。

宮城の蔵元が醸す「伯楽星(はくらくせい)」特別純米酒 R4BY。
なんの心配も要らない究極の食中酒、もちろん焼き鳥にも合います。

白レバー
レバーの中でも特に脂肪肝が多いレバーを白レバーと呼び、フォアグラのように意図してはいません。
食べてみるとレバーとは思えないほどコッテリとした食感、これはこれで美味しい。

レンコン
全体的にポーション大きめと感じていたら、レンコンも身厚で大きい。
サクサクではなく、ザクザクとした食感がたまりませんな。

肉椎茸
椎茸の上に挽肉を敷き詰めて焼き上げてあり、こちらは強火で芯までしっかり火が入っています。
熱々なのでゆっくりと食べますけど、椎茸が旨く噛みきれなくて、さらに熱々。

紅しぐれ大根と下仁田ネギの味噌漬け
箸休めにどうぞと、箸を休めるところは酒盗じゃないか。

鴨の胸腺
おたふくとも呼ばれる首の周りにあるリンパ腺。
白子のようなクリーミーな味わい、こちらもたれやき。

下仁田ネギ
ネギだけを焼き上げていて、とろりとした食感も楽しめて。

神亀の燗付け
そろそろ燗酒を飲みたくなってきたので、神亀をお願いしました。
縦長のお銚子はともかく、お猪口は冷や酒と同じってのは、お店の雰囲気に合わない気がします。
いやいやお前がお店に合わないだろと言われたら、スミマセンとしか言えないけど。

ぼんじり
脂身だけなのでかんずりで辛味をアクセントにするのは、とてもいいですな。
カリカリとした食感の真逆、柔らかくてとても心好い。

厚揚げ
鳥しき系では定番の厚揚げ、こちらも鳥しき系なのだろうか。
周りをカリカリに焼き上げる鳥しき系と異なる柔らか仕上げ、醤油を垂らしたかったけど見当たらず。

むね生姜
どんな串かと思っていたら、焼き上げたムネ肉に生姜を乗せてあるんだ。
生姜の辛さがムネ肉に良く染みて、とても美味しい。

ちょうちん
本物か造り物かどっちかなと思ったけど本物、串にチーズを刺してあるし。
寄る年波には勝てず、この串でストップしてもらい、後はご飯ものでお会計の段取り。

親子丼
他にそぼろ丼と鳥そばが用意されていました。
どの串も独創的でしたが、この親子丼も独創的で、モモ肉がレア仕上げ。
ごはんの量も多くて、お腹が結構きつい。

苺とお茶
それでもフルーツは別腹。
日本酒をあまり飲まなかったこともあり、お会計は2人で約22,000円。
美味しい焼き鳥、美味しい料理、美味しい日本酒をご馳走様でした。