2014年10月11日

反町と元町

/自家製麺Shin@反町にて台湾まぜそば/下前商店@元町・中華街にてカレーラーメン/

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 横浜駅東口は滅多に出ることがありません。
 反町に行くにも東神奈川に行くにも、東急線なり横浜線に乗ってしまっていたからで、あの頃はお金があったなぁと懐かしいです。
 今では「一駅?電車なんて乗るわけないだろ、歩くよ歩き」ですから、どれだけ貧乏になったかという話しです。

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 横浜駅東口から歩いて20分、自家製麺Shin@反町(横浜市神奈川区反町)、開店30分前に到着すると先客三人。
 有名店だから開店待ち数人は当たり前だろうと思っていたので、別に驚くことなく最後尾に続いて並びます。
 開店時には約20人程度の並び、限定メニュー狙いで並んでいるのか、そもそもスタンダードメニューでもこの位並ぶのかは分かりません。
 定刻に開店して店内へ、すぐ左手に券売機があって「揚チキン麺」「特製らーめん」「味玉らーめん」と並んでいます。

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 私のブログを見てお店に訪問する際の参考にする人はいないでしょうから、これ以上は説明しませんが、魅了的なメニューが多く並んでいます。
 食券を買って店内奥へ、カウンター8席ほどの狭い店内ですが、奥に座った人でもスムーズに出入りできるほどのスペースが確保されています。
 テーブル、カウンター台、白と黒で落ち着いた感じでまとめられていて、カスターセットやフキンは薄めの赤で統一されていました。
 厨房には二人、ホールに一人と全員女性店員さんであることをこの時点で知るという情弱さ、食べ歩きニスト失格です。

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 程なくして台湾まぜそば800円、カウンター8席全員が台湾まぜそばのオーダーでした。
 提供後に「唐辛子とホアジャオは追加できますので、おっしゃって下さい」と声掛けがありました。
 トッピングは刻みニラ、おろしニンニク、魚粉、ホアジャオ、刻みネギ、刻み海苔、桃&すももの100%ペースト、センターに肉味噌と卵黄。
 自家製麺の太麺200gはモチモチの食感でバツグンの美味しさ、タレはおろかニラもネギも挽肉の味も振り払っての味わい。
 醤油ダレがやや多めでさらさらタイプですので、普通に食べてもたっぷりタレが残ります。

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 説明書きにはわざわざ「麺肌を傷つけていません」と断り書きがあります。
 私が気が付くくらいだから、ラーメン屋さんの店員さんは「麺肌を傷つけるのはパフォーマンスであってタレの絡みとは関係ない」にとっくに気が付いていることでしょう。
 ネギは薬味ネギではなく大きめに刻んである白ねぎ、これはいい感じです。
 鷹の爪の小切りを加えた肉味噌、高い調理技術で仕込まれているので味が均一ですが、均一さはまぜそばには要らないと思います。
 むしろ味はまばらな方が、食べる毎に味が変わって楽しいと思うし、その楽しさこそがまぜそばだと思います。
 もちろん、それは私個人の考えであり感想ですので、「味が均一であってこそまぜそば」と考えている人もいることでしょう。

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 ジャンクさやは毒を完全に排除した無化調の台湾まぜそば、横浜ではこういうベクトルのまぜそばが受け入れられているんだなぁ、近くの田ぶしで販売されていない理由が分かるような気がします。
 追い飯はご飯多めですが、タレも多めなのでちょうどよく、とても美味しく頂きました。
 ご馳走様でした、お願いすればスープ割りも出来るらしいのですが、未確認です。

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 反町駅から乗り換え無しで元町・中華街駅へ、前回同様にアメリカ山へ出ます。
 周りの高層(?)ビルのおかげで海は見えませんが、ここを公園と呼ばれても、なぁ(誰も呼んでいませんし)。

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 頂きに向かう途中で右手に折れ、階段を降りていくと電信柱にラーメンの幟(?)がくくりつけられています。
 ははぁ、この幟(?)があるときは営業されているのだな、とお店に向かいます。

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 下前商店@元町・中華街(横浜市中区元町)、「下前」とは店主さんの名字からなんですね。
 修業先のザ・ラーメンに訪問したのは2004年11月と10年近く前で、ラーメン印象は殆ど覚えていないので、食べていないことにして。
 店内に入るも券売機が見当たらないので、厨房を囲む二辺カウンター9席の中から空いている席を見つけて座り、卓上のメニューを見てオーダーします。
 お冷やは提供されませんので、店内入り口近くに用意されてる清水器でコップに自ら汲んで用意します。

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 元町という街のイメージや、近くのラーメン屋さんで感じた「ゆったりした上品さ」とはちょっと違った店内の雰囲気。
 店主さんは一人でばたばたしながら「よいしょっと」的な掛け声と共に調理されています。
 先客後客、合わせて10人以上のオーダーを聞いていましたが、券売機左上的なラーメン760円をオーダーされるお客さんは一人もいらっしゃいません。
 ワンタンメン、野菜ラーメン、チャーシューメン、メンマラーメン、いずれも970円、のどれかをオーダーされていて、何人かはハーフカレーライス400円を付けていました。
 ラーメンに1000円は高いと言う風潮はどの辺りの話なのだろうか、それとも1000円は高いけど970円はセーフなのか。
 どこにも書かれていませんが、全て税込表記です。

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 程なくしてカレーラーメン970円、何ともシンプルな麺相ですね。
 自分の味覚に自身がないので裏を取るべく他のネット情報を調べてみたけど、下前商店のカレーラーメンは「辛い」「角煮が固い」「気になるけど次回食べたい」ばかりでスープにも麺にも言及していません。
 ベースは鶏ガラ出汁と野菜ダシの中華そばの王道的なスープ、このスープがかなりしっかりしていて、カレールーの味が浮き足立っていない。
 カレールーはスパイスから調理されているように感じましたが、辣油(の様な油)が掛かっているのかと思うほど脂ぎっています。
 極細ストレート麺は塩ラーメンにベストとしてカスタマイズされており、カレーラーメンには厳しくないでしょうか。

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 熱いスープのおかげで麺が手繰りにくくなっていますし、ストレート麺ではなく縮れ麺の方が合っているように感じました。
 カレールーと一緒に煮込んだと思われる角煮が二つあり、白ねぎが振られていましたが、これで970円と言うす食習慣に私は付いていけそうもありません。
 美味しく頂いてご馳走様でした、会計を済ませてお店を出ました。

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 元町ショッピングストリートを歩いて、次のラーメン屋さんまで一息いれて。
 って、一息入れすぎて、すっかり外は暗くなってしまい、石川町から横浜駅経由で帰宅しました。
posted by ふらわ at 00:00| Comment(1) | TrackBack(1) | 日記
この記事へのコメント
煮干生姜水 煮干つけ麺

店主からカウンタ越しに、まずは丼から少しだけ麺を手繰り、何も浸けずにそのまま啜ってみてくれとの掛け声。いやいや、確かに強めに香る煮干と舌に纏わり付く滋味に仄かに香る生姜が爽やかだ。

浸け汁は醤油ベースで茶濁している。濃厚煮干よりかは淡麗なんだろうがそれでもエキスが強く、濃い目の煮干の旨味は半端ない。ここに麺丼から特製手揉み麺を手繰り、さっと潜らせて一気に啜る。旨くないはずがないのである。麺が喉を降りて行った直後、口から鼻にかけて鄙びた煮干の芳香が一気に抜けると同時に僅かな生姜の風味も後を追いかけてくる。

Posted by primex64 at 2017年06月05日 11:11
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Excerpt: この日は午後に富山へ入るということでキャリーバッグを転がしながら反町へと向かった。狙いはSHINのしじみ塩の2017年度バージョン。 反町はいつのまにかラーメン激戦区へ 反町駅から東に進み店の..
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Tracked: 2017-02-03 11:01