
自分がお休みの日でも下の子が出勤であれば、駅まで送るためにいつもの時間に起きなければならない。
もう成人なんだから自分で行けよ、と言い放つことも出来るけど、親として出来ることが少なくなってきたので、喜んでさせてもらっています。
さて、帰ってきて一眠りして、今日は一日オフにしよっと。
と思っていたのに、「美味しいチャーシューが食べたい」と女房から声が掛かりまして。

ラーメン一杯食べるために、自宅から車で一時間掛けて向かうのは、常識でしょうか非常識でしょうか、普通でしょうか特別でしょうか。
今週も来てしまった創作麺処 スタ★アト@茅ヶ崎市赤松町。
専用駐車場が二台分しかないので、近くにCPもあるらしいけど全く分からないので、空いているといいなと思っていましたが、ちょうど一台分空いていて、良かった。
ということは、店内も空いているのかな、と暖簾を跳ね上げて店内へ。

先客2人、後客2人、まだまだ時間が早かった様です。
メニューを見ながら、私は今土日限定のよもぎつけ麺、女房はチャーシューメン相当を注文します。
お冷を飲みながら、店主さんと話をしながら、ラーメンの出来上がりを待ちます。

私は青森県産のよもぎと北海道産の黒豆の鶏白湯つけ麺〜よもぎの香りと共に〜(熱盛250g)950円。
蓋のある土鍋のような容器で提供、蓋を取るとよもぎを練り込んである自家製麺が熱盛250g、スノコが敷かれていて、麺が浸されたダシ汁が割スープになっています。
麺が昆布(?)汁に浸かっているので香りはイマイチですが、もの凄いよもぎ感。こんなに多くのよもぎを1度に食べたのは初めてです。
鶏白湯のつけ汁はそれだけで十分に美味しいのに、黒豆も入れていて、とても美味しいです。

前回は200gの麺量でしたが、250gだとかなり多く感じ、それでも麺が美味しいので、するすると食べられます。
しかしして、よもぎ麺と鶏白湯スープとの相性がいい感じなのが凄い、何度も試作を重ねてという時間的余裕はなかったはずなので、一発勝負なのだろう。
トッピングは鶏むねチャーシューだけでしたが、麺とスープだけでお腹も心も満腹です。

満腹でもスープ割は欠かせません。
麺皿(土鍋)のスノコの下に溜まっているスープをレンゲで割り入れて、ゴクゴクっと飲みます。
美味しいなぁ、最後の一滴まで飲んじゃったよ。

女房は地鶏の肉増し塩そば(並盛)1,180円。
ここで言う「地鶏」とは恐らく日本で唯一、ここでしか使われていないと思われる松風地鶏(まつかぜじどり)(生産者である松風地どりのホームページ)。
松風地鶏は名古屋コーチン同士を掛け合わせた、地鶏肉特定JAS規格の地鶏として認定されています。
名古屋コーチンを完全無薬で飼育し、オス鶏なら約180日間、メス鶏なら約270日間の長期飼育しています。

で、一番大切なことは、店内のどこを見渡しても「松風地鶏」の文字が見当たらないこと。
スルッと食べてご馳走様でした。
食べ終わってお会計、少し店主さんとお話させていただき、店を後にしました。

いったん帰宅して、女房は愛犬と遊びに行って、遅くなりましたが一人オフ、のんびりします。
とは言え、のんびりが中々できずについついラーメンの新規オープンを検索してしまい。
空いているうちに、行ってみますか。

2019/6/3にオープンした、蔵出し味噌 麺場 田所商店 平塚店(ホームページ)へ。
田所商店の味噌ラーメンは好みの味で、小田原に出店した時は何度か伺ったのですが、いかんせん遠い。
そんな私の心情をくみ取ってくれて(勝手な思い込みです)、平塚店に出店して下さるとは。
ちなみに田所商店は直営と暖簾分け(独立)がありますが、こちらは暖簾分けとなります。

店内はゆったりした造りで、狭い店内でラーメン職人の命を削る音を聞きながらラーメンを啜るのも好きですが、広々とした店内で大切な人とお喋りしながらのんびりとラーメンを食べるのも好きな私にぴったりです。
店内中央にU字カウンター10席、後はテーブル席で2人掛けが1卓、4人掛けが6卓、小上りに6人掛けが2卓、計48席。
ちなみに駐車場は20台分、バイクや自転車を停めるスペースも用意されています。

メニューは味噌ラーメンのみで、味噌の種類として北海道味噌、信州味噌、九州麦味噌が用意されています。
トッピングも多く、サイドメニューは味噌チャーハン、ミニチャーシュー丼、ミニジャージャー丼、餃子など。
卓上には辣油、酢、醤油、辛味噌、七味唐辛子。
口頭注文後会計、先客6人、後客6人、認知はまだまだこれからと言ったところです。

程なくして北海道味噌らーめん766円、ミニ味噌チャーハン356円。
末永く味わえる味噌の程よさ加減、スープと一緒に煮込んだモヤシなどの野菜がいい感じです。
ギリギリまで味噌の旨味を引き出したラーメンも好きですけど、こうして普段使いの味噌ラーメンも好きです。

平打中太麺は製麺所不明ながら、スープにとてもよく合っていて、するすると食べられます。
食べながら肉味噌を溶かしていくと、少しずつ味噌味が濃くなっていくので、これはこれで美味しい。
通り一辺倒の味わいになりがちなスープですが、フライトオニオンが食感にアクセントをつけてくれます。

田所商店の味噌ラーメンは、味噌の種類によって特徴的なトッピングがあります。
北海道味噌のはポテトフライがトッピングされています。
私はこのポテトフライがこっそり好きなので、次回からトッピングしてみようかと。
ちなみに、信州味噌には「山菜」、九州麦味噌には「さつま揚げ」。

さて、味噌チャーハン。
味噌味ベースなチャーハンは他では見かけません。
私の大好きなパラパラタイプ、玉子とかネギとがたっぷり入っていて、とても美味しいチャーハンです。
スルッと食べてご馳走様でした。
