2023年11月10日

年に一度の香箱ガニ

/潟潟ヤにて香箱ガニ、白子の鉄板焼き、牛豚ラーメンなど/

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 朝、出掛けに雨が降っていて。
 夜の飲み会があるので、お店までの行き来で降っていたら嫌だな。

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 お誘い頂き、今夜は潟潟ヤ。
 これまでは同じ幹事さんにお誘い頂いていましたが、今夜は違う幹事さんにお声掛け頂きました。
 次があるとしたら誰から誘われるだろうか、それとも今回でお終いだろうか。
 未来のことは誰にも分からない。

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 完全予約制、今夜は6人での貸切。
 コースはおまかせのみ、1人1万5千円の日本酒飲み放題。
 なんだけど乾杯は国産ビール。

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 それでは奈良のビール、ガラモンで乾杯。
 全員揃ったところで、今夜は高津で六人お疲れ様会。

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 店主さんは「脚を悪くして、1ヶ月くらい休んだんですよ」と話しながら、鉄板の様子を確認しています。
 さてさて、笹川劇場の始まり、始まり。

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 塩胡椒を振って柔らかく煮込んでから固めた豚足、クラゲの甘酢漬け、カレー味の豚ガツ
 山形の食用菊であるもって菊の甘酢漬け、シナモン風味のかぼちゃ団子、ゆず風味の赤かぶ。
 青森のゴリ(ジュズカケハゼ)の山椒炊き、千葉のおおまさり、丹波の黒豆、助惣鱈のタラコの鉄板焼き。
 一品一合の美味しさを秘めた八寸(八寸じゃないけど)、このまま一時間でも二時間でも飲んでいたい。

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 お酒は一品に対して冷やと燗を出して下さいます。
 お猪口は好みで選んでいいんだけど、まま、冷やはお椀形、勘は平杯形かな。
 どのお酒も「その辺で買ってきた」のではなく、ものによっては蔵元まで買いに行っています。

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 天然カワハギの肝和え。
 当たり前のことかも知れないけど、先ずはこの薄くも濃くもないブルーの食器に大葉の盛り付けた素敵。

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 味付けというよりカワハギをそのまま味わう料理、旨味過多の味わい。
 これからの私は、他の居酒屋でカワハギを食べても「これはカワハギじゃない」って思うだろうな。

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 「この時期、一年で一番憂鬱なんです」「一杯仕込むのに40分は掛かるんです、もう、ホント大変」
 すみません、数分で食べてしまって。
 香箱ガニ(石川で獲れるズワイガニのメス)の漁期は、11/6から12/29までの2ヶ月未満と決められています。
 今年は低気圧の影響により解禁日が11/9に延期、、つい二日前じゃん、間に合って良かった。

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 香箱ガニにあっさりした餡かけを掛け、香草を散らして。
 私は年に一度しか食べられないので、大切に大切に頂きます。

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 どんなに大切に食べても、必ず食べ終わってしまうけどね。
 次に頂けるのは来年かな、来年まで長生きしよっと。

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 勝浦のクロムツ、イクラ掛け。
 中華出身の店主さんですけど、使う食器は洋風、全く違和感がありません。

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 クロムツは鉄板で、「ミディアムレア」に焼き上げてあります。
 イクラとの半日だけ醤油漬けし、相性抜群でとても美味しい。

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 帆立とクルマエビの春巻き。
 くるりと巻いているのを見ていると、そのまま鉄板で焼くのかとおもいきや、油で揚げています。

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 油切りの心配なんて無いのに、懐紙に乗せて。
 皮はしっかり焼き上がっているけど、中はしっとり、固さと柔らかさを同時に楽しめます。

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 天然ぶりの海苔巻き。
 他の料理と同じように、ミディアムレアで焼き上げてあります。

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 より品質管理や事後処理に間違いの無い養殖ぶりの方が味は上と言われますが、
 天然物は天然物でしか味わえない味わいを楽しむ、鉄板焼きで。

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 会がだいぶほぐれてきた頃、白子を鉄板で焼き出します。
 貸切会であっても話しに加われない私、鉄板焼きを凝視してしまう。

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 白子のニンニク仕立て
 「白子にニンニクを合わせた料理って見たことないから、作ってみました」と。

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 ニンニクは醤油漬けされ、軽く焼いてから乗せてあります。
 色々な白子を食べてきて、生が一番と思っていましたが、鉄板焼きが一番だな。

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 ししゃもはオスとメスで大きさが違います。
 卵を楽しむならメス、身を楽しむならオス、と言われています。

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 どちらも楽しめる様に、オスメスの食べ比べ。
 清らかな川を思い浮かべられる、淡い水色の食器。

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 半分をそのままで、残りはすだちを搾って美味しくいただきます。
 お頭から食べ出して、尻尾まで全て食べ切ってしまう私、お頭と尾を残す人いるんですね。

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 のっぺ汁。
 根野菜だけで仕上げた煮物、、、銀杏や茸も混ざっていますな。

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 旨味全開な料理が続いたので、反対側に振られると、思いっ切りほっこりした味わい。
 煮物で箸休めなのかな。

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 終電が待ってくれないので、先に作ってもらったラーメン。
 スープは牛肉と豚肉で仕立ててあり、どのラーメン専門店でも味わえない美味しさ。
 トッピングは煮込み牛肉、刻みタマネギ、わさび菜。

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 麺は自家製、必要な分だけ打っています。
 今夜は特別な固め仕上げ、いやあ美味しい。

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 今夜の店主さんはお喋り多めで日本酒少なめ。
 美味しい料理、美味しい日本酒をご馳走様でした。

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 終電に乗ったのはどのくらいぶりだろうか。
 ギリギリ間に合うってことは、間に合わないこともあるってことだな。
posted by ふらわ at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記