2023年12月04日

六本木のぶどう酒食堂

/Sakuraにてセコガニのペペロンチーノ、山形牛スネ肉の赤ワイン煮込など/

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 「六本木に素敵なイタリアンがあるの。ふらわさん、行ってみて」と勧められ。
 友人と日程調整しつつ席を予約して伺ったSakura公式ホームページ)、六本木駅から徒歩1分。
 店先の大きな桜の木があることから名付けられた店名。
 今はその時を静かにじっと待っています。

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 店内に入り、来意を告げると半個室風のテーブル席に案内されます。
 コートを脱いでハンガーに掛けてソファに座ると、「いらっしゃいませ。ご案内したい部屋があります」と。
 最初に店内を案内してくださるのは初めてでは無いけど、この店の案内には驚きました。

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 先ずはキッチン内にドンと備え付けられた石窯、ピッツァを焼くことしかできない石窯、火力は薪。
 タイルがハートだったり、店名が入っていたり。
 驚きのあまり、写真がちゃんと撮れてなくて残念。

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 そのまま足を進め、併設されているワインショップに。
 右手にはまるで何かの見学コースの様に地下へ下る階段、地下は壮大なワインセラー、いや、ワインクーラー。
 24時間365日、16度に保たれているそうです。
 もちろんワインだけ買いに来てもいいし、買ったワインをテーブルに持ち込んでもいいし。

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 地上戻って来ると、パン売り場。
 小麦が焼き上がる香しさに包まれながら、「こちらでモーニングが楽しめます」と。
 ハム、焼き菓子、ケーキなどのコーナーの説明も受けて、もうすでにお腹いっぱい(笑)。

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 それではスパークリングワインで乾杯。
 CAMPE DHEI BIANCO VINO SPUMANTE EXTRA DRY(カンペ デイ ビアンコ エクストラ ドライ ヴィティコルトーリ ポンテ)ヴェネト イタリア スパークリングワイン(白) NV。
 今夜は六本木で二人お疲れ様会。

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 この店はコースが用意されていません。
 自身でコースを組み立てられない私、店員さんにおすすめとお任せで、料理とワインをお願いします。
 カジュアルイタリアンとのことで、殆どのワインはグラスで楽しめるのが嬉しい。

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 半個室の目隠し的に置かれたブラックボードには、「本日のメニュー」が書かれています。
 メニューを選んだら下げられる(他の半個室に持っていかれる)と思ったら、退店時まで置いたまま。
 おー素晴らしい、、訊けば半個室分の5枚用意してあるそうだ。
 凄いなと驚いたけど、六本木のカジュアルイタリアンではごく当たり前の対応なのだろうか。

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 ピアッティーニ(Piattini:おつまみ)は、おまかせ前菜5種盛り2,980円
 秋ナスのバルサミコマリネ、ハチミツを合わせて甘酸っぱい味わい。
 スルメイカとパプリカのマリネ、アンチョビを合わせた濃いめの味わい。
 ヴェネト(イタリア北東部)の郷土料理である豆アジ、軽く炒めた玉ねぎ、レーズン、を合わせて。
 自家製の米澤豚の香草ハム、タコとイカのナポリ風ポテトサラダ。

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 アンティパスト(Antipasto:前菜)は、鮮魚のカルパッチョ2,500円
 今夜は炙りサワラ、石鯛、金目鯛の組み合わせ。
 炙りサワラは塩で、石鯛にはドラゴンフルーツのドレッシング、金目鯛にはキウイのドレッシング。

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 PINOT GRIGIO TERRE SICILIANE IGP(ピノ グリージョ テッレ シチリアーネ IGP)シチリア イタリア 白 2021。
 料理の先にワインが運ばれてきて、一口飲んでから、料理。
 「先にワイン」は当たり前なんだけど、後からワインを運んでくる店もあるので、安心します。

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 ブッラータと季節のフルーツ2,580円
 店内ですりたての生ハム、ブッラータチーズ、柿、2種類の葡萄。

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 入店時は少なめだったお客さんも、気が付けば満席近い。
 サービスが食事を運び、使った食器を下げているのですが、カチャカチャと音を立てません。
 ナイフとフォークは指で、お皿は腕に乗せて、重ねたりして音がしないように運んでいます。
 心地よい店内、気持ちよい空気は、ひとつひとつの積み重ねでしか行き着けない。

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 ROERO ARNEIS VILLATA(ロエロ アルネイス ヴィッラータ ヴィーテ コルテ)ピエモンテ イタリア 白 2020
 白が三杯続きますが、どれも特徴的で、とても美味しい。
 イタリアンだからイタリア産ワインが当たり前かもですが、その当たり前を当たり前にやれる店は多くありません。
 いや、それなりにだすなら話は別ですけどね。

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 プリモ・ピアット(Primo Piatto:第一の皿)のピッツァ、ポルチーニ・ビスマルク2,800円
 ローストチキン、ポルチーニ茸、半熟卵が乗っています。

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 ドイツ国初代宰相オットー・フォン・ビスマルクの卵好きに由来する、ビスマルク風のピッツァ。
 まず半熟卵を溶かすところから。
 薄くてパリッとした食感が楽しいナポリピッツァとちょっと違う、モチッとした生地がたっぷりのピッツァ。
 かなり食べ応えがあるけど、美味しくてスルッと食べ切ってしまう。

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 Une petite cuvée au poil!(ユヌ プティット キュヴェ オ ポワル)ローヌ フランス ロゼ 2022。
 ほほう、ロゼはフランスなんだ。

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 で、そのロゼに合わせるのは、もう一つのプリモ・ピアット、セコガニのペペロンチーノ2,580円。
 セコガニは卵を持っているメスのズワイガニのことで、身を食べるのと言うより出汁を取り、卵と身を食べます。
 年間を通して二ヶ月しか漁獲できず、今だけしか頂けません。

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 運ばれてきたとき、効かせたバジルの香りがガツンと漂います。
 取り分けるとペペロンチーノのニンニクの香りが立ち上がってきます。
 いやぁ、セコガニを一杯まるごと使ったパスタ、こんなに美味しいんだ。

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 Champagne Dangin Fays Brut(ブリュット ダンジャン フェイ)シャンパーニュ フランス シャンパーニュ NV。
 殆どのコース料理で、1杯目にしか飲まないシャンパーニュ。
 なんだけど、次の料理のために合わせてくださいます。
 飲み終わるまで途切れることの無いペルル、綺麗ですねぇ。

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 お腹に余裕があれば、メインの前にいかがですかと勧められた、令和の怪物1,280円。
 野球ファンなら、「令和の怪物」からロッテの佐々木朗希投手を思い浮かべるでしょうね。
 その佐々木朗希投手にちなんで名付けられた、岩手県大船渡地区で生産されるブランド真牡蠣。

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 耳吊り方式で育てた250g前後のサイズを厳選して出荷し、真牡蠣なのに岩牡蠣と見まごうような大きさ。
 クリーミーで濃厚な味わいを、きゅっとレモンを絞って、ツルッといただきます。
 ああ、美味しい。

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 RAZON(ラゾン)リオハ スペイン 赤 2014。
 エチケットでは低価格の「テーブル・ワイン」、中身は「リオハ産のブドウ100%の高品質ワイン」。
 生産者の強い思いから、ワインのおいしい成分を残すために最小限のろ過、飲み頃まで熟成させてから出荷。
 通常のワインに比べ濁り、瓶内熟成の過程で生じる澱もあるけど、それがこのワインの美味しさ。

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 セコンド・ピアット (Secondo Piatto:第二の皿)は、山形牛スネ肉の赤ワイン煮込3,300円。
 取り分けてからナイフを入れようとフォークで抑えると、そのまま解れる柔らかさ。

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 自分で取り分けたので綺麗ではありませんが、マッシュポテトが美味しいのなんのって。
 それ以上に赤ワインが身震いするほどの相性、素晴らしい。

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 さて、別腹用のドルチェ。
 10種類以上用意されているので、自身で選ぶのではなく、「あっさりめのベリー系があれば」とお願いします。
 つか、どのドルチェもラーメン一杯分のお値段。

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 すると赤い絨毯を敷き詰めたトレーにドルチェを並べ、「お好きなのをいくつでも」とプレゼンテーション。
 二人とも「スゴーイ」と喜んでしまいましたが、、六本木のカジュアルイタリアンではごく普通の光景なのだろうか。

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 マリオン970円。
 『薄く焼き上げたホワイトチョコレートのガトーショコラに甘さと酸味の融合したカシスとブルーベリーのホワイトチョコレートクリーム』
 冷たく冷やされたディッシュでいただくドルチェは、格別ですな。

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 飲みものは幾つか選べましたが、いつものホットコーヒー。
 あれが美味しかった、それも美味しかったと話ながら飲むコーヒーは、とっても美味しい。
 美味しいイタリアン、美味しいワインをご馳走様でした。

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posted by ふらわ at 00:00| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記