
梅雨に入ると雨がやむ、あるある。
そんなこと言っていると土日に土砂降り、あるある。

お昼は、壱角家田町店@田町(港区芝浦)(公式ホームページ)へ。
飲食店を探して歩いていたら、店先に何やら限定メニューを告知する立て看板が。
美味しそうでも立ち寄れない私なれど、珍しそうなら食べみるかと。

壱角家としては初となる冷麺である、冷壱郎(ひやしいちろう)。
数店舗を除いて、205/6/2から8/31までの期間限定販売。
大盛りの設定無し、異なる値段の店舗もあるそうです。
ちなみに公式ホームページでは告知されていますが、公式スマホアプリは沈黙を保っています。

店内に入り、前客が食券を購入している間にスマホアプリを立ち上げ、QRコードを読み取る用意を整えて、と。
自分の番になったら澱みなくポイントをゲットし、滑らかに食券を購入、もちろんPayPayで。
何一つ躓かずに食券を購入し、どやっ、と後客に券売機を譲ろうと振り向くも、誰も後ろに並んでいません。
次回に期待だな。

店内は半分ほどの混み具合、後客は続々と。
店員さんに目配せすると「いらっしゃいませ、おひとり様ですか、奥のカウンターはどうぞ」と案内されます。
食券を渡すと、「はい、イチローですね」と家系お好みは訊かれません。

ラーメンが出来上がるまで特にする事が無いので、卓上の調味料を並べたり、店内の喧騒に耳を傾けたり。
後客には3人組や4人組もいて、美味しいラーメンを皆んなで食べたら、もっと美味しくなるだろうなぁ。
タイミング良くテーブルに座れたり、タイミング悪くカウンター席にバラけたり、悲喜交々。

程なくして、私のためだけに調理してくださった、冷壱郎960円、ありがとうございます。
『牛や鶏のエキスを使用した透明感のあるスープがあっさりしつつも、マー油醤で香ばしい香りとコクでパンチのある味付けが食欲をそそります。
マヨネーズ、ラー油、お酢等で味変することで、何度でも味わうことのできる一品です。』
黒酢とマヨネーズが添えられていて、途中からの味変がもう既に楽しみ。

こちらをまぜそばや和えめん、汁無しとして捉えるなら全体を混ぜてから食べた方が美味しそう。
冷やし中華や冷麺であれば、混ぜないで食材をひとつづつ楽しんだ方が面白そう。
どちらにしても美味しく食べられそうな、冷やしメンマからいただきます。
コリコリとした食感とほんのりと味が付いていて、思っていた以上の美味しさ。
こんなに美味しいなら、もっと前に売り出してあれば、と歳を取ると後悔ばかり。

野菜は圧倒的にモヤシ、所々にキャベツ、奥に水菜。
水菜は彩りって事で良し、モヤシとキャベツは茹で上げてから冷やしてあって、なかなか。
麺全体を覆っていて、ガッツリ系だと感じる人もいるんじゃ無いかな。
人それぞれ、感じ方は異なるからにゃー

味玉は見栄えと食べやすさを優先してなのか半身にカット。
しかしして混ぜてもスープに浸けても美味しいですから、そのまま先にいただきます。

てっきり太麺だと思っていたら細麺、なるほど冷やし中華スタイルって事ですね。
牛骨とまでいかなくても、豚骨を使っていないと感じるスープは、かなりあっさりした味わい。
このあっさりさはマー油醤と称する香ばしいタレと合わせてこその味わい、美味しいですねぇ。
マー油醤は全体に馴染ませるのではなく、まばらな感じで、一口毎の味わいに変化を付けて楽しみます。

チャーシューはラーメン用のを転用されているのかな。
豚バラ巻きですので、麺や野菜と混ぜるのは難しそうに感じます。
もちろん混ぜて食べる人もいるだろうけど、私はちょっと端っこに避けて、後で食べましょう。

麺を半分ほど頂いてから黒酢を回し掛け、つまり冷麺風に味付けしますか。
黒酢を合わせたらなんでも冷麺になるわけでは無いと思うので、私がそう思っているだけですけど。
続けてマヨネーズを掛けちゃうもんね。
マヨネーズのボトルはキンキンに冷えていて、掛けにくいけど冷たさ優先と受け取ります。

マヨネーズは無料ですので気兼ねなくたっぷり掛けましたが、マヨネーズの味が支配的にならない美味しさ。
私はそうではありませんが、マヨラーにはたまらないだろうなぁ。

つけ麺用の丼を転用せず、冷壱郎専用に透明なガラス皿を用意するあたり、気合いが入っていますね。
販売期間の前半と後半では味わいが変わるだろうから、また、食べてみたいな。
スルッと食べてご馳走様でした。

夜は、ラーメンLab ろじっく@小田急相模原(相模原市南区松が枝町)(公式X)へ。
自分で勝手に決めた再訪、お酒を飲める日程を模索しつつの木曜日夜。

タイミングなのかノーゲス。
変な汗をかく空気感になるか、盛り上がって2杯、3杯と盃を重ねるか、神のみぞ知る(はず)。

確か日本酒は2種類しかなかったはず、と思いつつ店主さんに食券を渡します。
「いらっしゃいませ、日本酒ですね、どれから飲まれますか」と並べられた日本酒は4本、、に見えます。
増えてるじゃんねー

一杯100ml見当で、日本酒500円。
京都の蔵元である木下酒造が醸す「玉川 Ice Breaker(アイスブレーカー)」純米吟醸 無濾過生原酒 R5BY。
ラーメンは和食だと思うので、普通に日本酒が販売されている世の中になりますように。

おつまみ400円。
ラーメン屋でビールや日本酒、ワインを飲むときに合わせるのは、チャーシューやメンマ、味玉が圧倒的。
おつまみ用にチャーシューを厚切りする店があるとは、心の底から乾杯。
福岡県糸島産の純国産メンマもたっぷり、心の底から喝采。

日本酒一杯とは到底釣り合わない量、もう一杯飲めということなのだろう。
しかししてチャーシューがこんなにも日本酒に合うとは、メンマが日本酒に合うとは。
ウンマイ。

つまみを半分食べたところで席を立ち、券売機で日本酒の食券を購入します。
愛知の蔵元である丸石醸造が醸す「まるいし」生酛純米 生原酒 R6BY。
4本中3本は飲んだことの無い蔵元だったことは内緒、なんだけど、生酛が美味しいなあ。
さて、後客のラーメンを提供しきったみたいなので、ラーメンをお願いします。

程なくして、私のためだけに調理してくださった、塩ラーメン950円、ありがとうございます。
前回醤油を頂いたので今回は塩、その後、第三の味や限定メニューも考えているようです。
有田焼の白磁丼、麺相は醤油と同じでチャーシュー、メンマ、焼海苔、ネギと必要十分なトッピング。
スープの色合いが塩っぽく見えませんが、そもそもスープの色がいい感じなのだと思います。

『名古屋コーチンの丸鶏を中心に、銘柄鶏、銘柄豚、牛骨、羅臼昆布、サバ節、煮干し』などで出汁を取ったスープ。
塩だれは『節系、しじみや牡蠣などのうまみを抽出し、数種類の藻塩をブレンド』。
合わせる細麺は菅野製麺所、しなやかにたおやかに、とっても心好い。

豚肩ロースチャーシュー、スープを吸ってさらに美味しくいただけます。
チャーシューを単体で美味しく仕上げることも狙いつつ、スープに合わせても美味しく仕上げてあります。

メンマは前回比べるとかなり食感を残して仕上がり、個人的な好みどんどん近づいています。
いつまメンマ増しを食べてみたいと思いますが、別皿で頂くことにして、ラーメンにはこの量がいいんだろうな。

醤油も美味しかったけど塩も美味しいですな。
次はいつ立ち寄れるか分からないけど、第三の味があればそれでよし、無ければ醤油か塩で悩みそう。
スルッと食べてご馳走様でした。
