
県内で新規にオープンしたラーメン店を食べ歩くと言っても、
横浜より三浦半島方向にあるラーメン店は、時間も掛かるし、交通費もバカにならない。
だからといって何軒かまとめて食べ歩くのは、厳しいお年頃ですし。
なにもかも諦めてしまえば良いんだけど、それはもう少し先の話。

お昼は、地球(ほし)の中華そば@金沢文庫(横浜市金沢区谷津町)(公式ツイッター)へ。
伊勢佐木長者町(2014/10/20-2023/1/21)からの、2023/2/7移転オープン。
立地は京急金沢文庫駅東口から徒歩数分、吉田製麺店(2006/11-2022/8/31)跡地。

雨なので空いていると読んだのは私だけでは無く、雨でも関係ない人も多く、12時過ぎで外待ち8人。
晴れでも雨で並ぶのはすっかり辛くなってきました。
とはいえ並ぶけどね、券売機に対峙するまで25分掛かります。

メニューは中華そば塩950円、中華そば醤油950円、中華そば煮干し950円、中華そば味噌1,000円。
ご飯物はチャーシューご飯350円、鮭節ご飯350円。
飲み物は瓶ビール600円、角ハイボール450円、レモンサワー450円など。

食券を渡すと「細麺と手揉み麺から選べますが」と訊かれ、手揉み麺でお願いします。
ちなみに、中華そばは細麺、平打ち麺、手揉み麺が選べます。

店内はカウンターとテーブルを効率よく配置し、ホールの店員さんが澱みなく差配されています。
カウンターは窓向き3席、壁向き4席、テーブルは4人掛けと3人掛け、6人掛けの小上がり、計20席。
卓上にはミックスペッパー。

食券を渡してから15分程で、海老ワンタン味噌1,250円。
丼は色違いを何色か用意されている様で、味噌は淡い青磁丼、表面の僅かなざらつきが手によく馴染みます。
私にとって、ラーメンは手で持って食べる料理、丼の手触りも味の内。
地鶏、豚肉、香味野菜の清湯はとんでもなく美味しいスープ、合わせる味噌たれに寸分の狂いもなく。

後から知りましたが、手揉み麺は味噌と煮干しでのみ提供なんだな。
店内の製麺機で打たれる自家製麺、当たり前のように美味しい。
スープとの相性に最高の先を期待しましたが、最高を越えることはありません。
移転された地の水にまだ馴染んでいないのかも知れないし、急な雨模様も関係しているのかもしれない。

チャーシューは2種類、1枚目は豚の肩ロース赤身焼豚。
やや厚みを持ってスライスされ、一口でいただくと、一気に口福へ。

もう1枚は脂身焼き豚かな。
こちらも厚みがあるスライスで、脂は脂で美味しい。

ワンタンは海老と肉があったことを後から知り、一番オススメを左端に配置する時代は、終わっているのか。
皮と餡とどちらを楽しむワンタンかと楽しみにしていて、餡を楽しむ雲呑、スープに合っていて美味しい。
他に茹でほうれん草、メンマ、焦がしねぎ、白ネギ。

雨の中でも常時外待ち10人程度、よくぞこんな住宅街に外待ちのスペースを確保しましたね。
スルッと食べて、ご馳走様でした。

お誘いしまして、明るいウチから魚屋あらまさへ。
何年か前に伺っていて、日本酒と料理にとっても感動したので、いつかは再訪、っと心に留めていました。
先の飲み会で、「日本酒の美味しいお店に行きましょうよ」と言う話になり、速攻で予約してました。

前回は半個室でしたが、今回は相部屋、、じゃなくて、4卓のテーブルが並んでいます。
ガラス戸の先は中庭なのかな。

それでは、生ヱビスビール660円で乾杯。
今夜は川崎で二人お疲れ様会、いつ飲んでもビールが旨い。

店主のおまかせサラダ990円
たっぷりのサニーレタス、所々にムキエビ、たまにアボカド、ちょこっとプチトマト。
そしてそれぞれを繋げる、ドレッシング。
最近とみにサラダが好物になってきた私、今夜のサラダも美味しい。

ハムたっぷりポテトサラダ715円
私的居酒屋ベンチマークであるポテトサラダ、通称ポテサラ。
裏ごししたポテトかぎゅっと詰まっていて、時折味わえるハムが良いアクセント。

ここで日本酒に趣旨変え。
何を飲もうかなぁと、卓上のパウチから探します。
おっと日々があるじゃないか、やっぱりこの店は他の店とは日本酒のレベルが違うなぁ。

京都の蔵元である日々醸造が醸す「日日 秋津山田錦(にちにち あきつやまだにしき)」純米酒 生酛 R4BY。
90mlで1,200円と格安、あとから気が付いたけど1合頼めば良かった。
自宅で飲むより遙かにしっかりした温度管理、美味しいですなぁ。

うなぎの酢の物(うざく)880円
うざくって、鰻の端材を寄せ集めて酢を合わせた料理だと認識してました。
小振りの鰻を半身、もちろん切り分けられてはいますが、そのまま食べても美味しい。
わかめやきゅうりを乗せて食べても、美味しい。

次はせっかくなので新政。
NO.6が2種類、Colorsが2種類、貴醸酒が1種類、ほぼほぼ売り切れることなく用意されています。

秋田の蔵元である新政酒造が醸す「新政 No.6 X-type」純米生原酒 2022。
90mlで2,000円と格安、こちらも1合売りされていますが、他の人にも飲んでもらいたいので。
またまたボトルのデザインを変えたみたいで、ホント、追っかけ心をくすぐりますな。

焼きのどぐろ(小)3,000円
次回は大を食べようと思っていたけど、諸物価高騰の折、今回は小で。
喉が真っ黒なのが分かるように捌いてあるので、分かるように撮ってみました。
丁寧に塩焼きされているので、おろしやレモンを使わずにそのまま頂きます。

次の日本酒はメニューブックを開いて、と。
おっ、十四代がレギュラーじゃないか、在庫があるか訊いてみると飲めるとのこと。

山形の蔵元である高木酒造が醸す「十四代 本丸」特別本醸造酒 R4BY。
90mlで1,800円と格安、メニューでは本丸なのかどうかは分からないけど、値段から分かるか。
十四代がいつでも飲めるのは、とてもありがたいですね。

特上お造り盛り合わせ2,530円(1人前)
糸魚川産のどぐろ、愛媛産縞鯵、和歌山産鰆炙り、長崎産生本鮪、愛媛産真鯛、青森産平目。
二人で伺ったので一切れずつかと思ったら、二切れずつ。
魚の刺身をこんなに楽しんだのは久し振り、しかも美味しいですし。

次はお店の隠し酒をお願いします。
口頭で説明があるかと思ったら、リストが用意されているのは助かりますね。

岐阜の蔵元である林本店が醸す「百十郎 赤面(ひゃくじゅうろう あかづら)」純米酒 大辛口 R4BY。
90mlで650円と超格安、真っ赤な隈取りが鮮やかですなあ。

みずほのいも豚ジンジャーソテー1,650円
今回はお肉も食べてみました、ジンジャーソテーって日本語で生姜焼き、なのかな。
ここで白米を食べるわけにはいかないので、液体のお米を合わせます。

山口の蔵元である酒井酒造が醸す「五橋(ごきょう)」純米酒 春ラベル R4BY。
90mlで650円は百十郎と同額、久し振りに飲みましたが相変わらず美味しい。

お新香盛り合わせ715円
胡瓜、大根、蕪、牛蒡、そして山クラゲかな。
店内は満席に近いのに料理がかなり速く提供され、配膳だけではなく調理場も速いのでは無いでしょうか。
美味しい日本酒、美味しい料理をご馳走様でした。
