/黒潮 秋葉原本店にて本マグロの中落ち、刺身五点盛りなど/
秋葉原で働いている友人から、近くで飲もうよと、お誘いがあり。
今夜は黒潮 秋葉原本店、席だけ予約して、食べ物、飲み物はお店で考えることにして。
いざ、秋葉原へ。
地下のお店は、飲んだ後で上ることになるので、転ぶ心配が少ないそうです。
逆に2階の店は、酔った後で階段を下るので、様々なことが起こるとか。
店内はテーブル席のみで、半個室も用意されています。
(と思ったら2席だけの壁向きカウンターが)
案内された席は、厨房に1番近いテーブル席、なんなら店員さんとコミニュケーションも楽しめます。
とは言え私、日本語しか喋れません(残念
値段改定に伴い、食べ物メニューはパウチ一枚に統合されました。
写真付きの何頁もめくるメニューは楽しいですが、一枚で俯瞰できると選びやすいです。
ちなみに、写真も撮りやすい。
日本酒は47都道府県そろっているわけではないけれど、かなり揃えてあります。
新政、鍋島、而今がレギュラーメニュー。
花陽浴、風の森もあるんだ。
ちょっと料理に合わない銘柄もありますが、まま、好みですから。
それでは中ジョッキ550円で乾杯。
今夜は秋葉原で、二人お疲れ様会。
暑くても寒くても、東でも西でも、どこで飲んでも生ビールは美味い。
お通しは貝ひもとクラゲの酢和え。
個人的に大好きな貝ひも、お通しで頂けるとは嬉しい。
先ずは、この店に来たら必食の本マグロの中落ち100円。
必食なんだけど、数量限定、1テーブルで一品限定。
表側だけではなく、裏側にも身がたっぷり付いています。
スプーンで剥ぎ取るのが衛生上どうたらと、一時は販売が自粛されていました。
初めは解凍の緩さが気になりましたが、食べているとちょうど良くなります。
山葵醤油でいただく中落ち、うんまい。
身は骨に近いほど美味しいと聞いたことがあるけど、ほんとだな。
続けて、鶏皮ぽん酢420円。
鶏皮ぽん酢の鶏皮は、ボイルしてぽん酢を合わせることが多いのですが。
こちらの鶏皮ぽん酢は、鶏皮に衣をつけて揚げ、ぽん酢を合わせてあります。
どちらが正しいとか無くて、どちらも正しい鶏皮ぽん酢。
衣のサクッとした食感も楽しめる鶏皮ぽん酢、美味しいですな。
付け合わせのアーリーレッドや水菜が、とてもいい感じ。
揚げ物をたべるかと、たこの唐揚げ650円
唐揚げは若鶏、鶏なんこつ、かわえび、たこと4種類用意してあり、海鮮居酒屋だけにたこを選択。
厚めの衣で揚げられたタコの足、多数。
タコの唐揚げなんて随分と久し振りに頂きますが、コリッとした食感も感じられて、とても美味しい。
揚げ物にはやっぱりビールが合いますね。
こちらも久し振りに、あさり酒蒸し650円
お店が混んでいたので、料理が遅くなると思い、一気に頼んだら一気に提供されます。
香しいアサリの香りに包まれると、初めて頂いた新宿の地下にあったラウンジスタイルの店をいつも思い出します。
あの頃は殆ど一人で飲みに行っていて、今ではこうして付き合ってくれる友達もできて、色々と感慨深い。
たっぷりの殻付きアサリ、開いていないアサリは一つもありません。
プリッとした食感を残しつつ、旨みを十分感じられる美味しさ。
友人は一つ二つつまむ程度のお姫様、思う存分、楽しませていただきます。
料理が一気に来たので、ここでやっと日本酒。
三重の蔵元である木屋正酒造が醸す「而今(じこん)」特別純米酒 火入 R5BY。
記されていない造りが気になりましたが、特純とは軽く驚きます。
何か特別な仕入れルートがあるのだろうか。
ま、飲み手としては、美味しくいただければそれで良し。
揚げ物祭りの今夜は、オニオンリング650円
ここのところ、変わり種やら創作料理とかを頂くことが多かったので、原点回帰でもないけれど、の居酒屋料理。
先の揚げ物と同じ様に、衣厚め、量多め。
付け合わせに掛けられている、ドレッシングを合わせて頂きます。
サクッとした食感と、タマネギの旨みが、とても美味しい。
千葉の蔵元である寒菊銘醸が醸す「橙海(とうみ)」純米吟醸酒 無濾過一度火入原酒 R5BY。
OCEAN99 Series 橙海(とうみ) -Arrival-、販売店限定品。
夏季限定の「inflight」に続く、Flightシリーズ3部作及び季節限定酒シリーズをしめくくる「Arrival(着陸)」です。
夕日で橙に染まる九十九里上空を通過して着陸する、飛行機をイメージされています。
さてメインの、刺身五点盛り2,280円
今夜の盛り合わせはカンパチ、サーモン、シマアジ、タイ、マグロ。
ツマ多めで、ああ大衆居酒屋に来たんだなぁ、と全身で感じます(今頃?)。
美味しい刺身は、まず、色艶が美味しそう。
山葵醤油でいただくと、色艶に導かれる美味しさ。
殆どの居酒屋で美味しい刺身が頂ける時代、この店では更に色艶をも楽しめます。
とろけるようなサーモンやマグロ、ああ美味しい。
驚くほど厚切りのシマアジ、しっかり食べ応えあり。
栃木の蔵元であるせんきんが醸す「クラシック仙禽 無垢(せんきん むく)」純米吟醸酒 生酛 無濾過原酒 R5BY。
メニューに造りが説明されていなくて、生酛の無濾過と分かっていたら生牡蠣を注文していたんだけど。
瓶を持ったら残り一杯分は残っていない軽さ、「たまたま」残っていたと知れる。
1番美味しい最後の一杯、刺身に合わせますか。
次の刺身は、熊本直送特選馬刺し750円。
馬刺しは熊本からの直送肉、こちらも引き込まれる様な色艶ですなぁ。
部位違いの盛り合わせも楽しいし、赤身だけの盛り合わせも楽しいですな。
薬味はニンニクとショウガ、もちろんニンニク。
これでもかと乗せて一気に食べれば、この店に飲みに来て良かったと思える味わい。
また来ることがあれば、馬刺しを食べよう。
ラストは、ソース焼きそば580円
〆に肉寿司も良かったけど、マイブームの焼きそばをお願いしました。
具は薄切りのウィンナーと芯に近いキャベツ。
大好きな紅生姜付き、嬉しい。
ゴムの様な食感の細麺は、私の原体験である焼きそばの味わい。
ソースの味がよく馴染んでいて、とても良い感じ。
美味しい料理、美味しい日本酒、美味しい焼きそばをご馳走さまでした。