/日高屋バル小山店@小山(栃木県小山市城山町)にて生ビール、3個餃子/鮨かしわ/手打ちらーめん一休@板倉東洋大学前(群馬県邑楽郡板倉町海老瀬)にてタンメンと餃子/
週末は小山へ。
行って帰ってくるだけですので、PASMOでピピッといけるんですけど。
なにがどう予定が変わるか分からないので、念のために休日おでかけパスで湘南新宿ラインに乗り換えます。
ぐっすり1時間ほど乗車すると小山、到着しました。
余裕を見て、待ち合わせ時間の1時間ほど前に着ける便で向かったので、何も無ければ1時間前に到着。
軽く何かをお腹に入れておこうと、飲食店を物色。
早めのお昼は、日高屋バル小山店@小山(栃木県小山市城山町)(公式ホームページ)へ。
そこはかとなく一人ゼロ次会、ま、吉野家かこちらかの二択で、こちらへ。
立地はVAL小山駅ビルの3F、改札を出たら左斜め前。
店内に入り、お一人様を告げると、お好きな席へどうぞと案内されます。
席に座るとお冷やを置かれ、「ご注文はタブレットでお願いします」と告げられます。
席は壁向きカウンター2席と3席、1席、3席、相対カウンター6席、テーブルは24席、計39席。
前客は7人、後客4人、飲んでいるお客さんは誰もいません。
苦手なタブレット操作を何とかこなして、オーダー。
卓上にはブラックペッパー(パウダー)、ラー油、酢、本醸造しょうゆ。
喉が渇いているけど、お冷やを飲むのをぐっと我慢。
先ずは生ビール350円で、一人エア乾杯。
今日は小山で一人お疲れ様会、、、ってお疲れ様会じゃなくて、ゼロ次会です。
ビールはいつ飲んでも美味しいけど、昼間に飲むビールは格別に美味しい。
少し待っていると、3個餃子160円、ありがとうございます。
6個290円にするかどうか悩んで、ダイエット中の私は3個にしておきます。
餃子のたれは酢胡椒で、やっぱり酢胡椒が一番好き。
冷凍餃子を解凍した様な味わいで、酢胡椒が良く染み込み、美味しくいただけます。
ビールを飲んで、餃子をつまんで、滞在15分でご馳走様でした。
待ち合わせ場所で皆を待ち、皆が揃ったところでお迎えが来たので乗り込みます。
お店まではクルマで15分ほど、車内でワイワイと盛り上がって、まるで遠足のよう。
お誘い頂き、鮨かしわ。
前回伺った時は「すしかしわ」と聞きましたが、現在は「鮨かしわ」とされています。
今日は6人で貸切、ありがたいことです。
佐野市の天明鋳物(紹介のサイト)の鉄瓶が、新設されています。
食後にお茶を煎れて下さるとのこと。
他にも幾つか変わったことがありますが、他で紹介されているから割愛。
先ずはネタ箱のお披露目から。
「カワハギが入りきらなくて」と苦笑いしながら、各席に疲労して回っている店主さん。
後から写真を見返すと予め人数分用意してあるネタと、柵だけ用意してあるネタと、色々ですね。
全員の飲物が揃ったところで、乾杯。
私はマスターズドリーム、またこのマスターズドリームが美味しいこと、美味しいこと。
一品目は、ズワイガニの茶碗蒸し。
ズワイガニがたっぷり使われていて、一口目から美味しさ一杯。
クロシビカマスを使った、鮑のなまろう。
なまろうってどんな料理だっけ、と出生を忘れさせる鮑づくし。
雲丹に山葵に紫蘇花穂と、目で楽しんでから舌で楽しみ、心を震わせる。
栃木の蔵元である惣誉酒造が醸す「惣誉(そうほまれ) ひやおろし」特別純米酒 山田錦 生酛仕込 R6BY。
全てお任せでお願いした銘柄、一杯目はひやおろしから。
今夜のお酒は地元である北関東の蔵元を中心に組み立てられています。
他の人の紹介記事を見ると、地元のお客さんには全国区の銘柄を提供されていますね。
甘鯛のマツカサ焼き
酢橘をキュッと搾って、サクッとした食感と共に美味しくいただきます。
和らぎ水は柔らかい印象のグラスで用意されます。
ゴクゴクと飲んでいてグラスが空いてくると、店員さんがそっと継ぎ足して下さいます。
カワハギづくし
カワハギの肝和え、カワハギの皮の唐揚げ、カワハギの浮き袋の湯引きの盛り合わせ。
いやいや、肝和えの美味しさは知っていて、唐揚げの美味しさも知っていますが。
浮き袋がこんなにも美味しいとは。
唐揚げは醤油を付けて楽しみます。
醤油は何種類かをブレンドされていて、唐揚げの味わいを後押しする美味しさ。
「ご到着の時間に合わせて、ご飯を炊き上げました」とプレゼンして下さいます。
思わずカメラがでるよね。
茨城の蔵元である来福酒造が醸す「来福(らいふく)ひやおろし」純米吟醸 雄町 R6BY。
続けて純米吟醸のひやおろし、入手困難な一本。
炊き上がったご飯のシャリ切り。
シャリ切り桶の漆塗りが、味わいのある色合いになっていて、うっとりと見とれてしまいます。
おこげ
敢えてそうしているのか、今日は出来たのか分からないけど。
そのまま食べても美味しいだろうおこげ、先の醤油を付けて美味しくいただきます。
アブラボウズ
食べ過ぎ注意の脂、丁寧に煮付けてあって、とても美味しい。
栃木の蔵元である辻善兵衛商店が醸す「辻善兵衛(つじぜんべえ)」辛口純米酒 五百万石 R6BY。
栃木県南東部、鬼怒川水系の豊かな穀倉地帯で、250年前に創業。
現在はの下野杜氏が十六代目、蔵の長い歴史の中で受け継がれた伝統を守りつつ、
「小さいからこそ出来る手作りの味」を大切にし、新しい技、若い感性と情熱で新世代の酒を醸しています。
カジキマグロ
豆を一緒に煮てあって、ほんのり温かくて、お腹と心がほっと安まる。
ここから握りが始まりますよ、と、ガリ。
生姜本来の役割は終えているガリであっても、無いと寂しいガリ。
お鮨の味を切るというより、香の物よろしく、箸休めに楽しむガリ。
小肌
色々なコハダを頂いてきましたが、巻いた小肌は初めて、って握りなのかな。
どこかのお鮨やでの握りにヒントを得て、とかなんとか、良く覚えていません。
シャリより魚を楽しむ握り、ウンマイ。
真鯛
ちょこんと乗せてあるのは鯛の塩辛、粋ですなぁ。
茨城の蔵元である結城酒造が醸す「結ゆい」特別純米酒 赤磐雄町米 R6BY。
蔵元は2022年に火災にあい、現在は北海道の三千櫻酒造にて少量を限定製造。
よくぞ手に入れて下さいました。
ありがたく頂きます。
ホッキ貝、串焼き
貝の握りの前に、貝のひもを串刺ししてあるのは、オリジナルだろうか。
貝好きの私には堪らない一串。
ホッキ貝、握り
続けて握り、串の味わいが残っているウチに頂くと、物語に繋がりを感じます。
鰹
お鮨なのか、お刺身なのか分かりづらいけれども、だからこその鰹。
石川の蔵元である数馬酒造が醸す「竹葉」純米吟醸酒 能登産特別栽培米(五百万石)仕込み R5BY。
能登半島地震にて甚大な被害受け、未だ復興中の石川の蔵元。
私は飲むことでしか応援できないけれども、飲むことで応援できることに感謝。
沖アジ
綺麗に入った化粧包丁が身も心も引き寄せ、ほんのりとした甘味の美味しさ。
煮物、でいいのかな。
乳茸と舞茸を合わせて、軽く炊き上げた逸品。
お酒が進まなくて、何が進むのか。
クロムツ
皮身を軽く炙って香ばしさを纏ったムツ、ぐっと深まる旨味。
和歌山の蔵元である吉村秀雄商店が醸す「車坂(くるまざか)」純米酒 R5BY。
突然近畿地方の蔵元に飛ぶのは、大将か女将さんのどちらかが好きな銘柄なんだと思う。
白ミル貝
ほんのりとした甘味の先に旨味を隠している貝の味わい、強めの醤油がいい感じ。
イクラ丼。
2種類のイクラと雲丹を盛り合わせたお馴染みの丼。
初めの方とするコースと、中ほど、後半とするコースがあって、こちらでは中ほどを過ぎた辺り。
ズワイガニ
ちらし寿司かと思ったら握り寿司、一口で頂くと体中に蟹の旨味も染み渡っていきます。
栃木の蔵元である虎屋本店が醸す「七水(しちすい)純米65」辛口純米酒 R5BY。
他の飲食店では滅多にお目に掛かれない、けど、こちらでは毎回楽しめる一杯。
クルマエビ
シャリが少なめとは言え、それでもここまで大ぶりのクルマエビは食べ応えがあります。
海老のお頭
お出汁に入れるかどうするか、なお頭を、潰して逸品に仕立ててあります。
私の数少ない都内のお鮨や経験では、初めて頂く美味しさ。
雲丹
焼海苔の上にシャリを乗せ、雲丹で覆う。
自身で包んで頂くと、周りの空気さえも美味しく感じる雲丹巻き。
ちょっと目を話している隙に、何やら炙っています。
この逸品のためだけに藁を用意されています。
大トロの藁焼き
シャリに乗せられていることを忘れさせる味わいの広がりと奥行き、時間さえも忘れてしまう。
栃木の蔵元である小林酒造が醸す「鳳凰美田 冷卸(ほうおうびでん ひやおろし)」純米吟醸酒 五百万石 R6BY。
栃木と言えば鳳凰美田か仙禽なんだけど、こちらは鳳凰美田推し。
赤出汁
お椀物が出てくると、最終コーナーを回った感じがします。
太巻き
鉄火巻きとカッパ巻きのハイブリッドなんだけど、シャリよりネタの方が多い。
煮穴子
江戸前寿司では欠かすことの出来ないネタ。
まんま穴子だけを食べているような感覚に包まれます。
玉子
ふっくらとしたカステラタイプ、一口でパクリと。
抹茶
結構な量のお酒を飲み、かなりの量の料理を頂き、たっぷりの握りを楽しんだ後は、抹茶。
何周か回すとかの作法は良く分からないけど、美味しくいただく飲み方は知っています。
甘味
蒸しいちじく、と説明を聞いた気がします。
美味しい握り、美味しい料理、美味しいお酒をご馳走様でした。
帰りは駅まで送って頂き、駅にて散会。
それぞれが思い思いの帰り方で、私は栗橋から群馬を目指します。
板倉東洋大学前駅で降りて、ちゃんとナビを見ないといけないのに、「左だろ」と勝手に歩き出し。
さらに南に歩いてしまう。
すぐに間違いだと気が付きそうなものですが、すっかり酔っ払っているからか、ずんずんと歩いてしまう。
「こんなはずではなかったはず」と途中で何度か休みながら、
駅から徒歩5分のお店に1時間半掛かって到着。
これだから人生負け組は始末に負えない。
遅めの夜は、手打ちらーめん一休@板倉東洋大学前(群馬県邑楽郡板倉町海老瀬)へ。
駅からは徒歩5分と掛からない立地ならがも。
道を間違えなければ明るいウチに伺えたのに、辺りはもう真っ暗。
店内に入ると、正面に奥向きのカウンター4席、左手は小上がり、どちらも満席近くで盛り上がっています。
右手には4人掛けテーブルが3卓、「いらっしゃいませ、そちらのテーブルへどうぞ」と案内されます。
口頭注文後会計。
麺類は素ラーメン550円、ラーメン720円、タンメン800円から始まり、
カレーラーメン920円、つけ麺800円、担々麺900円など。
ご飯ものは玉子丼630円、親子丼730円、カツ丼780円、チャーハン730円、カレーライス730円など。
一品料理は、兼居酒屋の様相。
世が世なら焼酎をボトルで入れて、何品がつまむところですな。
今の私には時間もお金もやる気も無い。
卓上には辣油、酢、醤油、ブラックペッパーグラウンド、七味とうからし。
テーブル席からは横にテレビが眺められ、明るい時間帯なら外の景色も楽しめそう。
程なくして、タンメン800円と餃子430円、ありがとうございます。
初めて接したタンメンや、タンメンを食べた杯数で、その人なりのタンメンの王道があると思います。
私にとってもタンメンの王道は、今目の前にある。
モヤシ、キャベツ、ニンジン、ニラなどをスープと共に彩よく煮込んだ茹で野菜。
この野菜だけで日本酒が飲めるほどスープによく馴染んでいて、とても心好い。
手打ちと言うことは自家製だろうか、スープによく馴染んでいる縮れ平打麺。
麺をいただくとこの店の味わいを感じるので、全てのメニューに共通して使われているような印象です。
美味しいですなぁ。
餃子のたれは酢胡椒としたいと思いつつ。
まあるい横長の餃子皿の端っこを仕切って用意された、たれを混ぜ合わせる場所。
うーん、今夜は辣油、酢、醤油でいくか、でも美味しい。
立ち上がって、レジにて現金でお会計。
私が在店中は誰一人来店されず、誰一人退店されず。
スルッと食べて、ご馳走さまでした。
さて、帰るか。
えっとどこに帰るんだったけな。