
金曜日だというのに飲みに行く予定もなければ飲みに行く友達もいない。
そういう普段の行いが仕事のトラブルを呼ぶなんてことは、この時点では気がつきませんでした。
気がついたらトラブルは防げたかというと、そんなこと無いでしょうね。

昼は、新荘園 ムスブ田町店@田町(港区芝浦)(公式ホームページ)へ
上海料理と四川料理を提供する飲食店として、2028/11/15オープン。
本店(新丸子店)、飯田橋店、大崎店、鎌倉店(本店・別館)、秋葉原店、ムスブ田町店と展開されています。
この辺りの飲食店は50席を超える大箱が多く、ファサードから店内まで特徴があって、伺うのがとても楽しみ。

店先にメニューが掲げられていて、好みの料理があるかとか、値頃感とか、事前に分かるのが助かります。
期間限定の冷たい麺料理は冷やし五目涼麺1,350円、冷やし坦々麺1,150円、冷やし黒ゴマ坦々麺1,200円。
まあ、いわゆる中華料理店ですので、そんなに構えなくても大丈夫なんですけどね。

店内に入ると、右手のレジの左手は壁になっていて、パッと店内は見渡せません。
「いらっしゃいませ、お一人様ですか」の挨拶に大きくうなづくと、
お冷と白磁の茶碗とレンゲを持った店員さんに、「こちらへどうぞ」と案内されます。
そこかしこで仕切られた店内、半分以上埋まった客席は見渡す限り女性客。

卓上にはタブレットが用意されていますが、
「先のお客さんが会計されていないので、メニューをお持ちしますね」と馴染みやすい接客。
すぐにメニューブックを持ってきてくださいましたが、食べる料理は決めてある私。
パラパラっとめくって、口頭注文後会計。

メニューブックはすぐに下げられ、タブレットも暫く操作できなかったので、メニューの紹介は次回のお楽しみ。
席をすぐに立って、無料サービスの麻婆豆腐を取りに行きます。
麻婆豆腐と同じ無料サービスの中国茶が用意されている辺りは綺麗な女性客が多かったので、撮影は自粛。
お冷やはタンブラーになみなみ、こりゃ飲みきれないだろうな。

辛かったらお代わりは厳しいけど、美味しかったらお代わりしたいと思って、先に頂く麻婆豆腐。
辛さ控えめ、豆腐多め、甘味はほどほど、料理は美味しさこそが全てのお客さん向けの訴求力は弱め。
私には他の料理に合わせる前提の味わいに思えます。
まま、そんなことは分かっているからこそ、こんなに混み合っているんだと思います。

程なくして、私のためだけに調理してくださった、冷やし五目涼麺1,350円、ありがとうございます。
透明なガラス製平皿に乱雑に見えながら整然と盛り付けられた涼麺、美味しそうですね。
辛子は別添え、プチ杏仁豆腐が付いています。

トッピングは数え切れないほどのダイコンやニンジン、紫キャベツなどの千切りに刻み海苔と白胡麻。
トマト、ハム、キュウリ、錦糸玉子、細切り叉焼、などなど。
一品ずつ写真を撮っていると麺が延びてしまうので、そそくさと食べ始めます。

冷やし中華なら細い幅の錦糸玉子が一般的ですが、こちらのはかなり幅広。
上海料理や四川料理に疎い私、ひょっとしてこの幅広い錦糸玉子が両料理の特徴なのだろうか。
注文が入ってから調理しているようには思えないけど、スープによく合っていて美味しい。

むきえび、大きいな。
1個だけかと思ったら2個も入っていて、お得な気分。
飾り包丁を入れたイカもトッピングされていて、さながら海鮮涼麺
途中から辛子を混ぜての味変も楽しい。

合わせる麺は鶯色の翡翠麺、結構な平打麺があっさり味のスープとさっぱり味の野菜によく絡んで美味しい。
何かの着色料で色をつけているのでしょうか、それともほうれん草を練り込んでいるんですかねぇ。
後から写真を見ると「ああ、結構たっぷり入っているな」と思うけれど。
トッピングが多くて麺が見えず(よく見ると見えてますが)、なにかオーダーミスだったんじゃ無いかと思ったさ。

美味しく頂いたら、杏仁豆腐。
ちょこんと乗った黄色いのは食べたら分かるかなと、食べてみたけど、美味しいことしか分かりませんです。
店員さんに訊けば良かったな。

結局、涼麺でお腹がいっぱいになったので、麻婆豆腐はお代わりせず。
美味しかったなぁ。
スルッと食べてご馳走様でした。