2023年11月07日

歌舞伎町の寿司屋

/鮨やまけん 新宿東口店にて【生本鮪】握り食べ放題コース 全16品+プレミアム飲み放題付/

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 月に一度は歌舞伎町。
 職場からは近くないけれど、帰宅は電車一本で楽々です。
 多くの外国人がビデオを回していましたが、日本人も海外に行けば同じ絵面かな。

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 今夜は鮨やまけん 新宿東口店公式ホームページ)へ。
 JR新宿駅から向かうと、ゴジラの手前の左側のビル、6階。
 「美味しいマグロが食べ放題なんだって。一緒に行こうよ」と誘われて、のこのことやってきました。

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 ビル左手脇のエレベーターを6階で降りて、右手を向くと煌びやかな店への入り口がが、、
 行燈が燈っているので、営業中なのだろう。
 それにしても、質素というか、シンプルというか、潔いというか。

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 店内は20席ほどのコの字カウンター、20席ほどのテーブルが置かれたワンルーム。
 花板が店内全てを見渡して、隙なくフォローしています。
 案内された席は花板の正面、別料金を払ってでも座りたい席。

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 今夜は、【生本鮪】握り食べ放題コース 全16品+プレミアム飲み放題付9,498円
 食べ放題に惹かれる歳ではございませんが、食べられるうちに色々と経験しておきたい。
 飲み放題には日本酒が5種類も用意され、いずれも安定した美味しさの銘柄ばかり。
 念のため隠し酒をお訊きするも、メニューに掲載されている銘柄だけとのこと。

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 それでは乾杯、今夜は歌舞伎町で二人お疲れ様会。
 ビールを飲んでいると、一品目が運ばれてきます。
 食べ放題は、コースを食べ終わってから。

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 【おぼろ豆腐】
 湯葉に雲丹を乗せた一品、スプーンでどうぞ。

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 とろりとした餡に浸っていても、雲丹の香り、しっかり。
 色とりどりのあられ、カリッとした食感が楽しめます。

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 【雲丹いくら小丼】
 握りで使うシャリに雲丹とイクラを乗せた、小丼。
 小丼なのに、雲丹もイクラもたっぷり乗せられていて、まるで雲丹とイクラの軍艦巻きの海苔抜きかと。

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 【生本鮪 握り4貫】
 握りはカウンター台に用意されたスレートプレートに置かれ、手元の小皿に移していただくスタイル。
 江戸前寿司ですと刷毛で醤油が塗られていて、自分で醤油の量を調整するのが憚れることが多いのです。
 こちらでは醤油つけ放題、多めの醤油が好みの私にドンピシャなスタイル。

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 起、漬け
 程よく漬けられた本まぐろ、柚子の香りが初冬を感じさせます。

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 承、大トロ
 脂身が崩れてしまうほどではありませんが、逆にこのくらいの脂身が好み。
 旨いですなぁ、じゃなくて、こちらの歳格好から好みを類推しての切り出しにも感じます。

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 展、赤身
 大トロの脂が過ぎ去る前に頂けば、そこはかとなく霜降りにも感じられる楽しさ。

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 結、中トロ
 次の料理に繋がるかのような、程よい脂身。
 赤酢のシャリとの相性も最高ですな。

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 【とろたく巻】
 マグロ4貫の興奮が冷めないウチに巻物。
 思っていた以上のペースで握ってくださり、ここでやっとビールが飲み終わります。

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 福島の蔵元である宮泉銘醸が醸す「寫樂(しゃらく)」純米酒 純愛仕込 R4BY。
 大吟醸でも純米吟醸でもない、無印純米酒を頂くのは初めてかな。
 高級酒ですと、お寿司を食べにきたのか、お酒を飲みにきたのか分からなくなることもあります。
 お寿司の味に合わせた銘柄と造りの選定、他の銘柄を飲むのが楽しみになります。

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 【玉子】
 寄木細工の様に組み上げた玉子、なんと呼ぶ握りなのかな。
 一口で食べるのはどの玉子でも同じだけど、口内調理の楽しみがあります。

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 【小鉢】
 日替わりとのことで、今夜は春菊の白和え。
 一気に握りを頂いたので、ほんのひと休み、いわゆる箸休め的な一品。
 ただまあ、箸休めがこんなに美味しいって、どゆこと。

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 和歌山の蔵元である平和酒造が醸す「紀土(きっど)」純米酒 R5BY。
 写楽同様、紀土も大抵は純米吟醸を頂きますが、今夜は金ラベルの純米酒。
 こちらもお鮨によく合います。

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 【飯蒸し】
 茶碗蒸しかと思って蓋を取ると、
 シャリの上に穴子、栗、錦糸玉子を乗せ、シャリに帆立を仕込んであります。

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 飯蒸しと呼ばれる料理を初めて頂きましたが、とても心好い。
 お鮨のコースは冷たい料理が多くなりがち、合間に挟む温かい料理に花板の心遣いを感じます。

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 【本日のおまかせ握り4貫】
 喜、カンパチ
 コース後は再びまぐろ尽くしなので、ここで違う魚の握り。
 って、本まぐろに甲乙付け難い美味しさ、

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 色、炙りサーモン
 これでもかの身厚なサーモンをこれでもかと炙り、炙り本まぐろへの伏線かと思う様な美味しさ。

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 満、ヤリイカ
 イカには軽く塩が振られているので、醤油をつけずに美味しくいただきます。

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 面、エビ
 握りの〆はエビ、ほんのりとして甘みがいい感じ。

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 【味噌汁】
 今夜の椀は、マグロのあら汁。
 本まぐろの身を使っているかの様な濃厚な味わいで、自分史上最高のあら汁。

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 【香の物】
 べったら漬けが出されたら、コースは終了。
 結構駆け足だったなと時計を見ると45分経過。2時間制ですからたっぷりまぐろを食べ放題できます。
 何を食べようかなぁ、と花板の手隙を狙っていると、

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 「こちらをどうぞ」と渡してくださった、赤身、トロ、大トロの盛り合わせ。
 「お酒を飲まれているので、刺身がお好みかと思いまして」の調味料を添えて。
 切り身用の盛り合わせは数えきれないほど頂きましたが、
 握りネタ用の刺身盛り合わせは数えるほどしか頂いていません。

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 しかも醤油をたっぷりつけて頂ける幸せ。
 大好きな山葵もたっぷり付けて、こんなに幸せで良いのでしょうか。

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 刺身を食べ終わった頃合いを見計らって、鮪の酒蒸しが渡されます。
 浅利の酒蒸しなら何度も食べたけど、まぐろ酒蒸しを頂くのは初めて。
 冷たい本まぐろはとても美味しいけど、温かい本まぐろもとても美味しい。
 今夜は何かと初めての料理が多く、これだから食べ歩きはやめられない。

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 新潟の蔵元である宮島酒造が醸す「〆張り鶴 純(しめはりつる じゅん)」純米吟醸酒 R5BY。
 ほほう、〆張鶴は純米吟醸なんだな。
 香り控えめ、口当たりはまろやかで、スッキリした後足が本まぐろ尽くしに花を添えます。

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 何かを頼む気が失せて、ただただ花板の所作を追っていると、本まぶろの中落ち。
 衛生面からの影響もあって、寿司屋のメニューから落ちてしまって久しい。

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 白胡麻が振ってあり、さらに山葵を乗せて醤油を付けて頂きます。
 ああ、うんまい。

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 何やらバーナーで炙っているなとみていると、鮪ステーキ。
 塩を振り、直火で炙ると脂身が溶けちゃうので、乗せた白ネギをバーナーで炙って焦げ目を付けています。

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 全部食べたかったけど、2人で来ているから半分こ。
 こんな創作料理、それなりのお鮨屋でも出されるかどうか分からない逸品。
 大トロの甘みをギュッと感じる美味しさ、ウンマイ。

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 宮城の蔵元である新澤醸造が醸す「あたごのまつ」本醸造 鮮烈辛口 R5BY。
 テーブル席だったらもっと飲んでいただろうけど、花板のかぶりつきならば飲物よりお喋り。
 現場の貴重な話しが色々と聴けて嬉しい。

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 さらにさらに頂いた鮪の創作料理、鮪梅水晶。
 中トロをなめろう的に梅水晶と合わせて仕上げた逸品。
 梅水晶というメニューは無いので、この料理のためだけに仕入れているとのこと。

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 梅水晶って何かに合わせて頂くことが少ないのですが、本まぐろとはよく合います。
 醤油以外の調味料と合わせてみても面白いと思うので、次回以降の楽しみ。

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 「お時間になります」と声が掛かり、握りを三貫お願いしました。
 握って直ぐ食べるのを良しとする私ですが、最後は三貫並べて、と。
 お腹にはまだ余裕があったけど、先に胸がいっぱいになってしまいます。

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 お茶、いわゆるあがりを頂いて、あがり。
 外国人客も多く、女性店員さんがそつなく接客しているのは、流石歌舞伎町だな。
 美味しいお鮨、美味しい料理、美味しい日本酒をご馳走様でした。
posted by ふらわ at 00:00| Comment(6) | TrackBack(0) | 日記