
今日はお声掛け頂いたア・ラ・ミニッツのイタリアンへ。
北鎌倉というおよそ私には似つかわしくない場所のリストランテ、分不相応こそ我が信条。

の前にブランチは、らぁ麺 ふじ松 大船店@大船(鎌倉市大船)(公式ツイッター)へ。
私のツイッターをありがたいことにフォローして下さっています。
次が控えているのでゆっくりは出来ないけど、顔だけでも出せれば。

ふじ松各店で6/11より始まった、夏の限定メニュー。
数量限定の販売ですので、仕事が終わってのんびり伺ったのでは売り切れている可能性が高い。
販売期間も限られているので、何とかタイミング良く伺えて良かったです。

雨の開店直後、先客ゼロ、後客3人。
店員さんは厨房に1人、ホールに1人。
ニューライフスタイル(新しい生活様式)に店員さんもお客さんも戸惑いながら、手探りで前に進みます。

少し待って真鯛の冷やしつけ麺850円。
平打中太麺を手繰ってつけ汁に浸せば、バッと立ち上がる真鯛の香り、アラだけでは無く身や中落ちも使われているようです。
若者向け訴求力のある香り、味わいですが、オジサンにはちょっと濃ゆい。
豚肩ロースレアチャーシューと穂先メンマを、合間々々でつけ汁にくぐらせて頂きます。

つけ汁にはネギと白胡麻、紫玉ねぎが浮かべられ、あり合わせの食材を流用するのもラーメン屋らしいと言えばらしいけど。
目指す味、味わってもらいたい味があるのなら、食材ありきの組み立てがちょっと残念。
菅野製麺所の平打中太麺の麺線が綺麗に整っているけど、長尺なので食べにくい、、、食べ方が悪いのだろうか。
スルッと食べてご馳走様でした。

鎌倉は表も裏も、北も南も紫陽花だらけ。
お店の周りには待ち合わせ場所がないので、雨だとやだなぁと思っていたら、上がって良かった。

お誘いいただき、北鎌倉のAkizukiにてイタリアンを。
いつの頃からランチにイタリアンを楽しめるようになり、私の人生もまだまだ楽しめそうですな。

今日で三回目で、いつもカウンター貸切で楽しませて頂いています。
訊けば1人2人のお客さんも多いとのこと。
それでは次回はこっそり2人で伺ってみますか。

口切りは、茅ヶ崎のブルワリーであるBarbaric Works(バーバリックワークス)のSwoon(スウォーン) エールビール 2019。
大瓶(633ml)より大きい750mlのボトル、片手でムギュッと持ちにくいので注ぎにくい。
ビールそのものも美味しいけど、香りを楽しめるように、泡多め。
初夏を思わせるすがすがしい香りと味わい。

いきなり前菜が並んでいるのではなく、前菜を調理するところからですので、その間、お喋りが楽しめます。
今日は私と相方以外は初訪問ですので、軽い自己紹介。
「あっ、以前近くに住んでいました」的は話で一通り盛り上がります。

モッツァレラチーズ入り花ズッキーニ、舞鶴の甘エビのフリット、鮎のコンフィ、大葉のジェノベーゼ添え。
ヤングコーンのフランチャーレ(?)乗せ、自家製のドライトマト。
今の時期の鮎ってもっと小さいと思ったら、何と卵を持っていて、イタリアンなのに。
どれもこれもが美味しい。

1本目は、Colli Piacentini Marvasia(コッリ・ピアチェンティーニ・マルヴァジーア)2018 白ワイン イタリア。
今日はオレンジワイン縛りじゃないけど、オレンジワインに近い白ワイン。
料理に合わせるのも楽しいけど、料理の合間に合わせるのも楽しい。

パンは自家製で、お代わり自由ですが、大抵は二つ、食べても三つ。
手でちぎって食べないといけないのに、そのまま端から食べてしまう。
周りが固く、それでいて噛みきれないと言うことなく、オリーブオイルがよく合います。


冷製トマトスープ、スープは二層になっていて、下は宮地豚のコンソメ。
コンソメはジェル状になっていて、食感も楽しめます。
オクラとかゴーヤとか夏野菜が、また美味しい。

Riesling S'Ge-lt Christian Binner(リースリング・スゲルト・クリスチャン・ビネール)2018 白ワイン フランス。
これはもう白じゃなくて橙ですよね、味もしっかりしているし。

ヒラマサのカルパッチョにミョウガや新ショウガなどを乗せて。
毎回料理が変わっていて、同じ料理を二回食べたことが無いのが、こういうレストランの楽しみ。
野菜と共に食べる刺身の美味しさよ。

粉から練り上げるパスタ。
パスタの種類って100種類以上あるらしいけど、このパスタはピーチと呼ぶそうです。
京都の真蛸とズッキーニを合わせてあって、一口二口楽しみます。

Chianti Diamine Giocoli(キャンティ・ディアミネ・ジョコリ)2018 赤ワイン イタリア。
店主さんは「うすあか」と称していましたが、ロゼではないんですね。
コースのメニューは提示されていないので、次の料理に合う様にワインを選んでもらっています。
料理の前に軽く飲んで下を馴染ませたところで、メインを。

穴子の白焼き、この穴子を焼くために炭焼きを用意されたとのこと。
個人的に穴子を白焼きで食べるのは初めて、和食ではなくイタリアンで食べることになるとは。
ふわっとした食感に炭火の香り、淡泊な味わいながらも奥に秘めた美味しさ。
食べてみて合わせたワインがうすあかと言う理由が、改めて分かります。


Il Maiolo Emilia Rosso 2004 / Il Maiolo(イル・マイオーロ・エミリア・ロッソ / イル・マイオーロ)2004 赤ワイン イタリア。
裏に日本語のラベルが貼ってないワインは美味しいに決まっているけど、値段を見ないからこそ飲める。
ザ・フルボティの味わいで、若い頃はこの味こそが赤ワインと信じて疑わなかった。

鴨のローストにインゲン、トウモロコシ、デストロイヤー、インカの目覚めを添えて。
お皿はどれも素晴らしいし、使うソースによってお皿を使い分けていますが、盛り付けが独創的。
ここまでカットしてあるとナイフは要らないけど、周りを見渡してナイフを持ってみた。
鴨肉ってどうしてこんなに美味しいんだろう、出汁もいいけど、ローストが美味しい。

食後のデザート。
楽しいお喋り、美味しい料理とワインですっかり気持ちが良くなってしまい、食材をちゃんと聞いていなかったな。
冷たいジュレが掛かっていて、甘過ぎないスイーツ。

ここで料理は終わりなので、食後に紅茶かコーヒーですが、私はマールを。
Domaine Buronfosse Marc du Jura(ドメーヌ・ビュロンフォッス マール・デュ・ジュラ)2014 ブランデー フランス。
ブランデーをブランデーライクに飲むのが正しいのだろうけど、フレンチかイタリアンのランチの最後に飲むのが好き。

本当は食材や料理を一つ一つ掘り下げるべきだし、ワインとのマリアージュも考察が要るんだけど。
今日も美食会、何を食べて何を飲むか、ではなく、どこで食べて誰と飲むか、に重心を置いて。
美味しくいただき、ご馳走様でした。

なぜ目指す味では無く、あり合わせの食材だと分かったのですか?ネギに白胡麻は普通ですし、紫玉ねぎだって食感、色どりとして使われているところは多いと思うのですが?
>今の時期の鮎ってもっと小さいと思ったら、何と卵を持っていて、イタリアンなのに。
サイズの話は兎も角、イタリアンでは子持ちの鮎は使ってはいけないのですか?
> なぜ目指す味では無く、あり合わせの食材だと分かったのですか?
なんとなく。
> イタリアンでは子持ちの鮎は使ってはいけないのですか?
??