
今日も良い天気で寒々しい。
お休みが晴れると良いなと、今から願っています。

お昼は、ANCHORA(公式インスタグラム)へ。
「どこで何を食べようかなぁ」とぶらついていたら、ふと目についた未食店。
昨年の11月頃にオープンし、昼は麺料理や焼き鳥定食、夜は焼き鳥屋として営業されている様です。
「ANCHORA」とはイタリア語で「もう一度」の意味、って、アンコールのことかな。

メニューが店先に掲げられています。
炭火のとりそば1,500円、柚子と青唐辛子の鶏ガラうどん1,100円、鶏ガラの担々麺1,500円など。
焼き鳥の盛り合わせ、ランチコースも用意されていますので、いずれまた。

ノーゲスだろうなぁと重いドアを引いて、店内へ。
お客さんだけでなく店員さんも見当たらない無人の店内は、なんと言うのでしょうか。
すぐに店員さんが奥から出てきて、「いらっしゃいませ、お好きな席へどうぞ」と案内してくださいます。

昼間であっても照度を落としてあり、だからと言って1人でバルコニー席へ座るのもナンなので。
座席はカウンター5席、4人掛けテーブルが2卓、相対カウンターが6席。
バルコニーには2人掛けテーブルが2卓、計23席。
卓上には、白トリュフのホットソースとベルガモットソルト。

口頭注文後会計、現金以外はクレカと電子マネーが利用でき、QRコード決済は不可とのこと。
カメラの調整をしていると運ばれてきたのが、フレッシュベルガモットのジュース。
ベルガモットを調べてみると、『果実は食べられず、果皮をほんのひとかけらで香り付けする』とのこと。
生ジュースを飲んでみるとレモンやライムよりはるかに柔らかい酸味、独特の痺れ、美味しいですな。

ジュースを半分だけ飲んだところで、ほうじ茶の生ドレッシングを掛けたサラダ。
ベルガモットを味わったのが初めてなら、ほうじ茶のドレッシングも初めて。
世の中には味わったことの無い食材、調理法がいくらでもありそう。

千切りキャベツとほうじ茶の相性が良いことを教えてくれる、美味しいアンティパスト。
殆どがキャベツですが、ちょっぴり紫キャベツも入っています。

程なくして私のためだけに調理してくださった、鶏ガラの担々麺1,500円、ありがとうございます。
トッピングは刻み長ネギと挽肉のみ、私の中で史上最高にシンプルな麺相。
胡麻の香りが立ち上がってこなかったら、担々麺とは気が付かないと思います。
こう言うことがあるから、食べ歩きはやめられません。

鶏ガラスープに優しく芝麻醤を合わせ、辛味や酸味は殆ど感じられません。
こう言うスープもアリですよねぇ、美味しいですよねー
細麺はやや温めの仕上がり、茹で湯の温度が低めなのではないだろうか。
製麺所を訊こうと思っていたけど、その美味しさに訊きそびれました。

麺を半分ほど食べたところで、卓上の白トリュフのホットソースで、お楽しみの味変タイム。
白トリュフの香りにイマイチ自信がありませんが、今日のホットソースは間違いなく白トリュフ。
その後、ベルガモットソルトも試してみると、感じたことの無い軽い痺れ。
引き立てる食材が難しいと感じますが、こちらの担々麺には良い感じです。

ああ、美味しかった。
食べ終わって店員さんと少しお話しさせて頂きました。
スルッと食べてご馳走様でした。