2018年11月04日

真っ直ぐな気持ち

/鶏そば かづ㐂@座間市ひばりが丘2-16-11にて鶏そば、つけめん/

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 東京と神奈川で新規にオープンするラーメン店の、98%は拾えていると自負しているけど、100%とは言えない。
 ネットを散策していて聞いたことも見たこともない店名に出くわすと、愕然として徹底的に調べますが、それでも殆ど情報が出てこないことがあります。
 小雨がちらつく日曜日のお昼前、自宅からバイクで一時間、店先の写真も見つからなかったので、ここで良いのかの心配しつつもそれらしい建物を見つけました。

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 鶏そば かづ㐂@座間市ひばりが丘2-16-11、2018/7/14にオープンしたそうで、これまで全くと言っていいほどネット露出がありません。
 最寄りは相鉄線さがみ野駅から1.5km(徒歩25分)、相鉄バス県公社東原団地前至近、屋号の「かづ㐂」は店主さんの名前から。
 ラーメン作りは独学の店主さん、自分が美味しいと考えるラーメンを出すためだけにラーメン店を始めたので、ラーメンで儲けようとは考えていないそうです。
 営業時間が11:30-15:00、木曜定休であるのも、「生活費を稼ぐために夜はバイトをしているから」と売れない芸人のようです。

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 もちろん、ラーメン店で食っていければ一番良いのですが、そのために世の中に媚びたり、宣伝やネット露出は敢えてしていません。
 とは言えインスタを始めたのが1ヶ月ほど前、告知と言うより自身の備忘録的な投稿が続きます。
 店先に立て看板は付けたけど屋号は書かず、暖簾にだけ「鶏そば かづ㐂」とあるので、暖簾が掛けられていないと飲食店であることすら分かりません。
 色々とおかしい、おかしいけれども正しく、「自分に正直になるとはどういうことか」を具現化したラーメン店ではないでしょうか。

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 店先には「本日の裏メニュー」とチョークで書かれた黒板(色で言えばチョコレート版)が立ててあります。
 つけめん800円、油めん(仮)700円、味玉100円、肉増し200円。
 加えて、禁煙であること、撮影はOKであること、駐車場は用意していないこと、不定休(出来るだけ木曜定休にしたい)であると。
 がさつに思えて、雨が降ってきたのでビニールを掛けてあるところは、しっかりしていますね。

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 店の入口には「盛り塩」ではなく「踏み塩」を用意し、入店前に是非踏んで欲しいとのこと。
 引き戸を開けると、目の前に黒塗りのカウンター5席、その先は厨房、厨房には「ここから一生ラーメンを作っていく」としっかりと足を付けた店主さんがいらっしゃいます。
 (座ってから撮ったので四枚しか写っていませんが)五枚の鍋敷きならぬ丼敷きは「一枚板を五等分した」ので全て異なっていて、特に奥から2番目の丼敷きは味が合って席を替わりたかったほどです。
 「私はラーメンを食べに行っても調味料は使わない」ので、と自身の店にも調味料は用意されていません。

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 と言うことは爪楊枝は使うのかな、私は逆に爪楊枝を使わないけど。
 メニューは壁に掛けられていて、鶏そば700円、肉そば1,000円、追加ネギ・大盛100円、裏。
 テーブルにはお冷やのポットも無く、店主さんが汲んで出して下さいます。
 口頭注文後会計、店内には食材や調理の説明は一切貼り出されておらず、「ウチは味だけで勝負しています」をビシッと打ち出しています。

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 私は店員さんとお喋りすることが多いのですが、それはラーメンを食べて終わってからが殆どで、初訪なのにラーメンを作っているときに話を聞かせて下さったのは、初めてです。
 一杯目は鶏そば700円、ラーメンのどんぶりに保温性を求めているので木製のどんぶり。
 レンゲに麺を乗せて食べるのでは無く、丼を持って食べる私にとって、この軽い木製の丼は温かみもあってとても嬉しい。
 どんぶりを木製にしたので、レンゲ、箸も木製にして、ついでに丼敷きと麺箱も木製で手造りしたと。木製で無いのはコップだけ。

 スープは鶏白湯、鶏は「銘柄鶏とか地鶏などのブランドに頼ることなく、普通のブロイラーで味を表現したい」とのこと。
 臭み消しに野菜と乾物を加えているが98%鶏ガラスープ、高額な化学調味料は使っておらず、正真正銘の鶏ガラスープ。
 「出来るだけ地産地消で」と醤油タレには、いずみ橋の丸大豆醤油を使っています。
 一滴も残せないほど美味しい。人が真っ直ぐに生きると言うことはこういうことか。

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 もちろん麺は自家製麺ですが、麺打ちは製麺機ではなく手動の小野式製麺機、しかも自作なので「小野式」ではなく「小野式風」。
 いくら自分の納得のいく麺が打ちたいからって、(ラーメン店を始める前に)製麺機、自作しますか。
 間違っているのか、正しいのか。何が正しくて、何が間違っているのか。

 長尺の中細麺をするすると手繰る、スープの香りと共に麺の香りも感じられる様な気がします。
 トッピングは鶏皮の素揚げ、鶏肉チャーシュー、煮昆布。
 メンマとか板海苔とかなるととか、一般的に見かけるトッピングは使っていません。
 煮昆布は佃煮風で、このスープに合わせる食材としてこの発想、どうやったら思い付くのだろうか。

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 二杯目はつけめん800円、この日は裏メニューの扱いですが、一般的には「限定メニュー」と呼ばれるもの。
 麺丼はラーメンのと共通、つけ汁は二回りほど小さな木製の丼。
 コンロで熱々に熱したつけ汁は鶏ガラスープを濃いめに仕上げ、鶏チャーシューをボイルしたものと、燻製したものの2種類を沈めてあります。
 聞けば「肉増し」するともう1種類のチャーシューが付くとか、次回は必ず。

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 時々、付け合わせの煮昆布を摘まみながら、麺をつけ汁に浸けて、美味しく頂きます。
 ラーメンとは異なる中太麺はモチモチ感が高く、スープとの絡みはそんなに良くないのですが、ひょっとして食べ方が間違っているのか。
 このつけ汁、つけ麺用に濃くはしてありますがそのまま飲める濃さですので、麺を食べながらスープを飲んでしまいます。
 念のため確認すると、スープ割りは用意していないとのこと。

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 この日の裏メニューにはつけ麺、油そばがあり、さすがに三杯は食べられない(物理的には食べられるけど精神的に消化吸収できない)ので、つけ麺を頂きました、が。
 後客の油そばを見ていると、フライパンにオリーブオイルをしいて、、、ああ、3杯食べられるメンタルが無いのが悲しい。
 スルッと食べてご馳走様でした。
 夜、バイトしなくても食べていけるほど繁盛するように、絶賛応援予定です。
posted by ふらわ at 00:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
> 加えて、禁煙であること、撮影はOKであること、駐車場は用意していないこと、

駐車場どころか自転車を止めるところもなさそうですが、ふらわさんはどこにバイクを止めたのですか?

> 夜、バイトしなくても食べていけるほど繁盛するように、絶賛応援予定です。

まずは【熱烈】ファンサイトからですね。(笑)
うまい具合にホームページ管理を任されて小遣いが稼げればいいですね♪
Posted by tomoco at 2018年11月06日 22:00
tomocoさん

> 駐車場どころか自転車を止めるところもなさそうですが、ふらわさんはどこにバイクを止めたのですか?

 店の反対側にスペースがあります。

> まずは【熱烈】ファンサイトからですね。(笑)

 おおそうだ、忘れていました。
 今回は店舗側からインスタで情報発信してますけどね。
Posted by ふらわ at 2018年11月07日 00:41
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