
桜の見所だけではなく、あちこちの桜が満開の都内。
皆さん、いかがお過ごしでしょうか。

お昼は、魚とワインはなたれThe Fishand Oysters 田町店(公式インスタグラム)へ。
近くにラーメン店も多い中、ラーメンばかり狙って食べていると視野が狭くなりがち、、、いまさらながら。
まま、どんな食べ歩き人生を送ろうが、その人の自由ですし、勝手ですし。
残り短い人生で様々な料理に触れて、たくさん楽しんでいきたい私。

ワンルームのフロアは空き席を見つからないほど混み合っています。
2人掛けテーブルが16卓、6人掛け、店内奥に3人掛けテーブルの41席。
壁側に4人掛けのカウンターチェアが4卓、L字型のカウンターが7席と5席の28席。
全体を見渡して、カウンターとカウンターチェアが空いていたので、カウンターチェアにスルリと座ります。

9対1と思えるような圧倒的に女性が多い客層、料理の質の高さと種類の多さが目に浮かびます。
食べているお客さんより食べ終わってのんびりされたりお喋りされているお客さんの方が多そう。
店員さん苦笑いされながら近寄ってきて、「いらっしゃいませ、注文はQRコードでお願いします」と。
印刷されたメニューが用意されていてテーブルに広げられていて、さてさて、何をいただきましょうか。

本日の定食は、めかじきかま黒こしょう焼きと刺身3種定食1,000円。
定番として、釜揚げしらすと刺身3種付き定食1,200円、釜揚げしらすといくら丼と刺身3種付き定食1,800円。
本日のおすすめランチメニューは、めかじきかま黒こしょう焼き、いわしフライ、刺身三種定食1,400円。
ご飯は大盛りまで同額、ご飯と味噌汁はお代わりできます。

卓上にはTabasco、白塩、ラー油、酢、特選醤油。
保温ポットからお冷やを注いだら麦茶、ほっと一息入れられます。

少し待って私のためだけに調理してくださった、めかじきかま黒こしょう焼き、いわしフライ、刺身三種定食1,400円、ありがとうございます。
初訪ですから本日の定食を注文したつもりでいましたが、スマホが上手く扱えない私、いわしフライを付けていましたとさ。
いくつかの小鉢がはみ出ていたので、食器の場所を調整してからパチリ。
かま焼き、いわしフライ、釜揚げしらす、三点刺身、冷製茹で野菜、ご飯、味噌汁。

味噌汁で箸と唇を濡らす所から始めるのが作法なのに、今日はいわしフライを熱々のウチに頂きたくなり。
写真もそこそこに頂くと、薄めなのに固く揚げられた衣、身厚のいわし。
掛けられたソースもいい感じで、とても心好い。
こんなに美味しいとご飯が足りなくなる未来が透けてみえます。

いわしフライを食べ終わってから味噌汁。
あっさりとした味わいで、さまざまな和食料理の合わせる想定が感じられます。
お寿司や天ぷらのコース料理ではありませんし、定食に付ける味噌汁しては美味しい方に感じます。
手を抜けばいくらでも抜ける料理がちゃんとしているから、この繁盛ぶりなのでしょう。

続けて、釜揚げしらすを頂きますか。
刻んだレタスをたっぷりと敷き詰め、釜揚げしらすを乗せ、醤油ペースのたれが掛けられています。
ふんわりさはちょっと弱めですが、淡白な味わいの中にほんのりとした美味しさを感じます。
この釜揚げしらすだけでご飯一膳いけますな。

刺身はかなりの後方支援、この刺身を楽しみに定食を注文するお客さんは想像できません。
3種類はまぐろの中落ち、赤身、きびなご(多分)。
中落ちと赤身が被っているようで、そうでないようで。

醤油皿が見当たらず、料理を寄せれば何とかなりそうでしたが、そのまま山葵を醤油で溶かします。
刺身には違いありませんが、この定食に付ける意味は分かりません。

中落ちはごはんに乗せてから山葵醤油を乗せて頂きます。
もうこの時点でごはんが無くなることが確定、まま、想定通り。
料理もそこそこに店員さんの動きに目を配り、近くを通ったら声を掛けなければ。

料理名は、冷製茹で野菜、でよろしいでしょうか。
黄色の花が咲いたブロッコリーとニンジン、仕込み物だとは思いますが、冷た過ぎないのが吉。
この小鉢が無くても定食として体をなさない事はないと思うけど、
それは違うんだよと料理長さんの矜持が聞こえてきそうです。

上手く店員さんを捕まえて「ごはん、半分だけ」と伝え、ごはんが届いたところでめかじきかま黒こしょう焼き。
大きな魚肉の塊に見えてカマですから、半分ほどが骨ってことですな。
料理名ほど黒胡椒は使われておらず、ちょっと前に出すぎじゃないですかね。

お代わりしたご飯に保護した魚肉を乗せ、よっぽど醤油を掛けようかと思いましたが、今は昔。
なんでメインを最後に食べているんだよと思いながら、温かいごはんにぴったりの美味しさ。
なんなら半ライスじゃ無くても良かったと思えるほど身が多かったカマ。

このポーションとこのクオリティでこのプライス、たまたま席が空いていてラッキーだったってことだな。
後はメニューがどのくらいのサイクルでローテーションするかってことか。
どんなに美味しくても毎日めかじきかまは無理な私。
美味しくいただき、ご馳走様でした。

通勤車1編成のみのもころん号、2ヶ月に一度くらい見掛ける。
なにがどうということはないけど、見掛けるとカメラを向けたくなる。