2024年11月21日

蕎麦と焼肉と

/名代 箱根そば 下北沢店にて朝ミニ天玉(温そば)/和牛肉小僧 鶴見本店にて特上生タン塩、和牛上ハラミ、カキバター石焼き豆腐チゲなど/

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 雨上がりの朝は、雲海にも似た霞が弘法山に掛かっています。
 歩く足を止めて鞄からカメラを出して、一枚。
 しっとりとした感じが一人でも伝われば幸甚に存じます。

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 朝は、名代 箱根そば 下北沢店公式ホームページ)へ。
 寝ぼけ眼で着替えを済ませ、寝ぼけた頭でお勝手に向かうも、ご飯がない。
 ま、そういうこともあるさと早めに家を出て、下北沢。
 久しぶりの箱根そば、何を食べよっかなぁ。

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 営業時間は7時から9時(曜日によって前後あり)まで。
 始発から終電ではありません。

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 オープンから10時までの販売されている、2種類の朝そば。
 朝そば(温・冷)450円、朝ミニ天玉(温・冷)500円。
 どちらもそばとうどんから選べます。
 レギュラーメニューは温と冷で値段が異なる箱根そば、限定メニューは同額の箱根そば。

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 店内に入ってタッチパネル式券売機で食券を購入します。
 食券を買えば、オーダーが調理場に伝わる(きっと)最新式オーダーシステム。
 空いている席に座って番号を呼ばれるのを待つばかり。

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 店内は程よい混み具合。
 店舗には改札内と改札外の二つの入り口があり、店内が仕切られています。
 改札内は入ってすぐ左手に2人掛けのテーブルが3卓、右手壁側にカウンターチェアが7席、左側壁側にカウンター8席。
 公式には全29席とのことで、店内中央の立ち食いスペースは席数に数えていない様子。

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 すぐに番号が呼ばれ、私のためだけに調理してくださった、朝ミニ天玉(温そば)500円、ありがとうございます。
 店舗によってはトレーに滑り止めが付いていて、こちらでは付いていません。
 店舗ごとに異なるのか、全店で辞めちゃったのか、不明。

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 生卵は単品では70円、かき揚げ天と天玉の値段差は60円。
 玉子アレルギーでなければ、玉子を追加すれば殆ど美味しくなります。
 食べ方は初めにツルッと、最後にサクッと、の人もいるでしょう。
 私は途中で崩し、全体に馴染ませて頂きます。

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 お蕎麦は蕎麦粉だけで打った十割蕎麦が、値段が高く、美味しいとされています。
 蕎麦粉だけではなく小麦粉を混ざるようになり、混ぜる割合で二八蕎麦とか呼ばれるようになります。
 当時は蕎麦粉より小麦粉の方が高価でしたので、十割蕎麦より二八蕎麦の方が高級品でした。
 時代が移り、小麦粉の方が安価になり、今では小麦粉が五割を超えるお蕎麦もあるとか。

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 かき揚げがぼろぼろに溶けているのがなんとも。
 サクサクとした食感を楽しむだけがかき揚げの良さではないと言うけれど。
 生卵を絡めて、美味しくいただきます。

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 お蕎麦の量がもう一口ということは、腹八分目ということかな。
 美味しくいただき、ご馳走様でした。

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 仕事が終わって、今夜は鶴見。
 自分の役目は終えたと勝手に決めつけ、横浜方面へはとんと足が遠うのいています。
 そんな私に鶴見、色々な思い出が思い出されます。

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 夜は、和牛肉小僧 鶴見本店公式ホームページ)へ。
 たまには焼肉でも食おうと、日程調整しつつ、二人が行きやすい場所の店の予約を取りつつ。
 あちこちで焼肉を楽しんでいるとコスパは気にならなくなり、美味しいだけって訳にもいかなくなります。
 まま、焼肉に限らず外食はそれぞれの楽しみ方で楽しめば良いと思います。

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 ガラッとドアを開けて店内に入ると、平日夜ということもあり満席、僅かにカウンター席が空いているのみ。
 ちゃんと予約しておいて良かったよ。
 少し早めだったにも関わらず、店員さんは快く席に案内してくださいます。

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 席は一人焼肉にも対応しているカウンター、4人掛けテーブルが7卓、小上がりが4卓。
 小上がりは3卓が掘り炬燵、1卓は畳。

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 メニューは焼き肉だけでなく一品料理、ご飯物、デザートと目移りするほど揃っています。
 店員さんが今日のオススメをお勧めしてくださいます。
 コース料理も用意されていて、飲み放題も付ければ懇親会、反省会、宴会などに最適。
 私は2人でしっぽり飲むことからアラカルトを選択、メニュー選びも二人で楽しみたい。

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 注文を済ませると、温かいおしぼりと、たれ皿、お箸が用意されます。
 合わせて焼き台のコンロのガスが点火されます。

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 乾杯は生ビール、サッポロ黒ラベル660円。
 今夜は鶴見で二人お疲れ様会、ぷっはぁー、っと半分ほど一気飲み。
 キリンラガーやスーパードライが多い中で、サッポロ黒とは焼肉が期待できますな。
 ビールの味が分かる男でよかったよ。

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 一気に注文して最初に運ばれてくるのは、シャキシャキ生キムチ500円。
 焼肉屋の数だけあるキムチの種類、こちらは4種類ほど用意されていて、初訪の今夜はメニューの上から。
 かつては浅漬けと呼ばれたキムチを生と称するところに、お店の歴史を感じます。

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 続けて運ばれてくる、季節のナムル盛り合わせ600円。
 もやし、きゃぶき、ほうれん草、きのこのキムチ。
 きのこのナムルは珍しいと思いますが、私の経験値が低いだけかも知れません。

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 あっさりとした味付けにお店の味の方向性が感じられます。
 シャキシャキした食感ながらしっかりと味が付いていて、焼肉を迎える準備の半分ほどが整います。

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 先頭は不動の一番バッターである、特選上レバー焼き980円、ありがとうございます。
 淡い鶯色の磁器皿に横たわったレバーは葱油がたっぷりと掛けられて。
 それだけでも美味しそうですが、ニンニクや醤油たれが用意されています。

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 焼かずに食べたい右手をグッと抑え、トングで鉄板ロースターに乗せて焼き始めます。
 ネギが多めに乗せられてはいて、たれは最小限に感じます。

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 芯までしっかり焼いても周りがパサつかず、しっとりとした美味しさがとても心好い。
 「奇数だけどどうする」「もちろんふらわさんが多めに食べてよ」「さんきゅ」

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 続いて早めに楽しむことが多い、特上生タン塩1,700円、ありがとうございます。
 熟成タン、厚切りタンなど様々なタンを頂いてきて、生タンは初めて。
 何を持って生と称するのかは想像の域を出ませんが、脂を塗ってカット面からの乾燥を抑えているのだろうか。

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 焼き上がったらネギを乗せて食べて下さいと案内されつつも、
 焼き上がる前にネギを乗せてしまうあわてんぼうな私。

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 あらかじめカットレモンを搾っておいたレモン汁に浸けて、パクリと一口で。
 牛タンは大好きですから焼肉屋では絶対に外さないメニュー、ウンマイ。
 生とはこんな味わいなんだ、お代わりしたいくらい好みに合います。

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 続けて、特選和牛3種盛り3,300円、ありがとうございます。
 仕入れによって組み合わせは変わるのだろうか、今夜の組み合わせは上ロース、リプ芯、リブマキ。
 牛肉だけでは無く、椎茸、ズッキーニ、大葉、白髪ネギなどが添えられています。

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 「上ロースに合わせてお召し上がり下さい」と案内された山芋おろし。
 ひとつですから、仲の良い友人や恋人と焼きに来ないとアレですが。
 今夜の我々はとても仲良し、全く問題ありません。

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 上ロースから焼きますか。
 軽く塩胡椒されていて、山芋おろしを絡めて頂くと、とっても美味しい
 こんな食べ方で楽しんだ上ロース、初めてなんだけど。

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 リプ芯は、野菜と一緒に焼き上げます。
 って、友人が焼いてくれたので、私は食べるだけですけど。

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 たれはあっさりめで、それでいて肉の味わいが最大限に引き出されている様な味わい。
 濃い味わいで食べさせる焼き肉屋が多い印象の私、このあっさりめは美味しい。

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 リブマキは、特選上カルビと説明されています。
 やや厚みにカットされていて、じっくりと焼き上げます。

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 あっさりした味わいのたれに味をしめ、こちらもそのたれで楽します。
 柔らかいだけではない深い味わい、いいですなぁ。

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 となると日本酒、なんです。
 こちらには八海山780円のみが用意されていて、日本酒好きの私にはちょっと不満。
 1合いただいて、お猪口で楽しみます。

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 次は、和牛上ハラミ1,790円、ありがとうございます。
 奇数のカットが続いていて、こちらは偶数のカット。

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 一枚はそのままで、残りは山葵を乗せて楽しみます。
 ハラミにしては柔らかすぎ、ひょっとして違う部位かもしれません。
 まま、どうしてもハラミが食べたかったわけでは無く、美味しい牛肉が食べたかったので問題なし。

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 日本酒を飲み終わったのでハイボール。
 ハイボールは何種類か用意されていて、今夜は富野宝山ハイボール580円。

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 正肉のラストは、和牛上カルビ1,680円、ありがとうございます。
 シシトウ付きなんですね、当たりますように。

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 そこはかとなく、盛り合せに含まれる部位と被ったような気がします。
 ま、美味しいから被っても問題ないし、敢えて被らせてもいいし。

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 あっさりたれが続いたので、ちょっと濃いめのたれを浸けて楽しみます。
 結論、どちらのたれで食べても美味しい。

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 ちょっとしたインターバルを逃さずに焼き板を替えて下さいます。
 当たり前のことを当たり前に、接客の素晴らしさは気が付かないうちに。
 ここで焼酎、黒霧島をロックで。
 焼肉の味を邪魔しない焼酎だと思っている黒霧島、いいですなぁ。

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 さて、ホルモンの盛り合わせを頂きますか。
 バラで注文したすのこに乗せられた上ミノ950円、とろホルモン730円、ありがとうございます。
 たれだけではなく七味が振られています。

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 まずは上ミノから焼きます。
 テッカテカに輝くホルモン、焼きすぎに注意して。

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 ホルモンは味噌たれを合わせることが多いけれども。
 味噌で下味を付けてから、あっさりたれを纏わせているようです。
 その発想、その配合、たまらない美味しさ。

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 次にとろホルモン。
 脂身を焼き上げるのも焼肉の楽しみのひとつ。

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 たれをたっぷりと浸けて頂きます。
 くにゅっとした食感の先にたれの美味しさが湧き上がってきて、とても心好い。

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 食べる順番が前後した気もするけど、ここで炙りユッケ(燻製)1,380円、ありがとうございます。
 小鉢に盛り付けられているのではなく、平皿で焼海苔と一緒に提供されます。

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 「ふらわさん、どうぞ」と手乗りに仕上げて下さいます。
 クルッと巻いて頂くと、焼海苔は韓国海苔の食感、ユッケに合いますなぁ。

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 こだわり酒場のレモンサワー480円。
 さてさて、もう一品くらい焼きますか。

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 お腹の具合と相談しつつ、角切り赤身980円、ありがとうございます。
 赤身とは部位を切り分けた残りの端材に感じますが、さてどうでしょうか。
 食べてみたら分かりますから。

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 芯に少し赤味が残るくらいに焼き上げて下さい、と案内されます。
 ほほう、どんな味わいなのか楽しみです。

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 添えられた醤油たれに浸けて頂くと好みの噛み応え、塩味の下味、醤油の美味しさ、ウンマイ。
 サシの美味しさに頼らず、カットと味付けで美味しさを盛り上げています。
 破格の値付けも相まって、隠れた名物料理に思えます。

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 ゆっくり焼いて、たっぷりお喋りしていたので、そろそろ〆に向かう時間帯。
 ご飯物か鍋物か逡巡して、カキバター石焼き豆腐チゲ1,380円、ありがとうございます。

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 お椀によそってもらって、頂きます。
 たっぷり豆腐、大きめのカキ、程々の辛味、これでもかの旨味、これは美味しい。
 バターの風味が全体に行き渡り、大粒の牡蠣も美味しくて。

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 思う存分チゲを楽しんでから、自家製ミルクぷりん280円、ありがとうございます。
 他のお客さんが食べていて、美味しそうに見えたので頼んでみます。

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 程良い甘さのプリンが、美味しかった焼き肉の余韻をまとめます。
 甘味はあまり好まない私、このプリンは頼んでよかったと自分を褒めてしまいます。
 美味しい焼き肉をご馳走様でした。
posted by ふらわ at 00:00| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記