
金曜日が晴れると週末のお休みも晴れそうで嬉しい。
あちこちで桜も満開なので、どこに撮りにいこうかなと今から楽しみ。
その前に今日の仕事をつつがなく終わらせないと。

お昼は、中華料理 宝来軒@三田(港区三田)へ。
店先に活気を感じられず、何とかした方がいいんじゃないかと個人的に思いつつも。
私が伺う時間より私が伺っていない時間の方が圧倒的に長いのだから、そんな事は余計なお世話。

店内に入るとノーゲス、ひょっとして「お客さん、もうおしまいです」と声を掛けらそうな空気感。
先人の教えに従い、「こんにちは〜」の挨拶は自分から。
「いらっしゃいませ、お好きな席へどうぞ」と案内されます。

長くラーメンを食べ歩いていると、メニュー名から麺相が想像できることが多くなります。
それだけでなく、こういう名前のラーメンならこういう麺相であるべき、と期待してしまう事も多くなります。
外食の楽しみ方は人それぞれですけど、私は「そうきたか!」な意外性をいつも楽しみにしています。
いやなに、若い頃は尖ってあちこちにぶつかってはいましたが。

程なくして、私のためだけに調理してくださった、豚肉ネギラーメン1,000円、ありがとうございます。
「豚ネギ」から「豚肉入りの野菜餡掛け」は想像できなかった私。
麺とスープの素ラーメンに餡掛けを掛けてこの値段の時代になったんですね。
高い安いを言ったところで愚痴にしかならず、目の前の事実を受け入れます。

さらに想像できなかったのが、餡かけが辛めの味付けであること。
ピリ辛ではなくしっかり辛く、お冷のコップが手放せません。
でもこの辛さがとても美味しい。

丸山製麺の細麺、やや柔らか仕上げでスープによく合っています。
スープとの相性は食べ手の好みに因るところが大きいとは思います。
最大公約数的に相性を合わせることが大切なのかも知れませんが、私は私の好み合っていればよし。

豚肉は野菜餡かけとあまり馴染まずに楽しめます。
チャーシューの代わりには弱いけれども、チャーシュー不要派の私には問題ありません。

食べ終わってお会計してもノーゲス。
お店によってはこれ幸いとお喋りしてしまう私ですが、こちらでは特にお喋りせず。
スルッと食べてご馳走様でした。

なんでこんな斜めに葉を伸ばしているんだろうか。
人手が入って綺麗に切り揃えているのだろうか。

夜は特選ラー油 肉そば 寅や@小田急相模原(相模原市南区相模台)(公式X)へ。
久し振りに伺って、透明ガラス戸越しに店内を覗くと満席。
とは言え席数を8席に減らしてのワンオペ営業。

入ってみると一席だけ空いていて、店内の空気を1ミリたりとも揺らさないように席に着きます。
「いらっしゃいませ」と挨拶してくださった店主さんは忙しく動き回っています。
こちらは声が掛かったから注文するスタイル、お店の数だけ注文スタイルがあって面白い。

声が掛かるまでに何を食べるか決めておきます。
担々麺、塩とんこつラーメン、とら家ラーメン、とら家つけ麺、寅や郎らーめん、寅や郎つけ麺、寅や郎汁なし。
つけ麺にはちと早いので今夜は私的原点回帰して担々麺だな、週末なので一杯の飲むかな。

飲むのはいいけど、つまみを何にしようかな。
つまみ的一品料理は見当たらないので、トッピングを別皿でお願いしてみるかな。
店主さんは中華料理店出身ですから、その辺りの融通してくれそうだしな。

先ずは生ビール中500円、ニラキムチ150円。
今夜はオダサガで一人お疲れ様会、くぅー、五臓六腑にしみわたるぜ。
冷やし過ぎないグラスで飲むことが多かった私、キンキンに冷やされたビールは久し振り。
まあ、ウンマイ。

ニラキムチはラーメンに合わせる前提で味付けされているのか、結構辛い。
冷たいビールによく合う辛さなので、つまるところ美味しいのですが。
そんなことよりピントがズレているじゃねーか(泣)

程なくして、私のためだけに調理してくださった、担々麺小(160g)950円、ありがとうございます。
麺の茹で加減と辛さは調整できますが、今夜は何も伝えていないので、全て普通になります。
香しい芝麻醤、香しい辣油、トッピングはひき肉、ほうれん草、ネギ。
少し残したニラキムチを乗せてあります。

担々麺ならば青梗菜しか認めていない時台があった私、今の私は海より広い寛容性、ほうれん草でOK。
生ほうれん草を麺と合わせて茹で上げていて、独特の風合いが感じられる美味しさ。

自家製の細麺、しなやかな食感と滑らかな喉ごしが最高に美味しい。
芝麻醤を程良く効かせたとんこつスープは中華料理店出身ならでは味わい、とっても心好い。
麺が美味しくてスープが美味しいからラーメンが美味しいとは限らないけれども。
家系ラーメンも二郎系ラーメンも、この麺でこのスープだから美味しいのだけれども。

あっという間に食べてしまいそうになり、ライスを追加しようかと逡巡します。
店内待ちが出来るほど混み合っているし、ワンオペの店主さんは忙しそうだし。
目の前をちょうど通り掛かった時、「半ライス、いいですか」と声を掛けると、「半ライスですね」と快い返事。
ライスは一度レンチンしますが、温まったら茶わんを替えて提供されるオペレーションにうっとり。

半ライス100円。
残しておいたスープにライスを入れ、蓮華で馴染ませます。
ここで何か調味料を足したい感じなのですが、卓上には白胡椒、一味唐辛子、酢のみ。

ライスに合わないラーメンスープはこの世に存在しない、が持論の私。
特に担々麺と濃厚豚骨魚介つけ麺のつけ汁は、最高に合います。
この一口がデブになると分かっていても、食べずにはいられません。

いつも通り穴あきレンゲは使わずに食べ終わります。
店主さんの手隙を狙って「ご馳走様でした」と席を立ち、入口近くのレジでPayPay払い。
スルッと食べて、ご馳走様でした。


CANON Canon EOS RP + CANON RF24-240mm F4-6.3 IS USM / 25mm / FV (F8 5/2 0EV ISO1000) / Manual
夜桜
イイ感じにライトアップしている様ですが
明るすぎてちょっとイマイチ