2023年03月31日

店内修繕後

/夜桜見学/中華そば みやざき@向ヶ丘遊園(川崎市多摩区登戸)にて特製中華そば/

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 早めに仕事が上がれるので、一人勝手に夜桜見学
 公園とか神社とかではなく、道ばたの街路樹的な桜をパチリと。

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 夜は、中華そば みやざき@向ヶ丘遊園(川崎市多摩区登戸)公式ツイッター)へ。
 2022/1/31から「店内メンテナンス」と称して休業されていましたが、2023/3/24から再開。
 どんな店構えに変えたのかと楽しみにして伺ったら、何も変わっていないみたい。
 昨日の夜に電気を消して、今日の昼に電気を点けたかの様。

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 店内に入っても様相は変わらず、券売機は値段だけが変わっています。
 中華そば850円、中華そば(塩)850円、煮干しそば850円、つけ麺900円、
 鯖まぜそば900円、辛ねぎ中華そば1,050円、去年の10から発売された濃厚さばつけ麺1,000円。

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 ご飯物は低温調理のそぼろ丼300円。
 ビールがあったので飲もうと思ったら、売り切れ。

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 前客3人の客席、同じ店員さんの厨房も変わった様子はなく。
 訊けば、客席と厨房のフロアを修繕し、茹で麺機を変えたそうです。
 そこは一番大切なところ(『底』だけに)、黙々と地道に営業を続けられています。

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 程なくして、特製中華そば1,050円
 ささやかな気持ちばかりのお祝いに、特製にしてみました。
 麺が見えないほどのトッピングを少し寄せて、スープを味わうと、以前より明らかに美味しくなっています。
 食材や調理方法を変えたのかも知れませんが、何より店員さんの気持ちの変化が大きいんじゃないかと。

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 カネジン食品の細麺はスープに好相性、まさに水を得た魚、スルスルと頂けます。
 店には菅野製麺所の麺箱も置かれていたので、メニューによって替えているのだと思います。
 トッピングは2種類のチャーシュー、材木メンマ三本、味玉一個、白ネギ、カイワレ。

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 豚肩ロースチャーシュー。
 やや低温調理ですが、スープに沈めているので、色合いはイマイチ。
 身崩れするほど薄くスライスされているので、食べ応えに欠けますが、スープと馴染みはバッチリ。

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 鶏胸肉チャーシュー。
 低温調理と説明されているけど、スープですっかり温まっています。
 特製を食べたのは初めてなので、それぞれのチャーシューが二枚ずつなのは合っていますでしょうか。

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 最後の一滴まで、最後の一本まで熱々。
 スルッと食べてご馳走様でした。

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posted by ふらわ at 00:00| Comment(7) | TrackBack(0) | 日記

2023年03月30日

地下の銀座

/銀座 泉にてワンランク上のコース/

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 木々が春の準備をする様に、我が家も春の準備に大忙し。
 付き合いだとか、頼まれたのただとか、言い訳はいくらでもできるけど。
 飲んでばかりもいられない。

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 夜は、銀座 泉へ。
 店舗は銀座の並木通り、通りにはテレビでしか見たことのない高級車が停まっている通りに面した地下。
 通り掛かった店構えに惹かれて、ふらりと入るお客さんもいないだろう。

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 店内はカウンター10席にテーブル10席、いくつかの個室、
 何組かのお客さんが来店されていて、こちらの仕事帰りは銀座にとってまだまだ早朝。
 ホステスが上客と同伴出勤前の食事との話しを見聞きしますが、出勤前に2時間のコースを楽しみますかね。
 ま、仕事そっちのけで飲み食いするホステスもあるかも知れないな。

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 料理は9,000円から19,500円まで、4コースが用意されています。
 4コースあったら、お試しコースは除外し、残りの3コースの真ん中、つまり上から2番目を選ぶことが多いけど。
 今夜はお喋り中心にしたいので、料理少なめの14品13,000円コースを予約したのとのこと。
 それでは、サッポロヱビス1,200円で乾杯。
 今夜は銀座で二人お疲れ様会、ビールはやっぱりヱビスに限るな。

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 【先付】筍とイカの木の芽和え、湯葉刺し八方あん
 湯葉刺しはそのままを提供するのではなく、八方あんを絡めて食感と味わいを工夫されています。
 筍とイカは丁寧に下拵えしてあり、木の芽の風味に包まれ、続く料理に期待を抱かせます。

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 【前菜】ホタルイカこうじ漬け、姫サザエ生姜煮、花山椒お浸し、ふき梅煮、筍牛巻き
 梅の蕾の枝を添えた、いわゆる八寸の体。
 初春限定の姫サザエに驚きを、筍牛巻きに悦びを感じ、話の花が咲き乱れます。

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 ビールを飲み終わったので、日本酒をお願いすると、先に水差しが運ばれてきます。
 何杯も和らぎ水を飲む私にとって、とても嬉しい心遣い。

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 石川の蔵元である吉田酒造店が醸す「手取川(てどりがわ)niji」純米酒 R4BY。
 かつてなら「裏メニュー」と呼び、今は「お任せメニュー」と呼ばれる、メニュー未掲載の銘柄。
 受け皿無しでも一滴もこぼさずに注ぎ入れ、飲む方が緊張するほど、旨い。

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 【造り】刺身4点盛り(カツオ、カレイ、マグロ、アイナメ、アジ)
 美味しい部位のみを切り出すので、量的なことから今夜は5点。
 いくら量的と言われても、多い分には良いけど少ないとアレですよね。

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 カツオは醤油とニンニク、店によっては生姜で楽しんでいました。
 こちらでは胡麻油でどうぞと勧められ、どれと試してみると、これが結構イケる。
 これはこうでなくてはならない、って、どれだけの意味があるんだろうか。

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 東京の蔵元である豊島屋酒造が醸す「尾守(おくのかみ)」純米無調整 R4BY。
 続けて東京のお酒、東村山市の蔵元。
 無調整のを初めて頂きましたが、思いの外、いけますね。

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 【焼き物】桜マス幽庵焼き
 幽庵焼きは。幽庵地という漬けだれの仕上がりが、自身の好みに合うかどうかが大切。
 醤油と酒、味醂の調味液に柚子や酢橘などの酸味を加えた幽庵地、こちらの配合は好みにぴったり。
 いや、魚に合わせて配合を調整されているのだろうな。

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 【煮物】タンシチュー
 濃い土鍋風の食器で楽しむことがタンシチュー、今夜は白磁のハット型と、かなり斬新。
 銀座では当たり前なのか、この店だけなのか、シチューが良く映えます。

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 タンが柔らかいのは当たり前、複雑に絡み合ってひとつの味わいとなったシチューの美味しさがたまりません。
 とは言えこちらは和食屋、和風の味わいに思わず次の日本酒を。

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 山形の蔵元である千代寿虎屋が醸す「千代寿(ちよことぶき)」特別純米酒 生原酒 R4BY。
 まだまだ飲んだことのない(見たことも聞いたこともない)日本酒が沢山あります。

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 【酢の物】鯛と菜の花の昆布〆、土佐酢ジュレ
 ジュレを乗せたら、鯛の昆布〆も酢の物になる。
 三角形の器って見た目は食べにくいかと思ったけど、食べてみると口の中へ滑っていく感じが素敵。

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 【揚げ物】相並と海老芋の唐揚げ
 コースの天麩羅って野菜以外は海老くらいかと思っていたら、アイナメの唐揚げって。

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 おろしを溶かした天つゆにどっぷり浸けて、料理の仕上げに相応しい味わい。
 海老芋はその形を活かした煮物が多いけど、こちらでは唐揚げ。
 アイナメと同じ様に天つゆにどっぷり浸けて、ああ美味しい。

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 【食事】アサリご飯
 艶々に炊き上がった銀シャリにしぐれ煮(浅利の佃煮)を乗せてあります。
 てっきり炊き込みご飯だと思っていたから、やっぱり銀座は違うんだな。
 味噌汁は素朴な味わいで、具が程々なのがちょうど良い。

 【甘味】ヨーグルトムース、メロン
 食後にメロン、メロンって旬はいつでしたっけ、と店員さんに話し掛けると、「今はお金さえあれば」と苦笑い。
 本当の季節はどこにあるのだろうか。
 美味しい料理に美味しい日本酒をご馳走様でした。
posted by ふらわ at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2023年03月29日

念願の写楽

/粥茶屋 写楽/

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 今日はいわゆる肉の日。
 美味しい肉をお腹いっぱい食べたい気持ちはあるけど、友人から「どうしても紹介したい」と誘われている。
 お店の名前を教えてもらえず、藤沢駅のタクシー乗り場で待ち合わせ。
 ミステリーツアー、なのかな。

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 お誘いいただき、今夜は粥茶屋 写楽へ。
 鉄道の各駅から歩ける立地ではありませんから、伺うならバスかタクシー。
 わざわざタクシーで伺う飲食店は何軒も経験していて、地に根差したお店に伺うということはそういうこと。
 店先に看板はありませんし、ふらっと立ち寄るお客さんを歓迎しないことは、急に変わった空気で感じます。

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 店主さんが昨年体調を崩され、一時休業されていたそうです。
 現在、気が向けば(予約があれば)営業されている様子で、昼間にお粥の定食を始めています。
 電話に出ない店や、そもそも電話がない店って、予約を取り付けることからが訪問の楽しみ。
 そういった面倒臭さこそが楽しみ、やってみたら食べ歩きが何倍にも楽しめるんじゃないかな。

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 今夜はお店の常連さんの差配で訪問、料理はお任せコース(?)、日本酒はリストから選ぶ感じです。
 ライトジャズが流れ、古びてはいるけどひとつひとつに思い入れを感じる調度品。
 お店に何かを求めると、居心地の良し悪しが好き嫌いに繋がる思うけど。
 何も求めずあるがままを受け入れるのであれば居心地は自身の問題、幸せいつも自分の心の中にある。

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 日本酒のメニューがあることに軽く驚く。
 てっきり勝手に出されるものとばかり思っていたから。
 それでは町田酒造で乾杯、今夜は藤沢で三人お疲れ様会。

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 突き出しと言うか、八寸というか、先付と言うか。
 かぼちゃの煮物、塩とお砂糖で煮た大根ときんぴら、春菊をゴマ油と醤油で和えて鰹節を掛けて、
 マヨネーズを使っていないポテトのサラダ、レモンで味付けたキャロットラペ、
 ピンクペッパーを振った茹でたほうれん草にオリーブオイル。

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 浦里(うらざと)
 料理名の由来は、十代将軍徳川家治の時代、当時流行していた浄瑠璃「明鴉夢泡雪(あけがらすゆめのあわゆき)」に登場する吉原の遊女『浦里』から。
 大根おろしへ梅肉を細かく刻んで和え、揉んだ海苔と削った鰹節をかけ、醤油をたらした一品。

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 刺身の盛り合わせと言うか、お造りと言うか。
 長井荒崎漁港の真鯛、イサキ、初鰹、しめ鯖。
 初鰹は辛子で、江戸っ子気質なのかな。
 絵島生島事件(1714)で三宅島へ流された生島新五郎が、江戸の市川團十郎(二世)へ「初かつお辛子がなくて涙かな」の句を書き送ったという話を、披露してくださいます。

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 お猪口洗い
 次の日本酒をお願いすると、「こちらでお猪口をお洗いください」と案内されます。
 ご飯茶碗ほどの大きさの食器に水が並々と注がれていて、さっと水を掛ける感じかな。
 こんな作法は初めて、世の中には知らないことがまだまだ沢山あります。

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 二杯目は多賀治、無濾過生原酒 限定直汲み R4BY。

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 兵庫県室津産 牡蠣の酒蒸し
 大きさだけで無く質や鮮度も選りすぐった生牡蠣、最小限の味付けが最大限の味わい。
 今年は牡蠣をたくさん食べたなぁ、まだ食べられるかな。

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 石川のホタルイカ、わけぎ、酢味噌和え
 蛍烏賊は富山のが美味しいんですけど、まだ獲れないので今夜は石川産で。
 富山産と石川産の差は分からないけど、わけぎと酢味噌の美味しさで、十分詰まっている様な心持ち。
 なんなら、この酢味噌だけで一杯いけるか。

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 三杯目は白老、純米吟醸酒 槽場直汲生原酒 R4BY。

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 イワシの焼き味噌和え
 刺身の鰯に香ばしい焼き味噌を合わせてあり、なんとも素晴らしい一品。
 今宵だけなのかも知れませんが、味噌を添えた料理が多い印象で、酒好き向けの濃いめの味付け。
 もっともっと飲みたかったけど、帰りの不安が先に立ちます。

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 最後は北の勝、純米酒 絞りたて R4BY。

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 青森のメバル、熊本の筍
 「漁師の子供は綺麗に食べますよ」と振られ、全員が黙ってメバルをほぐし出します。
 煮付けと筍って相性が良いんですね。

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 玉露茶
 居酒屋でいただくお茶には思えないほど美味しくて、何というかお茶ですか?と訊いてしまう浅学さ。
 友人は黙って美味しそうに飲んでいるというのに。
 美味しい料理、美味しいお酒をご馳走様でした。
雨の弘明寺
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雨の弘明寺
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