2020年10月05日

逗子で燗酒を

/ラーメン三七十家@兵庫県神戸市中央区にてラーメン、ライス/担担麺専門店 DAN DAN NOODLES. ENISHI@兵庫県神戸市灘区にて担担麺、〆ごはん/和酒ビストロKOYAにて燗酒/

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 昨日に引き続き、今朝もホテルでモーニング。
 ホテル側として今できる精一杯のモーニングだと言うことは、十分に伝わってきますが。
 なんだったら部屋に持ち帰って食べてもらっても結構ですよ、は東横インのモーニングには感じられません。
 これが新しい生活様式、ニューノーマルだと言われれば、受け入れるしかありません。

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 待機したけど特に問題は発生しなかったので、本日は帰るだけ。
 せっかく大阪まで来たのに、なんの大阪見学もしないで帰るのはもったいない。
 ということで、ちょっとだけ足を伸ばしてお昼を食べて、帰りますか。

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 早めのお昼は、ラーメン三七十家(みなとや)@元町(兵庫県神戸市中央区中山手通)へ。
 2010/11/19オープン、立地は神戸三宮、県庁前、元町からほぼ等間隔、トア公園の前のマンションの1階。
 事前情報では吉祥寺武蔵家出身とのこと、あっ、「吉祥寺武蔵家」は「新中野武蔵家」と区別するための便宜上の呼び方です。
 開店一時間前に到着し、開店5分前に来店されたお客さんに先を譲って三番目に入店しました。

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 店先に掲げられたメニューに家系ラーメンの説明があり、合わせて読み方の「いえけい」も説明されていると嬉しい。
 食べログなどのネットレビューを読むと「これぞ本物の家系ラーメン」の人と、「塩辛い、濃すぎる」な人と評価が真っ二つ。
 都内で言えば、古くはなんでんかんでん、新しくは博多一風堂のとんこつラーメンを、「これぞ博多ラーメン」と「獣臭くて食えない」に評価が分かれたのと似ている気がします。

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 店内に入ると、右手に券売機があります。
 メニューはラーメン700円、あご塩ラーメン700円、油そば700円。
 ライス無料サービスとかはやっていませんが、ランチタイムは玉子セットと称して味玉とご飯のセットが130円です。
 誤解を恐れずに言えば、この3種類だけで、来月に10周年を迎えます。

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 席配置は厨房を囲むL字カウンター8席と3席。
 卓上には白胡麻、おろしにんにく、おろししょうが、豆板醤、ブラックペッパーグラウンド、酢。
 店内は空調を止めているのか思うほど暑く、訊けばクーラーが老朽化していて効かず、来月には交換するとのこと。
 一般的には汗をかきそうなほど暑い店内でラーメンを食べるの辛いでしょうけど、私としてはスープ店内炊きの家系ラーメン店らしくて、嬉しい。
 熱さだけじゃなくて、店員さんの白鉢巻きに白長靴も嬉しい。

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 少し待ってラーメン700円、家系お好みは麺柔らかめ。
 しばし見とれてしまうほどの淡い赤銅色のスープ、ふんわりと鶏油が香り、テカテカと脂が浮き、豚骨の随まで炊き出したとしか思えません。
 一口飲めば、もうここは吉祥寺。
 なんて旨いスープなんだよ、昨日まで吉祥寺で働いていたんですか(もう10年やってます)。

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 立ち上がる湯煙の中で啜る平打中太麺は、1ミリも確認する必要のない大橋製麺多摩。
 数年前から吉祥寺武蔵家は三河屋製麺に変わりましたが、こちらは以前のまま。
 スープに合っているというか、スープと一体化していて、スープを飲んでいるのか麺を啜っているのか区別が付きません。
 しっとりした豚肩ロースチャーシュー、ピンと立った板海苔三枚、香しい茹でほうれん草。

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 ライス110円に豆板醤を少し乗せ、スープに浸した板海苔でくるっと巻いて頂く、家系海苔巻き。
 ※家系海苔巻きとは、私が個人的に呼称しているだけです。
 固めに炊き上げたご飯と、スープに浸すとさらに美味しくなる板海苔であるからこその、美味しさ。
 麺を半分以上食べたところで、お楽しみの味変タイム。

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 今日はおろしニンニクと豆板醤をひとさじずつ。
 スープの味はしっかりしていますが、味変を受け入れる懐の広さ、素晴らしいスープは最後の1滴まで素晴らしい。
 いつふらっと(吉祥寺武蔵家の店主さんである)藤崎さんが来店されても恥ずかしくないように。
 いや、日々、目の前のお客さんに本物の家系ラーメンを伝えるために。

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 食べ終わって、店長さんと少しお話しさせていただきました。
 スルッと食べてご馳走様でした。
 本物を知らないことは不幸だが、本物を知ることはもっと不幸である。

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 初めて降りる駅は、この歳になってもワクワクする。
 駅を降りてオブジェの横を通り過ぎ、大通りを渡って小道に入ります。

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 遅めのお昼は、担担麺専門店 DAN DAN NOODLES. ENISHI@岩屋(兵庫県神戸市灘区岩屋北町)公式ホームページ)へ。
 2014/5/25オープン、2018/3/4リニューアル。
 だしと麺、島田製麺食堂、必死のパッチ製麺所などを展開されるOMO(お客様みなさまおかげさま)が、現在の経営母体です。
 リニューアル前の「ラーメン まぜそば 縁 - えにし」は、ミシュラン2016神戸エリアのラーメンジャンルで、ビブグルマンを1店だけ獲得したそうです。

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 平日ランチタイムであっても店内満席、店先に用意されたウエイティングシートに名前と人数を書きます。
 この店は、お客さんの満足度の高さは、料理の美味しさよりも1人のお客さんとして扱うこと、なんだと感じました。
 水も食材と貼られた給水器でお冷やを頂きながら、名前の呼ばれるのを待ちます。

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 メニューは汁あり担々麺である「マグロ節スープの担担麺920円」、汁なし担々麺である「担担麺900円」、限定メニューなど。
 代表メニューの担担麺は辛さが不辣(ふーらー)、小辛、中辛、濃厚、香酵、麻辣(+80円)から選べます。
 ごはんや唐揚げとのセットメニューが充実しています。
 スパイスによく合う志賀高原クラフトビールを飲んでみたかったけど、こんなに混み合っていると逡巡してしまいます。

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 店先のウェイティングシートに名前を書いたら、先に店内の券売機で食券を買います。
 タブ形式のタッチパネル式券売機、慣れたらなんてこと無いけど、不慣れだと目的のメニューを探しにくい。

 いったん外に出て、程なくして名前を呼ばれ、カウンター席へ。
 席配置は厨房に面したカウンター6席、4人掛けテーブルが2卓。
 卓上には自家製シビカラ、スパイスラー油。煮干し酢、オレンジ酢、朝天辣椒。

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 厨房2人、ホール1人の店員さんは皆女性、店員さんは全てお客さんを必ず見送っています。
 配膳や下げ膳が忙しくなれば、両手に丼を持ったまま「ありがとうございます」とならざるを得ないし、お客さんもそれ以上を求求めません。
 ラーメンの神様の差配により、ディシャップ(ディッシュアップ、出来上がった料理がキッチンからホールに渡される場所)近くのカウンター席に案内された私。

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 そのディシャップには「優先順位」と書かれた紙が貼られていて、上から順に、
 ご提供、お見送り、サイドメニュー提供、パッシング、ご案内、食器洗い。
 とあります。ちなみに、パッシングとは下げ膳とテーブル準備のこと。
 優先順位に「お見送り」を入れる店って、相当な高級店か、接客を売りにする飲食店だけだと思っていました、この店を知るまでは。

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 程なくして担担麺900円、辛さは香酵。
 厨房に面したカウンター席であっても、必ずホールが手元へ提供してくださる。
 優しく引き込む様に香る辛さと痺れ、かき混ぜて食べてみればとてつもない旨さ。
 20種類のスパイスを調合されていると説明があるけど、何と何をどうしたらこんな味になるのか、全く思いつかない。

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 胡瓜と茄子の柴漬けがアクセントですが、柴漬けがトッピングされた担々麺を食べたことがありません。
 平打太麺は自社製麺なのかなぁー、強烈なスパイス群をしっかりと受け止めている。
 スパイスが多めであってもたれもしっかりと入れてあって、麺と麺が絡むこと無く、食べる度に美味しい。
 そのまま食べ切りそうなと手を止めて、スパイスラー油とオレンジ酢で味変を楽しみます。

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 麺を食べ終わったら、〆ごはん60円を現金追加。
 〆ごはんはサイドメニューの扱い、お見送りの後に運ばれてきます。

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 レンゲを使って形が崩れないように残ったたれに乗せ(自己満足)、よくかき混ぜて頂きます。
 どこのお米か知らないけど、たれによく合ってとても美味しい。
 いやぁー、美味しかった。

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 頃合いを見計らって席を立ち、厨房の店員さんに「ご馳走様でした」と挨拶して、店外へ。
 ホールの店員さんに「美味しかったです、ご馳走様でした」と声を掛けると、「ありがとうございました。お昼からのお仕事、頑張ってください」と。
 ビジネストークと分かっていても、そんなふうに言われたら、とても嬉しいですね。
 スルッと食べてご馳走様でした。

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 私のごく回りには、ガラガラの新幹線車内を撮るのがプチブーム。
 流行に乗り遅れないように、私もパチリ。

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 今夜は和酒ビストロKOYA公式インスタグラム)(フェイスブックページ)にて、ジビエに燗酒を合わせる。
 2020/8/8オープン、国産の日本酒、焼酎、ワインに合わせたジビエが楽しめるビストロ。
 かつて亀戸に日本酒の旨い焼肉屋があり、今は虎ノ門に移転して新しい道を歩み出している。
 かつて神田に日本酒の旨いビストロがあって、今年の夏に逗子に移転してきた。

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 まだまだ地に知られていないと思いつつも、念のため予約しての訪問。
 平日、というか月曜日なのに満席、、、予約しなければ入れませんでした。
 コース料理もこなしますが、アラカルトもきっちりこなします。
 メニューも用意されているけど、アラカルトだったらブラックボードでオーダーが吉。

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 和酒と名乗るくらいですから、冷酒は冷蔵庫で、燗酒は常温で管理されています。
 常温の日本酒や焼酎はバックカウンターに並べられていて、なんとも馴染みのあるラインナップ。
 日本酒を飲みに来たわけですけど、知多や白州もあるのか、、、今日は飲めないな。

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 カウンターが5席ほど、4人掛けテーブルが5卓ほど、広すぎず狭すぎず、15人から貸切も出来るそうです。
 日本酒の会でない限り、私はビールで乾杯。
 生と瓶があると言われたので瓶で、ふう、新大阪からまっすぐに帰ってきたけど、ビールは美味しい。

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 お通しが鶏レバーのブリュレ、、1杯目から日本酒で良かったか。
 バケットも付いていて、お通しではなく何かのサービスかと思いました。
 キャラメリゼをスプーンで割って、レバーと共に食べる、、日本酒が飲みたい。

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 白ゴーヤのピクルス480円。
 初訪問なのでお通しの内容が分からず、店内満席ということもあって、直ぐに出るだろう料理をファーストオーダー。
 ゴーヤ以外にも何か合わせてあったと思うけど、ほぼ覚えていません。

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 日本酒リストをつらつらっと、先ずは冷やで。
 奈良の蔵元である今西酒造が醸す「Dio Abita(ディオ アビータ)純米酒 山田錦 R2BY。
 みむろ杉 ロマンシリーズ、Dio Abitaとは神宿るの意。
 原酒なのに13度とは、ワインかよ。

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 激ウマレバー680円。
 生レバーでは無いのに生レバー以上に美味しいレバー。
 色々なレバーを食べてきましたが、ここまで日本酒よりも美味しいレバーは食べたことがありません。
 最後の1個、ケンカになるところだった。

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 二杯目は、島根の蔵元である王禄酒造が醸す「王禄(おうろく)」純米酒 無濾過本生 富山県産五百万石 30BY。
 片口が毎回変わるお店は、もうそれだけが楽しくて、次々と杯を重ねてしまいます。
 平盃はお店のオリジナル、向きを合わせて撮ったので、なんとか「KOYA」と読めると思います。

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 本日のお造りである、炙り酢〆サワラカルパッチョ1,280円。
 お店がこれ以上繁盛して予約が取れなくなったら悲しいので、色々と受けた説明は控えます。
 切り身を野菜に乗せるのでは無く、野菜と同列に並べる技法、って言うのかな。
 魚も野菜も美味しい。

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 ここから燗酒。
 埼玉の蔵元である神亀酒造が醸す「ひこ孫 凡愚(ぼんぐ)」純米吟醸 16BY。
 神亀酒造は公式ホームページが無いので、調べた限りでは神亀は美山錦、ひこ孫は阿波山田錦とのこと。
 惚れ惚れするような淡い茶色のお酒、さしすさされつ、次の料理が来るまで間に合わない。

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 お肉料理は、かすみ鴨胸肉のロースト2,890円。
 かすみ鴨とは、かすみで捕獲する鴨のことでは無く、茨城県かすみがうら市の西崎ファームで放牧飼育している鴨のこととのこと。
 赤身が多いのに脂身が多い肉で、黄わさびや炭を乗せて食べると、とんでもない美味しさ。

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 お酒が足りなくなったので、埼玉の蔵元である神亀酒造が醸す「真穂人(まほと)」純米酒 29BY。
 そして真穂人は五百万石、お銚子の色艶に見覚えがあるけど、酔っ払っているのかな。
 料理やお酒を運んできて下さったとき、丁寧な説明をありがとうございました。

 美味しい料理とお酒をご馳走様でした、とっても楽しかった。
 次回はコース料理で、いつかは貸切会を。

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posted by ふらわ at 00:00| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
> これが新しい生活様式、ニューノーマルだと言われれば、受け入れるしかありません。

バイキングは以前から非衛生的だと感じていたので、個別のお弁当を渡してくれたほうがありがたいですね。
内心ホテル側もコロナに感謝しているんじゃないかと思います。

> 最後の1個、ケンカになるところだった。

大の大人が680円でケンカとかw
Posted by tomoco at 2020年10月11日 18:17
tomocoさん

> バイキングは以前から非衛生的だと感じていたので、個別のお弁当を渡してくれたほうがありがたいですね。

 非衛生的?そうなんだ。

> 内心ホテル側もコロナに感謝しているんじゃないかと思います。

 へぇ、そんな風には考えなかったな。

> 大の大人が680円でケンカとかw

 大の大人とは誰のことでしょうか?
Posted by ふらわ at 2020年10月14日 00:51
> 非衛生的?そうなんだ。

はい。誰が触ったかわからないトングや取り箸はできることなら使いたくないです。

> 大の大人とは誰のことでしょうか?

ふらわさんって体は大人、頭脳は子どもの方ですか?
Posted by tomoco at 2020年10月16日 21:15
tomocoさん

> はい。誰が触ったかわからないトングや取り箸はできることなら使いたくないです。

 なるほど。
 私は新しいトングを用意してもらって、取り分けていました。
 誰が触ったか分からない、と言えば、ラーメン店などの箸やテーブルに置かれているレンゲもそうですね。

> ふらわさんって体は大人、頭脳は子どもの方ですか?

 そうだと思いますよ。
Posted by ふらわ at 2020年10月17日 10:40
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