
どうすることも出来ないほど仕事が楽しくて、仕事帰りにラーメンを食べる気にならない。
とは言え、明日は休みなので今日くらいは食べに行くのを楽しみに仕事を頑張る。
んと、仕事が楽しいんだっけ、ラーメンが食べたいんだっけ、なんだっけ。

お昼は、お刺身が美味しい居酒屋のどんの2号店である、炭火ホルモン居酒屋どんどん別館のランチ営業へ。
夜営業が主体の飲食店は、ランチをやる店とやらない店があって、それはお店の考え方次第なんだけど。
こちらは随分前からランチ営業をされている様子、一度食べてみたいと思っていました。

お店の入りやすさ入りにくさは、店内の様子ではなく店先で決まる(判断する)と思います。
ランチタイムは11:30-13:00、ライス大盛り無料、前払い制、支払いは現金かPayPay。

店内に入るとカウンター4席、テーブルが12席分。
前客6人、後客なし、ランチタイム後半に伺ったので空いていたのかも知れません。

1人であることを告げるとカウンター席へ案内されます。
メニューは大山地鶏のムネ肉レアカツ定食、和牛ハラミすじカレー、味噌モツ丼、まぐろユッケ丼。
いずれも1,000円で、小鉢やスープが付きます。
何度か伺うことを想定して、メニュー一番から食べていきます。

少し待たされて、大山地鶏のムネ肉レアカツ定食1,000円。
小鉢とたれ皿がが先に渡され、カツが揚がったところでご飯と味噌汁が配膳されます。
ご飯は大盛りにするかどうか訊かれなかったので普通盛り。
私が撮るスマホ写真だと味噌汁の湯気が良く写っているけど、他人のスマホ写真はそうでもない。

鶏肉のレアカツってほぼほぼ食べたことが無いので、どんな味わいなのかとても楽しみ。
油切り網っていうのかな、ちゃんと用意されているのがさらに楽しみを加速させます。
付け合わせはレタス、レモン、調味料が辛子。

ご飯のお米は銘柄が分からないけど、つやつやした見た目に惹かれます。
一口味見したら、ふっくらとした食感、ほんのりとした甘さ。
この辺りの飲食店のご飯のレベルが高いのか、都内の飲食店はどこもレベルが高いのか。

古式に則り、箸を濡らすべく、味噌汁から頂きます。
具材はお揚げと豆腐、少しネギ。
お味噌汁は好きで毎日でも飲みたいけど、こういった定食屋でしか飲むことが出来なくて。
あっさりしていて美味しいですねぇ。

鶏レアカツ、一口目は何も付けずにそのまま頂きます。
(カツだけに)サクッとした食感、その後しっとりとした歯応え、舌が大山どりを捉える。
ラーメンに乗せられたレアチャーシューも、焼肉屋で食べた塩焼きの美味しさを悠々と超えていく。
残りは塩、ポン酢で合わせて食べてみましたが、そのままで食べるのが一番美味しい。
ご飯との相性も素晴らしく、こんなに美味しいのになぜ店が空いているのか理解できません。
ひょっとして私が味を分かっていなくて、お店の味はこの地の人にウケが良くないのかも知れません。

小鉢は鶏ささみに軽く煮た野菜が乗せてあって、居酒屋の突き出しのよう。
まま、夜営業は居酒屋ですから、こう言った料理の方が得意なのかも知れません。
ご飯は圧倒的に足りませんでしたがお代わりはせず、上手く調整して、と。
美味しくいただき、ご馳走様でした。

夜は、中華そばくらむ@相模大野(相模原市南区相模大野8-3-10)(公式インスタグラム)へ。
2024/4/30オープン、貝出汁中華そばくらむ@二子玉川の2号店。
「貝出汁中華そばくらむ相模大野店」ではなく「中華そばくらむ」なんですね。

店先にはおしながきが掲げられています。
貝と焼きあごの中華そば950円、くらむの豚骨らぁ麺1,000円、それぞれ塩と醤油が用意されています。
貝の和え玉250円、貝ごはん小200円、並300円。
チャーシューご飯350円。

店内に入ると右手にタッチパネル式券売機。
オープンして2週間ほどということもあるのか、カード決済は準備中です。

画面上部のタブで画面を切り替える、使いやすい画面構成。
現時点では、中華そばとらぁ麺のみの提供です。

「和え麺」ではなく「和え玉」。
ドリンクは瓶ビール450円、瓶コーラ300円。
タッチパネル式券売機で精算すると、厨房には注文票が、券売機からは注文控えが発行されます。
ですから、「券売機」ではなく「精算機」「注文機」ですけど、慣例として券売機と称します。

「いらっしゃいませ、おひとりですか?カウンター席へどうぞ」と案内されます。
注文は通っているので、椅子を引いて荷物置きに鞄を置き、食券を出さずに(食券じゃないし)席に座ります。
席は厨房を囲むL字カウンター2席と5席、テーブルは4人掛けと3人掛け、計14席。
前客4人、後客3人。

卓上に調味料が用意されておらず、ブラックペッパー、昆布酢、柚子胡椒は店員さんに声を掛けます。
伺った夜は前客に「こちらどうぞ」と勧めて頂きました。
そのお客さんは楽しいことでもあったのか上機嫌で、一言二言、お話しさせて頂きました。
もうお目に掛かれることは無いんだろうな。

説明書きはいつも通り小さい字で。
スープは貝出汁と豚煮込み出汁、焼きあご出汁があって、2つをブレンドしたメニューが用意されているってことか。
とすると、焼きあご豚骨も考えていると言うことだろうな。

程なくして、くらむの豚骨らぁ麺(塩)1,000円。
レンゲの場所が撮影にアレですけど、とは言え、向きを変えるのはリスクが高いのでそのままパチリ。
国産豚の生背ガラ煮込んだ豚煮込み出汁と、大量の浅利や帆立を低温でじっくり煮込んだ貝出汁のWスープ。
とても美味しいスープですが、纏まりすぎている印象でわざわざ感は厳しい美味しさ。
伺う度に(少しでも)異なる味わいがあってこそ楽しみと考えている私にとって、とても安定してる味わいに感じます。

高級小麦粉「金斗雲」を使用した特注平打麺はややダマ気味で、スープによく絡んでとても美味しい。
麺を入れていた透明のビニール袋に製麺所らしき屋号が見えたので、食べ終わったら訊いてみるか。
和え玉は小麦粉、麺帯も変えて細麺とのこと。

チャーシューは、豚肩ロースレアチャーシューと鶏もも肉チャーシューの二枚。
ちゃんと一枚ずつ紹介するべきですが、手元が滑って二枚同時に頂きます。
とても美味しいチャーシューですけど、今時のチャーシューとしては特別感はありません。
まま、なんでも特別感があれば良いと言うことでは無いけどね。

妙齢の女性の勧められて、ブラックペッパーで味変。
ブラックペッパーのミルは電動ですので、スイッチオンでグオーンとペッパーを削ってくれます。
豚白湯スープにはよく合って、楽しい味変になります。

「どちらの製麺所が仕入れているんですか」「(店主の)日野の方から公開できないと言われているんですよ」
なるほど、非公開と言うことですね。
非公開でも全く問題なく、お店の方針で好きにしたらいいんだけど、それならビニール袋のシールは剥がした方が。
スルッと食べてご馳走様でした。