/大和石橋にてお任せ天麩羅盛り合わせ6種盛り合わせ、国産牛と雲丹の土鍋ご飯など/
お誘いいただき、今夜は大和石橋にて旧交を温める。
※旧交は温めてばかりじゃなくて深めたくもあるけど、慣用句は温めるだけ。
立地は大和駅南口から徒歩1分、大和で飲み歩いている人なら、三菱UFJの裏手で通じますかね。
店内は柱が一本もないワンルーム、カウンターが6席ほど、テーブルは6卓ほど。
「いらっしゃいませ、お待ちしていました」と案内された席には、ウェルカムカードが用意されています。
この手のお迎えに慣れちゃっている人には響かないかも、なんだけど。
ほんのちょっとでも、こうしたお迎えの心遣いってとっても嬉しいお年頃な私達。
「ふらわさん、日本酒を飲みますよね」と日本酒が含まれていないコースではなく、アラカルトで。
料理はお刺身、おばんざい、サラダ、酒の肴、冷菜など。
どちらかと言うと、上には冷たい料理が並んでいます。
下には天麩羅、温菜、土鍋ご飯、甘味。
こちらは暖かい料理と〆のご飯。
土鍋ご飯は、炊き上がるまで1時間は掛かるので、早めの注文を勧めますとの案内に、初めから注文。
飲み物はビール、レモンサワー、オリジナルサワー、ハイボール、お茶割り、グラス焼酎。
数に頼らず、かと言って足りないことのない様に、のラインナップ。
最後は日本酒、季節フルーツの酵素シロップ、果実酒、ワイン、ノンアルコールカクテル、ソフトドリンク。
丹沢山が常備されていると、そこはかとなく嬉しくなる。
店長の隠し酒もあるんだ、、、飲み忘れました。
季節のお刺身、十月のおすすめ、季節のフレッシュサワー、本日の日本酒。
私はおすすめから何品か頼むことが多いのですが、今夜の料理の組み立ては友人に任せています。
あっ、日本酒の銘柄は私セレクトデス。
それでは、キリン一番搾り590円で乾杯。
今夜は大和で二人お疲れ様会、久し振りだねー
自家製もっちり豆腐400円
突き出し(先付け)として用意されています。
自家製ってことは、瓶は再利用され、蓋は店員さんが心を込めて閉めているんだ。
料理だからもちろん味が一番大切だけど、だからと言って美味しいだけでは、お店から何も伝わってこない。
美味しい料理は巷に溢れてますから。
美味しいのその先に行く前に、美味しさをそっと後押し、なんだろうな。
辛味を抑えた山葵が乗せてあり、好みで特製醤油も掛けられます。
柔らかさに包まれた最小限の味付け、とってもいい感じで暖かさえ感じます。
この豆腐を食べたくて、お店に通うお客さんもいるんじゃないかな。
天味噌の野菜スティック780円
野菜スティクの楽しみ方は色々ありますが、こちらでは天かすを合わせた味噌が用意されています。
って、ここで気がついたのだが、料理の影がとても薄い。
全く影が無いわけではないけど。
天井を見上げると和紙を通した間接照明の様で、それで影が殆ど無いんだ。
「そんなこと、料理屋なんだから当たり前でしょ」って、ただ明るければいいじゃん、って店もありますけどね。
どの野菜もシャキシャキで、お味噌に天かすってとてもいい相性。
お刺身の5点盛り950円
今夜はカツオのたたき、ブリ、ハマチ、鯛の昆布締め、マグロの盛り合わせ。
添えられている薬味が珍しく、山葵はともかく、ゆず塩とレモン胡椒って刺身に合わせたことがありません。
満席の店内に店員さんは忙しそうで、なぜこの薬味なのかは次回以降の楽しみにして。
刺身の味わいが一層引き立ち、この薬味を使いたくて来店されるお客さんもいるんじゃないかな。
さて、日本酒をお願いしたら、お猪口が選べるサービス。
こういったサービスを、ビールとかワインで受けたことがありません。
お猪口は同じ種類が二つ三つ揃っていたので、友人と合わせてみました。
すかさず、和らぎ水。
飲む日本酒の量と同じ量を飲むと悪酔いしないと言われていて、私はちゃんと同量飲む様にしています。
神奈川の蔵元である川西屋酒造店が醸す「丹沢山 秀峰(たんざわさん しゅうほう)」純米酒 R5BY。
日本酒の飲酒量は減る一方と聞いているけど、私たちの分でちょうど飲み終わるところ。
最後に一番美味しいところ、って言い合って楽しみます。
おばんざい4種盛り1,880円
チーズそぼろ豆腐、とろけるレバーのごま塩、トマトのさっぱり漬け、ジャガイモの醤油漬け、金平牛蒡の柚子山椒和え。
おばんざいはビールがススム君の濃い味付けではなく、お酒を嗜む薄めの味付け。
我々の年齢層を見越しての組み合わせだとしたら、とっても嬉しい、
山形の蔵元である奥羽自慢が醸す「我有事(わがうじ)」特別純米酒 R5BY。
今夜の日本酒の蔵元で、飲んだことのない蔵元を見つけて2杯目とします。
『吾有事は、曹洞宗の開祖 道元禅師の言葉。
自分という存在と時間が一体になること。
言い換えれば、やりがいを追求すること。
酒造りにおいて、経過する時間や自分の存在を忘れて没頭する、という気概を込めて名付けられた銘柄。』
神奈川で飲める店はここだけじゃないのかな、こんなしっかりと前を見据えたお酒は。
お任せ天麩羅盛り合わせ6種盛り合わせ1,480円
今夜の組み合わせは半熟卵、れんこんの肉詰め、茄子、海老の天ぷら、やみつきごぼう、アスパラ豚巻き。
アスパラ豚巻きは2本ですけど、他は早い者勝ち。
天つゆに浸けて頂きますが、刺身で出されたレモン胡椒を合わせてみても、とても美味しい。
って、そもそも用意されたらいいと思うけど、余計なお世話ですな。
秋田の蔵元である福禄寿酒造が醸す「一白水成(いっぱくすいせい)」特別純米酒 R5BY。
2人とも日本酒飲みなので、全て1合徳利で注文、徳利ではなくちろりでしたけど。
国産牛と雲丹の土鍋ご飯2,680円
頃合いを見計らって運ばれてくる土鍋、一面に牛肉を敷き詰めてあるので、湯気はイマイチ楽しめず。
ご飯茶碗1杯目は、そのまま美味しくいただきます。
2杯目はサービスの土鍋出汁を掛けて、お茶漬け風にして楽しみます。
このお茶漬けが「美味しさの一歩先」の美味しさ、ご飯一合では足りないよ(言ってみたかっただけ)。
香の物と本日のあら汁セット250円
最後は甘味であるところ、敢えて香の物、あら汁を合わせて。
美味しい料理、美味しい土鍋ご飯、美味しい日本酒をご馳走様でした。