
朝から、降ったり止んだりの雨模様。
こんな日は、こんな日でなければ撮れない写真を撮りに行きたいのですが、イマイチ気分が盛り上がらず。

遅めのお昼は、香油そば TSUCHINOTOMI@阪東橋(横浜市中区曙町3-44)へ。
立地はブルーラインの阪東橋駅と伊勢佐木長者町駅の真ん中辺り。
経営母体は有限会社シゲンプランニング、同社々長は、別会社として淡麗拉麺 己巳も経営しています。

2022/01/20 からみそラーメンふくろう横浜曙町店、オープン
2022/07/31 同クローズ
2023/03/21 ラーメン邪道と外道、オープン。
2023/09/02 同クローズ
2023/09/13 淡麗豚骨 TSUCHINOTOMI、オープン。
2025/08/17 同、クローズ
2025/10/01 香油そば TSUCHINOTOMI、プレオープン
2025/10/08 グラントオープン

店内に入ると、右手にからみそラーメンふくろう時代から変わらないタッチパネル式券売機。
各種クレカ、キャッシュレス決済、QRコード決済に対応しています。

麺料理は油そばのみ、香油(こうゆ)そば880円、辛味噌香油そば980円。
Aトッピング(卵黄・刻みのり)120円、Bトッピング(肉増し・卵黄・フライドオニオン)270円、
Cトッピング(肉増し・刻みのり・卵黄・フライドオニオン)370円。
麺は極太麺(切刃6番)、中太麺(切刃14番)から選べます。

店内は前店踏襲、カウンターは3席と5席、テーブルは2人掛け、4人掛け、6人掛け。
前客7人、後客4人。

空いているカウンター席へ座って店員さんにレシートを渡すと、麺量を訊かれます。
並盛150g、大盛225g、特盛300gが同額ですので、思い切って大盛りをお願いします。
卓上にはお酢、ラー油、カエシ、カレー粉、一味唐辛子、あおさ粉、魚粉、ゴマ、黒胡椒。
刻み玉ねぎ、おろしニンニク。

卓上に用意された、油そばの食べ方を読みながら、油そばの出来上がりを待ちます。
『香油そば 己巳の拘り』って、私はすらすらと読めません。
「こうゆそば つちのとみのこだわり」でしょうか。

程なくして、私のためだけに調理してくださった、香油そば(大盛)880円+Bトッピング270円、追い飯100円、ありがとうございます。
10/5まではプレオープンとして200円引き、Bトッピングは肉増し、卵黄、フライドオニオン。
逆に言えば、スタンダードのトッピングは、チャーシュー、メンマ、ネギ。

辣油と酢を回し掛け、これでもかとかき混ぜて、三河屋製麺の極太麺を手繰ります。
むっちりとした食感の麺に良い感じでタレとトッピングが絡みつき、唯一無二、ここでしか味わえない油そば。
大盛り225gの麺量では足りなかったと思ってしまうほど、美味しい。

美味しい、美味しいと三分の一ほど麺を食べたところで、卓上の刻み玉ねぎとおろしニンニクを投入。
玉ねぎはともかく、ニンニクをここまで入れることはありませんが、今日は合わせて見たい気分。
とっても心好く、再び麺を三分の一ほど食べてしまいます。

ここで、改めてお楽しみの味変タイム。
今日はカレー粉、あおさ粉、魚粉、ゴマでいってみます。
味を濃くする、辛くする調味料が多いので、香りを高める調味料を中心にチョイス。
正解だったかどうかは分からないけど、薄まっていた香りがぐっと立ち上がってきて、一気に麺を。

麺を食べ終わったところで、追い飯。
こちらの追い飯にはスープが付いています。
ご飯を食べ終わってからスープを入れるもよし、食べ終わる前にスープを入れてもよし。

どちらが正解か分からないけど、殆どをご飯だけで楽しみ、最後に少しご飯を残してスープを入れようかと。
ここでレンゲの出番ですね。

油そばだけではなく、混ぜそばや和えそばで残ったタレにご飯が合わなかったことがありません。
もちろん今日も良く合うし、細切りされたメンマや細切れにされたチャーシューも良い感じです。

追い飯を殆ど食べたところで、スープを注ぎ入れます。
スープは鰹節だしに感じられ、汁物を欲していた身体に染み入ります。

何度もリニューアルされているってことは、いずれもイマイチってことだと想像します。
私は丼の中は全く問題ないし、むしろ美味しいと感じますので、丼の外に何らかの要因がありそう。
まま、飲食店経験が無い素人考えですけどね。
スルッと食べてご馳走様でした。

曙町から浅間町へ向かうには、横浜のことだからきっと直通バスがあるはず。
調べてみると、あることはあるけど一時間に1本なんだ。
待ち合わせ時間には早過ぎてしまうけど、まま、何とかなるっしょ。

何の渋滞も無くバスは到着。
待ち合わせ時間まで一時間、コーヒーでも飲んで待ちましょう。

今夜は田 横浜店(公式インスタグラム)へ。
焼肉屋の松翔苑などを展開する合同会社S.R.Fの焼鳥部門。
田 関内店(2025/6/24OPEN)に続く焼き鳥部門2号店として、褒美松翔から2025/10/1に業態変更。
立地は浅間下バス停至近、横浜駅か平沼橋駅から徒歩15分。

「こんばんわ、予約のふらわです」と店内へ。
焼き場を囲むL字カウンター2席と6席、奥には個室として6席。
案内されるままに奥の2席、焼き場至近の席に案内していただきます。

ふらっと寄って満席だと目も当てられないので、基本予約がよろしいかと。
予約はおまかせコース5,000円のみ、予約していない場合はアラカルトとのこと。
おまかせコースは、おまかせ串10本と〆料理(ラーメン、鶏そぼろ丼、カレーから一品)。
串の仕込みや予約の状況によっては、コースを終えてから串の追加もできます。

焼き鳥屋なんだから、と一品料理は出さず、串焼きのみ。
串焼きと言っても鶏肉だけではなく、野菜焼きも用意されています。
飲み物は一通り揃えている感じ、ワインはボトルのみの様子。

オープンして1週間以内の焼き鳥屋に伺うのは初めてでは無いけれど。
焼き台がしっかり仕上がっているのが、とても興味深い。
今日は予約しているので、おまかせコース10串5,000円、飲み物代別。

先ずは生ビール750円で乾杯。
今夜は横浜は浅間町にて二人お疲れ様会、焼き鳥前の生ビールは格別。
ちなみに浅間町をお店に来るまで「あさままち」って読んでました(笑)

付け合わせというか先付けというかお通しはキャベツの漬物。
ちょっと摘まむ量より多く、焼き鳥の合間々々につまみのは程よい味わいで、とても心好い。

一串目はハツ、マルハツ。
かなり軽めの塩振り、ギリギリを突いた火入れ、一口目から最高のテンション。
美味しいですねぇ、とっても美味しい。

すぐに二串目の砂肝。
比較的小ぶりにまとめられていて、サクッとした食感が心地よく、美味しいが続きます。
さらに言うとビールともベストマッチング。

かしわ。
伊達鶏を丸で仕入れているとのことで、カットはこちら独特、他の店舗では楽しめません。
スクエアに近いカットはとても好み、タレ焼きってのも良いですねぇ。

舞茸
一品料理は用意していませんが、今日は用意されていました。
ハズレもあればアタリもあって、この辺りが外食の楽しみ。

天然物の舞茸は旨味だけで無く渋みや雑味も感じられるけど、だからこそ天然物。
串焼きだけだと思っていたので、とっても嬉しい。

そろそろ日本酒の時間。
日本酒に何があるか訊ねると、3本出して下さったので、その中の2本。
飲み友は勝駒、冷やしておくのはチョットあれだけど、少し置いておけばそれで十分。

私は「お店への開店祝いですね」と新政のカラーズにします。
飲み放題に近いイベント的な飲み会では飲んだことがありますが、しんみりとしっかりと飲むのは初めて。
食べ物に合わせる酒質ではないと思っていましたが、どうしてどうして、そもそも美味しい。

手羽元
お肉たっぷりの部位、ウンマイ。
焼きがまばらなのは、たまたまではなく狙っての火入れ。

ウズラ
こちらのウズラは2つ、一気に2つ食べますよね。
美味しいですから。

膝軟骨
ソリレスかと思ったら違うんだ。
中に軟骨も忍ばせてあり、固い食感も楽しめて美味しい。

せせり
やや焦げ気味なのが特徴的で、私的にはこのくらいの火入れが好み。

かわ
きりたんぽのようにまとめて焼かれた皮、タレ焼き、素晴らしい。

アイコトマト
日替わりなのか仕入れ次第なのか分からないけど、今日の野菜(フルーツ)はトマト。
トマト好きな私、火入れも絶妙でとっても嬉しい。

つくね
いわゆる月見つくね、黄身は箸で割ってからパチリ。
つくねを上手に黄身と絡めながら美味しく頂きます。

レバー
10串食べ終わったところで「追加はございますか?」「それではレバーを」
半生ってことはないけど、半生に近い火入れで、とっても心好い。

〆はラーメン、鶏そぼろ丼、カレーから選べるので、ラーメン。
この一杯はラーメン専門店並に手を掛けています。
いや、トッピングはネギだけなので素ラーメンですけど。

中細麺は、経営母体のラーメン部門である豚仙人の製麺所で打っている自社製麺。
スープは、焼き鳥に使った伊達鶏のガラを丁寧に炊き、アサリなどの貝出汁を加えている。
美味しいですねぇ、うんちくが分からなくても美味しいと感じられる一杯。

「こちらをどうぞ」と予約特典のデザート串、シャインマスカット。
串焼きでは無く薄く飴を纏った一串、、、これは限定じゃ無くてレギュラーにならないだろうか。

板皿の油が最小限ってのが、焼きの腕を証明しているかのよう。
美味しい焼き鳥、美味しい日本酒、楽しいお喋りをありがとうございます。