2023年12月25日

町田で二人忘年会

/焼鳥懐石 軍鶏 枩井(まつい)にて【串9本】焼き鳥コース/二人忘年会/

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 定年を過ぎてすっかり減った忘年会。
 大人数で飲むのはあまり得意ではないので願ったり叶ったりなんだけど。
 無ければないで寂しくなる面倒くさい私、そんなこんなで年が終わっていく。

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 お誘いいただき、今夜は町田の焼鳥懐石 軍鶏 枩井(まつい)へ。
 ※「松」の木編を冠にしたのが「枩」。
 お店の場所は、小田急町田駅北口から徒歩数分、バス通り沿いの雑居ビルの2階。
 エレベーターは上層階専用ではなく2階にも停まるので、階段の上り下りが辛い人には、とても助かります。

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 階段を上ると、入口はここかな、と、軽く躊躇する引き戸。
 表札からは、凛と背筋が伸びていながら、柔らかく包み込まれる様な暖かみを感じます。
 今夜は友人が焼鳥のコースを予約してくれていますが、鳥すき、水炊きも楽しめます。

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 それなりの焼き鳥屋ですと、席は焼き場を眺められるカウンターこそ全て。
 焼き場が見えなくて、何が焼き鳥屋と言う風潮もあります。
 こちらはカウンターこそ10席が用意されていますが、メインは個室。
 4人部屋、6人部屋などが7部屋ほどあり、仕切りを外して20席まで対応できる部屋も用意されています。
 伺った夜は17人の予約が入っていて、そんな大人数でも1万円クラスの焼鳥懐石を個室で楽しめます。
 愛煙家にも優しく対応されているそうです。

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 案内されたのは4人部屋の個室、個室で焼き鳥を頂くのは初めてとても嬉しい。
 予約したのは、【串9本】焼き鳥コース《5500円》ボリュームアップ全16品
 串は鳥7串、野菜2串に一品料理が5品、土鍋ご飯に甘味になり、追加も出来るそうです。
 飲み放題は2,500円、ビールは飲むけど後は日本酒で、の我々はアラカルトで頼むことにしました。

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 それでは、アサヒスーパードライ720円で乾杯。
 今夜は町田で二人忘年会、今年も一年、大変お世話になりましてありがとうございます。
 個性を全面に出したクラフトビールも美味しいけど。
 日本人の好みを知り尽くしたビールメーカーの、日本人に合わせた味わいのビールもとても美味しい。

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 先付けは鶏肉と野菜の煮物。
 冬の寒い外から来店されたお客さんの身体を温める料理から。
 熱すぎずないのは「三献の茶」に倣って、いや、「懐に(温かい)石を」の懐石だからだろうな。
 出汁を利かせて丁寧に煮込まれた煮物で、空腹が緩やかに和らいでいきます。

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 茶碗蒸
 鶏肉と銀杏のシンプルな茶碗蒸し。
 こちらも煮物と同じで熱すぎない仕立てで、身体と心が包む様に温められます。

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 季節のミニサラダ
 このまま一気に焼き鳥に向かうのではなく、一息入れる冷たい料理。
 山葵菜、黄色のパプリカ、紅心大根、カラフルミニトマトに生姜ドレッシングを掛けています。

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 阿波尾鶏(あわおどり)(公式ブランドサイト
 徳島県西部や県南部の自然に恵まれ、ゆったりとした環境の中で、75日以上かけて丹念に飼育された地鶏。
 徳島県の特産物として徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課が開発した、高品質肉用鶏。
 肉質は、低脂肪でコク・甘み・うま味が多く、やや赤みを帯びた肉色と適度な歯ごたえが特徴です。

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 阿波踊鶏もも
 こちらの焼鳥は2種類の鶏肉を使い分けていて、まずは地鶏である阿波踊鶏のもも肉から。
 量より質の私の好みにぴったりの量、好みを超える美味しさ。
 強くもなく弱くもなく丁寧な火入れが、鶏肉の美味しさをどこまでも高めている印象です。

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 丹沢滋黒軍鶏(たんざわじぐろしゃも)(公式ブランドサイト
 豊かな大自然に囲まれ、ふかふかに耕された地面の平飼い、飼育120日の長期飼育されたブランド地鶏。
 抗生物質を一切使わない完全無投薬、料理は飼育からはじまる、とあたりまえの育て方をされています。
 ほんものの鶏の味は、こんなに違うんだ、という感動を味わえるように。

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 丹沢滋黒軍鶏もも
 もうひとつは、ブランド地鶏の丹沢滋黒軍鶏、お店がある町田市の隣り、相模原市から。
 薄紅色した肉肌からして美味しそうで、食べてみたら見た目以上に美味しくて。
 この味わいがほんものの鶏の味なんだな、とっても心好い。

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 日本酒は飲んだことのない蔵元が無かったので、飲み友が飲んだことのない蔵元から。
 宮城の蔵元である寒梅酒造が醸す「宮寒菊(みやかんぎく)」純米大吟醸 無濾過中取り R5BY。
 宮城県産米100%、全量純米吟醸以上の質で醸造されています。
 焼鳥との相性は、説明不要です。

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 丹沢滋黒軍鶏むね
 雄と雌で味わいが異なる丹沢滋黒軍鶏、初訪の今夜は提供されるままで楽しみます。
 初めて頂いたので美味しいことしか分からないのですけど、いつか雌雄を食べ比べてみたい。

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 椎茸
 焼きではなく蒸し、たっぷり含ませた昆布だしと共に炭火で一気に蒸し焼きされています。
 醤油は垂らさずにそのまま頂くと、瑞々しい食感が採れたてを想像させます。
 傘だけでなく柄も合わせて蒸し焼きされていて、傘、柄、傘の順番に三度楽しめる一串。

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 せせり
 押し返すほどの弾力と、とろりと甘い味わい。
 わずかに焦げ目が付くほど強めの火入れが、早く次の日本酒を飲めと。

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 秋田の蔵元である福禄寿酒造が醸す「一白水成(いっぱくすいせい)Premium」純米大吟醸 R5BY。
 秋田県五城目町酒米研究会の農家と契約栽培した酒造適合米(酒米)を使っています。
 田んぼの管理状況や酒米のデータ値などで評価を行い、その年に最も評価の高い酒米のみを用いて、大吟醸規格で醸されるお酒がPremium。
 値段を見ないで頼んで飲んで良かった。

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 ささみ梅和え
 箸休めに近い小鉢、ささみは串に刺さずに梅と和えて。
 ささみの焼き鳥には梅肉を乗せることもあるので、味が合わないわけがない。
 お代わりとかできるんだっけ、、あっ、コースでしたな。

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 レバー
 口内調理を前提とした浅めの火入れ、それでいて生の部分ありません。
 あっさりめのたれを「大人のレバーだね、『血合い』って感じ」とは、飲み友の感想。
 はい、私もそう思います。

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 砂肝
 皮(ではないけど)をパリッとさせるほど焼き上げ、それでいて身(ではないけど)の柔らかさを楽しめる一串。
 色々な店で様々な砂肝を頂いてきましたけど、個人的に三本指に入る味わい。
 危うく追加注文するところでしたわ。

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 福島の蔵元である大木代吉本店が醸す「楽器正宗 refRain(がっきまさむね リフレイン)」貴醸酒 R5BY。
 久々に楽器正宗でも飲むかなー、って飲んで、僅かな強めの甘味はなんだろうとラベルを凝視すると。
 貴醸酒なのか、全然貴醸酒らしくない飲み口じゃないか。
 つか、大木代吉本店って貴醸酒協会に加盟してるんだ。
 一杯分しか無くて、友人は手取川 冬純米辛口を。

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 手羽先のスペアリブ煮
 「手羽先はかぶりついて食べてください」とおしぼりを替えてくださいます。
 たとえ異性を口説く会であっても、手羽先はかぶりつきますよ、ええ、オンナよりヤキトリ優先(笑)
 程よくスパイスを効かせたソースで煮込んでから焼き上げた一串、黙って頂きます。
 旨い、ただそれだけ。

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 ふくめ蕪
 「こちらでは焼き物は最後になります」と運ばれてきましたが、焼かれている様には見えません。
 訊けば、先の椎茸と同じ様に蕪に出汁を含ませ、炭火でゆっくりと焼き上げているとのこと。

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 白い根だけではなく、青い葉も程よく火入れされ、みずみずしい焼蕪はまさに蒸し焼き。
 この料理って、 枩井のスペシャリテではないだろうか。
 最後に持ってこないで、早めに出した方がいいんじゃないかな、って余計はお世話か。

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 里芋のから揚げ
 煮っ転がしとかお雑煮とか煮しめ食べたこと無いので、から揚げは初めて。
 コースの中でちょっと異質に感じましたが、店主さんとか料理人とかに何か由来があるのだろうか。
 まま、難しく考えないで美味しく頂きます。

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 真鯛の土鍋ご飯
 10人前後の貸切会では定番ですけど、2人分を炊き上げてくださいます。
 1杯目はそのまま、2杯目をお茶漬け風に楽しむために鶏白湯スープが用意されます。

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 真鯛の身がしっり残り、お出汁はやや軽めに利かせて、
 「美味しかったねぇ」「うん、美味しかった」と焼き鳥の感想を話し合うのにちょうどいい美味しさ。
 おこげの匂いも楽しみの内。

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 お代わりは鶏白湯スープでお茶漬け。
 焼き鳥屋ってことで鶏白湯なんだろうけど、土鍋ご飯によく合う仕上がりのスープ、うんまい。

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 甘味はドラゴンフルーツのシャーベット。
 シャーベットなんて、こういうコース料理でしか頂かないので、とっても新鮮、とっても美味しい。

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 食べ終わってお会計、店主さんが対応して下さり、色々とお話を聞きます。
 焼き鳥屋なの個室を多くした理由、ポーションよりクオリティを優先させている理由、などなど。
 店主さんの門地も生い立ちは知りませんが、町田の飲食店事情にかなり詳しそうな印象でした。
 美味しい焼き鳥、美味しい料理、美味しい日本酒をご馳走様でした。
posted by ふらわ at 00:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記