2018年06月09日

本物へ続く道

/ら すとらあだ@中野坂上/阿波や壱兆@東中野/

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 ら すとらあだ@中野坂上、イタリア語で道(Una strada)を意味する言葉を店名とする蕎麦会席の店。
 一般的な飲食店から大きくかけ離れた店先、一般的な食事ではなく純粋に蕎麦を楽しむための店舗。
 お蕎麦のことも私は全く分かっていませんが、蕎麦好きに罵倒され、馬鹿にされることを恐れず、心に感じたままを綴りたいと思います。
 この店には本当のお蕎麦はありません、本当のお蕎麦に続く道があるだけです。

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 ドアを開け、土間で靴を脱いで下駄箱に入れて、右手の居間へ。
 店内(?)は窓側に4人掛けの座敷が2卓、店内中央の調理場を挟んでカウンター4席。
 予約しておいた座敷席に案内されます。
 メニュー、お品書きは無くてお任せコースのみ、店員さんが足繁く厨房を客間を行き来して配膳、下げ膳をして下さいます。

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 自由は不自由、何をどう飲むかと聞かれても、何がどうあるのか分からないので答えようがありません。
 例えば訪問回数を聞いてくれ、少ないようであれば「先ずはこの辺りから飲んでみて(覚えていって)下さい」と勧めて下さると助かります。
 口切りはビールかな、とお願いすると、クラフトビールを4種類持ってきて下さって、お好きなのをどうぞと。
 一本ずつ、飲み口、味わい、喉越しを説明して下さいましたが、ビールはメーカーの違い程度しか分からない私。

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 勘で一番手前のビールを選んで、うすはりのグラスに注いで、真っ昼間に乾杯。
 まあ美味しいビールで、苦味のキレがいつも飲んでいるビールとは大違いです。
 酔うビールでは無く味わうビールなんだろう、しかししてクラフトビールは経験値が低く、この美味しさは「当たり前」なのか「相当美味しい」のか、どの程度の位置付けなのかさっぱり分かりません。
 少しずつ勉強していきたいのですが、人生の残り時間少なし、、、頑張ります。

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 ビールで乾杯してから一品目が出るまで20分、前菜は出汁に浸けたトマト、ワカメ、椎茸、しらすなど。
 一つ一つ丁寧に調理されていることを感じられる美味しさ。
 事前に調べたところでは、ゆっくりと食事を楽しむ店とありましたが、提供が遅いのと、ゆっくり食べるのは違うと思います。
 ビールを飲み終わったタイミングで日本酒を勧めてくるワケでは無いので、こちら側から頼みました。

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 お猪口を自身で選ぶスタイルで、大きさ、高さは飲むお酒に応じて変えたいところですが、今日は1種類だけで。
 一合ずつ2種類のお酒を出してくれるようにお願いし、1杯目は高知の蔵元 仙頭酒造場の土佐しらぎく 斬辛 (ざんから) 特別純米 八反錦、先ずは骨太の力強いお酒から。
 2杯目は福井の蔵元 常山酒造 常山 純米超辛、なぜか辛口派と見抜かれたような辛口の一杯。
 どうせ何杯も飲んでしまうから味は覚えていないようで、言葉に出来ないだけで舌は味を覚えていたりします。

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 二品目はハグラ瓜のジュレ和え、静岡産の桜海老のせ。
 柔らかい瓜をさらに柔らかいジュレで包んであって、一口、二口で食べてしまう料理であっても、とても美味しく食べられます。
 料理を楽しむことも大切だけど、料理を介して会話を楽しむのが大切、今日はとても大切な人と来ているので。
 こういう会を設定してくれた友達に感謝、私は何も返すことが出来なくて、「感謝しています」としか言えないのだけど。

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 空豆のすり流しに続いてあおさの茶碗蒸し。
 漆塗りの木べらでパリッとした表面を割ると、ふんわりとあおさの香りが立ち上ってきて、茶碗蒸しの熱いこと熱いこと。
 そして、とても美味しい。
 茶碗蒸しは何を食べても大抵美味しいけど、蕎麦懐石の一品で食べる茶碗蒸しは特別に美味しい。

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 西京味噌でカラーピーマンを和えた一品、柔らかい甘さと辛さが良い感じです。
 岩中豚に、岩海苔とポテトを混ぜた乗せてあります。

 お代わり自由の蕎麦掻き、沖縄の塩(という説明)を掛けて食べたら、蕎麦掻きとはこういう味、と言う感じ。
 そもそも蕎麦掻きは、酒のつまみが乏しい時代に、蕎麦粉を熱湯でこねた料理で、美味しいとか美味しくないとか評価する料理では無いと思っています。
 もちろん味覚は人それぞれですので、美味しく感じる人がいることでしょう。

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 牛肉とゴボウのお椀。
 皆が黙って食べる美味しいお椀、味が直線的に感じたのは私の舌だから。
 会席料理のお椀って、質素でお出汁を味わう料理ばかりでしたので、ここまで味がしっかりしたお椀は新鮮です。
 それにしても足が痺れる、胡座をかいていても痺れてしまって、崩したり、前に伸ばしたり。

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 ここでまとめて日本酒の紹介。
 埼玉の蔵元 神亀酒造 神亀 純米生酒ライト、愛知県の蔵元 長珍酒造 長珍。
 神奈川の蔵元 川西屋酒造店 隆 純米吟醸 美山錦 火入れ。
 島根の蔵元 板倉酒造 天穏 特別純米 馨 佐香錦。
 京都の蔵元 向井酒造 京の春 純米生原酒。

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 さて、お蕎麦。
 蕎麦猪口を選べるスタイルですので、透明なガラス製の猪口にしてみました。
 北海道産のお蕎麦、その日の分だけ石臼で挽き、打っています。
 山葵は長野産、薬味ネギは無し、お汁に浸けて食べましたが、量が少なくて香りと食感だけしか分かりません。

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 続けて音威子府村(おといねっぷ)のお蕎麦、岩手県産のお蕎麦、尾花沢(おばなざわ)のお蕎麦、一日熟成ものと。
 最後の一品は生キーマカレーを掛けて。
 切り方も細切り、太切り、幅広いと多種多様、個々の蕎麦の違いは分かるけど、その美味しさを言葉で表現するのは私には難しいです。
 しかしして、この店のこの時期にしか食べられないお蕎麦だと思うので、貴重な経験には違いありません。

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 トウモロコシのケーキ。
 二つ選べると言われましたが、二つともお願いするのがスジかと。
 ちょっと驚いたのは魚料理、特に生魚、焼き魚が出なかった。天麩羅も無かった。
 そういうのものだろう、今まで知らなかったのが恥ずかしい。

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 もう一つのデザートはコーヒーブラマンジェ。
 なんだかんだ言って三時間、ゆっくりとお蕎麦と料理とお酒を楽しみました。
 他のお蕎麦屋も行ってみたいなぁ、人生の残り時間少なし、、、頑張ります。

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 一人とは中野坂上で別れ、もう一人と東中野へ。
 阿波や壱兆@東中野、ブログのコメントに出禁と書かれていたけど、ラーメン屋以外に出禁と言う話になっている店があるとは驚きました。
 満席で断られたことがあるので、事前に予約して伺いましたが、今日のところは空いていました。

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 手絞り生すだち「ミッキー」600円。
 すっきり爽やかですが酸味が程々の美味しいサワー、一気にごくごくっと飲み干したい気持ちを抑えて、ゆっくりと頂きます。
 結構、日本酒を飲んだ気がしましたが、気のせいか、まだまだサワーが美味しく感じます。

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 つまみは竹ちくわ500円。
 素朴な味わいで味付けも最小限ですが、サワーに良く合う美味しいちくわです。
 軽く今日の反省会を済ませたところで、そうめんでも食べて帰りますか。

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 私はトマトぶっかけそうめん850円、友達はすだちそうめん(冷)ハーフ680円。
 半田そうめんは極細では無い細麺と言った細さで、茹で時間が5分以上、しっかりとした噛み応えがあります。
 それでいてツルンとした喉越し、もっと手軽に食べられるようになったらいいのに。

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 崩したトマトがたっぷり乗せられていて、それでいてさっと搾られたすだちが絶妙に合います。
 冷たいお出汁が良い感じでそうめんに合っていて、とても美味しく頂けます。
 スルッと食べてご馳走様でした。

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posted by ふらわ at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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