らいくあらーめん

/箱根そばにてかき揚げ天そば/なんつッ亭御徒町店にてチャーハンセット（らーめん＋炊き込みチャーハン）/麺屋千晃（ちあき）新横浜店にてラーメン（並）、しびれまぜそば（並）/


　箱根そばにてかき揚げ天そば380円。
　路麺店であっても、路麺店だからこそ、店舗によってお蕎麦や蕎麦つゆが違っていて、この店舗は全然ダメなんだけど、朝の通勤経路上、一番行きやすい店舗なので、つい行ってしまう。

　今朝はお客さんが少なかったからか、麺茹での店員さんがいつもと違ったからな、その両方なのか分からないけど、まずまずでした。
　ご馳走様でした。


　今日は昼移動が一人と言う幸運に恵まれたので、ラーメン屋二、三軒、行っておくかと思いつつ。
　なんつッ亭御徒町店＠御徒町（台東区上野）、メニューコンプを狙っている私ですが、雨が降っている陽気で冷たいつけ麺を敬遠してしまいました。
　いや、（出来るかどうか分からないけど）あつもりをお願いしてみるかと、おもいつつ券売機向かい、食券を買って、と。


　空いているカウンター席に座り、カウンター台に食券を置き、注いで下さったお冷を軽く口に含んで、ラーメンの出来上がりを待ちます。
　月に一度しか来られないので、念のため、卓上に用意されているメニューをチェックしましたが、先月と変わりはありませんでした。


　程なくしてチャーハンセット（らーめん＋炊き込みチャーハン）950円。
　なんつのラーメンはマー油が特徴なのは十分知っていますが、今日のは香り、コク、深み、をいつもより数段感じます。
　本店や品川では座った席によっては見えたりするのですが、御徒町もマー油が入った容器を常に温めているのかな。

　寒い日は身体と温度差があって味を感じにくいので、何度か麺を持ち上げてスープを空気に馴染ませて食べてみると、まあ、美味しい。
　スープは僅かにあっさりめで、これはこれで美味しい。
　色んななんつを味わいたくて通っているんだから、大量生産の工業製品のように、いつも同じではつまらないですからね。


　菅野製麺所の丸細麺はブレることがありますが（もちろん、どこの製麺所でも同じですけど）、今日は美味しい方にぶれていて、とてもいい感じです。
　チャーシューは前回より量が多いような気がしますが、美味しければそれでよし、茹でモヤシ、万ネギと、どれもいい感じです。


　初めて食べた炊き込みチャーハン、御徒町店限定販売、ラーメンを半分くらい食べたところで、箸をレンゲに持ち替えて食べてみました。
　見た目通り「炊き込みごはん」ですけど、なぜ「チャーハン（炒飯）」って付いてるの？
　※食べ終わって店長さんに聞いてみると、「炊き込みチャーハン、ってのがありまして」と教えて下さいました。

　つまり、なんつの特有の料理ではなく、一般的な料理名なんですね。
　炊き込んであるので、当たり前のように均等に熱が通っていてパラパラのお米が美味しいです。

　チャーシューの切れ端、万ネギ、紅生姜も合っていて、フルサイズでも食べ切れそうです。
　スルッと食べてしまってご馳走様でした。


　仕事が終わったの早くなかったですけど、営業終了時間を聞いてあったので、それには間に合いそうだと新横浜へ。
　新横浜ラーメン博物館の一本手前の飲食店街の一階に、本日3/14にオープンした麺屋千晃（ちあき）新横浜店＠新横浜（横浜市港北区新横浜）。
　ホンの僅かしかいない友達の友達である、元無国籍料理店のオーナーシェフが独立されてラーメン屋を始めました。


　メニューはまぜそばだけって聞いたけど、直前になって予定が変わり、家系ラーメンとまぜそばの二本立てです。
　横浜家系豚骨醤油ラーメンとして、並盛、大盛、それぞれ大判チャーシューメン。
　千晃しびれまぜそばとして、並盛、大盛、トッピングを追加した特が用意されていて、しびれ増しもあります。

　トッピングはほうれん草、のり、味うずら、味キャベツ、白髪ネギ、自家製肉ラー油、大盛り茎わかめ、自家製大判チャーシュー。
　サイドメニューとしてライス、温卵肉ラー油丼、チャーシュー丼、そして缶ビールとなります。


　入ってすぐ左手に券売機、食券を買って右手の店内を振り向くと、開店日とは言え、溢れんばかりの若い店長さん。
　ラーメン屋ではなく、無国籍レストランみたいです。
　食券を渡すと「お好みはございますか」と聞かれますので、「普通で」とお願いしました。


　カウンター6席にテーブルは全て移動可能な2人掛けで16卓、端にどければパーティーも出来そうです。
　卓上は黒胡椒、酢、おろしニンニク、豆板醤と家系ラーメン向けの調味料のみ、まぜそば用のはいずれ用意されるのでしょうか。


　先ずはラーメン（並）780円、家系御用達のウグイス色丼に、家系ラーメンにしては180ｇと多めの麺量です。
　修行先で厳しく育てられていても、独立して数ヶ月は味に懐疑的になり、薄め、固め、少なめになりがちで、典型的な開店初日の味わい。
　醤油ダレと豚骨スープの混ざり具合はまだまだですが、このスープでスタートは決して悪くありませんし、伸び代がとても楽しみです。
　

　横浜のラーメン好きの好みに合わせて、普通指定でも固めに茹で上げられた長多屋製麺所の短尺平打太麺、某子安の家系ラーメン屋と同じ麺です。
　基本的に柔らかめ指定する私にとって、この固さはかなり新鮮ですが、食べ進めていくといい感じになってきます。


　大判チャーシューの名に恥じない大きなチャーシュー、茹でほうれん草、板海苔三枚、薬味ネギの上乗せは珍しいですね。
　食べ終わるころに豆板醤を試しましたが、某子安の家系ラーメン屋と同じメーカーで、この辛さがしっかりした味付けは好みです。
　スルッと食べてしまってご馳走様でした。


　続けてしびれまぜそば（並）780円、ラーメンと同じ丼に200ｇの麺量です。
　麺相としては、味キャベツ、挽肉、刻み玉ねぎ、万ネギがトッピングされていて、カエンペッパーと花椒が振られています。
　丼の底に沈められた練りゴマベースのタレ、もろとも全体を良くかき混ぜて食べてみると、これがまた他店では味わえない斬新な味わい。


　固めに茹で上げられたラーメンと同じ麺（長多屋製麺所の短尺平打太麺）、ワシワシと食べ進めます。
　タレの量が少ないので、タレの味、カエンペッパーの味、花椒の味、挽肉の味、それぞれだったり混ざったりして、色々な味が楽しめます。


　料理名ほど痺れも辛みも感じませんが、あくまでも私基準ですから、普通の人にはピリ辛で食べやすいまぜそばですね。
　付け合せの生姜スープは、まぜそばの丼に入れてもいいし、そのまま飲んでもいいし、私はそのまま飲みました。
　スルッと食べてしまってご馳走様でした。


　まだまだ課題、改善点の多いまぜそばですが、その殆どは直接店長さんに伝えたので、少しずつ良くなっていくのが今から楽しみで仕方ありません。
　その後、このお店を紹介してくださったホンの僅かしかいない友達が来てくれて、しばしラーメン談議。


　スルッと食べてしまってご馳走様でした、また、お邪魔します。
　お店を出るとまだ雨が降っていて、傘を差して駅まで戻り、帰宅。