2023年03月11日

麺、麺、イタリアン

/らーめん鶴本丸@鶴ヶ峰(横浜市旭区鶴ヶ峰本町)にてらーめん、はくさい/濃厚豚骨拉麺ナナメ上をゆく@鎌倉(鎌倉市雪ノ下)にてらーめん、ほうれん草/奥鎌倉のイタリアン/

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 待ちに待った土曜日。
 三年越しでお願いしていたイタリアン、なんとか予約を取り付けて頂き、感謝。
 ディナーの時間から逆算してのラーメン食べ歩き。
 今日はどんなラーメンを楽しめるのかな。

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 お昼は、らーめん鶴本丸@鶴ヶ峰(横浜市旭区鶴ヶ峰本町1丁目27-22)公式サイト)へ。
 2022/3/10オープン、立地は鶴ヶ峰駅から徒歩15分、居酒屋花里の跡地。
 営業時間は10:00-17:00、火木休。

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 店先には「誰が言ったか横浜ブラック」と書かれたタペストリーが掲げられています。
 横浜ブラックっ聞いたことが無いのでググっみたけど分からず、自身の浅学さにじっと手を見る。
 ご存知の方がいらっしゃったら、発祥店や定義、決まりを教えて下さると幸甚です。
 店舗専用の駐車場は用意されていないので、車来店客向けに付近のCPが案内されています。

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 店内に入ると、すぐ右手にタッチパネル式券売機。
 店舗が南向きですので、伺った時間帯によっては見えにくいかも知れません。

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 メニューはらーめん800円、にんにく搾りらーめん900円、チャーシュー麺1,050円。
 ライスはありますが、丼物は無し。
 厨房は改装されていない様に見えますので、スープは他で炊いているのかも知れません(未確認)。

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 店内は壁向きカウンター2席、4席、4席の10席。
 前店は居酒屋だったのでテーブルもあっただろうに、全て撤廃したのかな。
 席番に「4番」を使用しない店舗、久し振りです。
 土曜日のお昼前、店内は常時満席、外待ちもあります。

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 卓上には七味唐からし、コショー、刻みタマネギ。
 店員さんは厨房に女性2人、ホールに男性1人。
 お冷やはセルフと案内されていますが、伺った日は店員さんが用意して下さいました。

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 店内には大きなお品書きが掲げられています。
 壁に掲げても振り返ったりしないと見えないので、店先に掲げた方が良さそうですね。

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 程なくしてらーめん800円、はくさい100円
 提供時は海苔が寝かせてあったので、挿してから撮影しています。
 小さめで軽い丼に溢れんばかりの『濃厚熟成醤油ダレと動物系スープ』、澄んでいるので清湯スープのよう。
 飲んでみるとかなりの熱々、脂を殆ど感じませんし深みやコクが浅く、食後感はあっさりに感じます。
 チャーシューの煮汁を熱湯で薄めたような印象ですけど、よく分かりません。

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 ベジタブルファースト。
 食感が残る煮込み加減の白菜、白い部分と緑の部分が程よく合わせてあります。
 スープとは別に茹でているような印象で、スープに合っているようには感じられません。

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 製麺所非公開の多加水縮れ細麺、食感は固めで茹で湯の温度が高くないのかも知れません。
 ※食後に製麺所をお訊きしましたが、非公開とのこと。
 トッピングは煮豚、青菜、焼海苔2枚。

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 煮豚チャーシューは小振りなのが2つ、スープとの相性抜群でスープに溶けている様な美味しさ。
 焼海苔は厚みがあり、スープに溶けないタイプ。
 青菜はシャキシャキした食感で、青菜だけおひたしでいただきたい心持ち。

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 麺を半分以上食べたところで、卓上に用意されている刻みタマネギを入れてみます。
 刻みタマネギを入れても八王子ラーメンには一ミリも近づかないんので、雰囲気(見た目)だけだな。
 あっさりしたスープをさらにあっさりさせ、アラ高な私にはちょうど良い感じ。

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 食べ終わって、厨房の2人の女性店員さんに修行先を訊くも「色々」とのこと。
 スルッと食べて、ご馳走様でした。

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 春の陽気にほだされて、のんびりと鎌倉へ。
 道を歩く人出はすっかり戻っていると感じ、海外からの観光客も目に付きます。

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 遅めのお昼は、濃厚豚骨拉麺ナナメ上をゆく@鎌倉(鎌倉市雪ノ下1-9-29)公式インスタグラム)へ。
 シャングリラ鶴岡2階のらーめん舵屋(2021/4/25-)跡地に、2023/2/14オープン。
 公にはされていませんが、ラーメン岳家(2021/9/15-2023/1/21)の移転になります。
 営業時間は濃厚豚骨拉麺が火曜から土曜の11:00-14:30、美食酒家が19:00-23:00、日曜はランチのみ。

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 極限まで乳化させた脂っぽくない豚骨スープ、とか。
 野菜ソムリエ協会で日本一に輝いた極上野菜、とか。
 なんだかワクワクしますね。

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 店内に入ると「いらっしゃいませ、奥のカウンター席へどうぞ」と案内されます。
 前客3人、後客2人、通り掛かっても店は見えないので、事前に調べて来店されているようです。
 席配置はは前店踏襲、厨房に面したカウンター6席、テーブルは4席と2席、計10席。

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 口頭注文後会計。
 メニューはらーめん860円、辛いらーめん960円、極豚らーめん1,480円。
 コンセプトは20年前の家系ラーメンの復刻、だそうです。
 とはいえ、復刻を強調しても昔を知らないお客さんには伝わりません。
 ですので、「家系ラーメンを卒業」としているとも話されていました。

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 ご飯物は極豚丼680円、炙りちゃーしゅー丼430円。
 トッピングは吉田園の極上野菜、日によって種類が異なります。
 伺った日は、ほうれん草、春菊、九条ねぎ、奇跡のにら。
 飲み物は結構、揃っています。

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 夜は「美食酒家ナナメ上をゆく」として、19:00-23:00まで営業されています。
 火曜から金曜は前日の15時までの予約制、土曜日は飛び込みにも対応。
 料理はラーメンのトッピング以外にも沢山用意されていて、おまかせコースもあります。

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 和食コースは急に思い付いた訳ではなく、名古屋で営業されていた頃にもやっていたそうです。
 名古屋時代には未訪ですので、これはいかなばなるまいて。

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 夜営業では一気に飲み物が増えて、日本酒もあるんだ。
 スタッフへの一杯どぉ?は時価ではなく500円と明朗会計(笑)

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 日曜日は、美食酒家のランチ営業になります。
 ランチはThe生姜焼きプレート(ライス、スープ付き)1,180円。
 サラダが別に用意されています。

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 卓上には白胡麻、山椒、酢。
 胡椒だけではなく、ニンニクや豆板醤なども用意されていません。
 家系ラーメンじゃないんでね。

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 程なくして、らーめん860円、ほうれん草200円
 スープは淡い赤銅色、無鉄砲に代表される豚骨と水だけで炊き出した、純豚骨スープ。
 純豚骨スープですと豚骨臭が漂う印象がありますが、炊き出し方や後処理によっては殆ど臭いません。
 ちゃんと炊けば豚骨が応えてくれるとばかりの心好い味わい、スゴいですねぇ。
 脂を殆ど感じず、なんならさらっとした喉越しも素晴らしい。

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 岳家時代と同じ中根製麺の太麺、やや固め仕上げがスープによく合います。
 トッピングはチャーシューに焼海苔、大葉、白葱、茗荷。

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 チャーシューは、今にも崩れそうなほろほろぶり、スープに溶けてしまいそうな美味しさ。
 大葉と茗荷は、このスープだからこそ合うベストセレクション。
 しっかりとした風味の焼海苔は1枚、手抜かりありません。

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 「ほうれん草はそのまま食べるか、しゃぶしゃぶ風にして楽しんでください」と別皿で用意されます。
 なんでも日本一美味しいほうれん草なのだとか。

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 スープを弾くがごとくの色艶、スープが染み込まない密度。
 家系ラーメンで、いや、豚骨スープでほうれん草をしゃぶしゃぶして楽しめる時代が来るとは。
 長生きはしてみるものですね。

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 話を聞けば、追浜時代のお馴染みさんも来てくださっているそうです。
 豚骨の髄を余すことなく炊き出し、目を離さずに濃度管理の末に炊き出されたスープ。
 今の時代にこんなスープを炊けるラーメン職人がいて、そのスープを味わえることが、こんなに幸せだなんて。
 スルッと食べてご馳走様でした。


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 夜は奥鎌倉のイタリアン、IL NODEにてワインペアリングの奥深さを知る。
 産地とお店、お店とお客様を繋げるという意味を込めた「IL NODE」。

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 調理場に面したカウンターが6席、ちょっと離れてテーブルが1卓。
 オーナーシェフとソムリエのサービス、夫婦のそれ以上に息が合っています。

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 摘み野菜をとことん使い切る料理のコースが14,520円、ワインペアリングは時価ですが8,000円ほど。
 料理の説明にたっぷり時間を掛け、まるでライブのMCの様。
 それだけでも素晴らしいのに、恐ろしささえ感じるワインのペアリング。

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 なにせ、料理を食べ終わって店を出ると、ワインの印象が全く残っていません。
 私の知っているイタリアンでは、「あの白を爽やかだったな」とか「あの赤はどっしりしてた」と何かしら残るもの。
 今夜は泡、ベリー、白、赤と4種類飲んだのに、何も残っていない。
 まるで料理の掛けるドレッシングのよう、これをペアリングと言うのだろう。

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 PRIMAVERA 神奈川 初春 収穫祭
 3月 神奈川県 畑の収穫

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 ワインはペアリングでお願いしましたので、飲むペースと料理に合わせて提供されます。
 どのワインもとても美味しかった。

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 CRESCITA 親子 成長
 小さなタルト 天城のアマゴの黄金イクラ 発酵ジャガイモ
 天城下山さんの12ヶ月アマゴ再構築 中戸川さんの青トマト ベルガモット

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 VERDE 青一色 神奈川ロール
 逗子小坪漁港のサバ 畑の小松菜 八木下さんの湘南ゴールド 志村さんの米粉

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 PROFUMO 香り
 鎌倉ホエー 椎茸 牡蠣 金柑 山の香り
 

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 ベリーに続いて白。

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 STAGIONE 旬を食べる
 天城3年アマゴ フランス産ホワイトアスパラ 野蒜

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 パンは柔らめと固めと。
 おかわりはしなかったけど、食べられたかも知れません。

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 メニューが用意されていたので、あとから文字を起こせばいいやと思い、メモを取らなかったんだけど。
 なぞのプレート、確かマスだったような。

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 KAMAKURA 鎌倉を食べる
 渡邉農園の菊芋 もんざ丸さんのシラス カレーリーフ 畑のコリアンダー

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 PRIMI PIATTI 神奈川 リゾット
 小田原志村さんの”にこまる”リゾット ホタルイカ クレソン 蕗の薹

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 最後はしっかりめの赤。
 もちろんすべてグラスを替えていて、料理にはベストマッチ。

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 LA CARNE 京都×鎌倉
 京都七谷鴨のロース 畑の麦藁、稲藁

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 DOLCE 自然を感じるデザート
 小松菜 春菊 リンゴ 奥八女熟成煎茶 パンナコッタ
 ヴァシュラン 津乃輝 レモン葉 セミフレッド メレンゲ

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 CAFFE
 MUIのおまかせ焙煎コーヒー
 素晴らしいイタリアンに記憶がおぼろげ、美味しくいただき、とてもありがとうございます。
posted by ふらわ at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記