
雨の土曜日、何もすることが無い私は、自宅に引きこもるつもりでモーニングコーヒー。
女房に「小田原に新しいビルが出来たの、知ってる?」と水を向けられて、雨の中を車を走らせます。
ミナカ小田原、小田原で一番の有名人は北条五代ではなく、柳沢慎吾。

施設の三階、湘南フードスタジアムの前の金次郎広場には、二宮金次郎夫婦像があります。
この施設のオープンに合わせて上映される映画公開記念の様です。
映画の宣伝は随分前から見ていたので、上映開始が随分と遅れたんだなぁ。

さて、お昼は、かるびラーメン京城苑ミナカ店@ミナカ小田原(公式ホームページ)へ。
小田原駅前、横浜に続く三店目として、2020/12/2プレオープン、12/4グランドオープン。
オープンの報を知った時は駅前店の移転かと思ったけど、駅前店はそのままで新規に出店すると知って、ビックリ。
新しいジャンルのラーメンが多くの人に受け入れられにくいのは世の常、だからといって引いていないで押す営業方針。

メニューはこれまでと同じで、かるびラーメン950円(小は750円)、コムタンラーメン800円の二種類。
トッピング、サイドメニューにも目新しさはありません。
オープン記念サービスとして、12/13までは150円までのトッピング(モヤシ、味玉、ネギ、小松菜、のり)かライスが無料サービスされます。
GoTo Eatかながわプレミアム付食事券に、対応されています。
2,000円以上のお買い上げで、地下一階の駐車場が1時間無料になります(3,000円以上で2時間)。

フードスタジアムですがフードコートですので、各店共通のカウンター席、テーブル席が潤沢に用意されています。
各席はアクリル板のパーティションで仕切られ、カウンター席にはACコンセントとUSB充電ポートが完備されています。
少し待っていると、渡されたチャイムコールが鳴動し、自身でラーメンを引き取りに行きます。
調味料は受付にしか用意が無いので、最初に掛けなければならないのは辛いなぁ。

女房が食べたかるびラーメン950円、無料サービスは味玉でお願いしました。
辛さは1辛から4辛まで選べますが、1辛としています。
『厳選した牛肉と脂を煮込み、3種類の特製唐辛子をブレンドして作った旨辛スープと鶏ガラスープを合わせ、もちもちとした特製の中太縮れ麺を使用しました。
焼肉屋で使われてる牛肉を、贅沢に煮込みカルビ肉として使用したラーメンです。』
スープにはニンニク、ニラ、長ネギ、玉ネギ、ニンジン、モヤシ、小松菜が合わせてあります。

私はコムタンラーメン800円、無料サービスはネギでお願いしました。
関東では数少ない牛骨白湯スープ、あっさりした口当たりながら深みのあるコクがとても美味しい。
まだまだ開店四日目ですから、これから諸々の微調整されて、さらに美味しくなるのが楽しみ。

中太麺は鴨宮製麺、やや固め仕上げがスープによく合っています。
トッピングは茹で小松菜、半身の味玉が1個分、白濁したスープに鮮やかな色合い。
無料サービスで追加したネギがスープに馴染んで美味しくいただけます。

黒豚餃子5個350円。
女房は辣油、酢、醤油のブレンドダレで、私は胡椒酢でいただきます。
皮が厚くて、餡もたっぷりで、フルボディな餃子、美味しいですなぁ。
スルッと食べてご馳走様でした。

女房が施設を一通り見てくると席を外したので、せっかくなのでもう1軒。
ミナカ小田原には三軒のラーメン屋が入っていますが、今日は二軒で。

遅いお昼に、まぜそば凜々亭@ミナカ小田原(公式ホームページ)へ。
2020/12/4オープン、郡山に本店を構えるまぜそば凜々亭の神奈川進出、、って驚きました。
日本全国のラーメンを食べ歩くと言っても、殆どお店は1回しか伺いません(伺えません)。
そんな中で、お店が気に入って「福島に行くときには再訪すると決めている」と2回伺っている凜々亭、が、向こうからやってきたんです。
とはいえ、単身で来たわけでは無く、飲食店等の運営を手がけるオーイズミダイニングの運営とのこと。

メニューは節系和風まぜそば800円、国産ネギトロまぜそば900円、味噌チーズまぜそば900円、新台湾まぜそば980円、厚切りステーキカルボまぜそば1,500円。
創作麺料理を掲げるだけあって、「それって美味しいの?」といぶしがられるラインナップ、、だが美味しい。
ご飯物はメバチ鮪ネギトロ小丼、温玉チャーシュー小丼、肉味噌TKG、いずれも300円。
サイドはおつまみチャーシュー380円、焼き餃子4個380円、枝豆150円。
オープン記念に特盛50円引き、トッピング30円引きを12/31まで実施しています。

食券購入はタッチパネル式券売機なのですが、現金の投入は右の2台の機械へ。
何で機械が2台あるかというと、左は紙幣専用、右は硬貨専用。
クレカや電子マネーには完全非対応、もちろんなんたらEatにも対応していません。
施設の店舗は全て同じで、チャイムコールを渡され、お冷やを汲んでから空いている席に座って待つスタイル。
いや、先に席を確保してから、食券を買いに行くべきか。

オープンあるある、20分ほど待ってから節系和風まぜそば800円。
スクエアでは無いアールの付いたトレーにまぜそば、和風スープ、追い飯、レンゲ、ウェットティッシュ、箸が乗せられています。
トッピングは、大ぶりに豚肩ロースチャーシュー、幅広メンマ、花鰹、刻み海苔、分けネギが麺が見えないほど盛り付けられています。
先ずはチャーシューを端に寄せ、全体を良くかき混ぜます。

富多屋生麺の凛々亭特注極太麺が、魚介主体の醤油たれに絡んで、(個人的に)郡山本店を思い出してしまう美味しさ。
素材の味を大切にするために薄味なので、濃厚で重いまぜそばに飽きていた私にはピッタリです。
これまで色々なまぜそばを日本各地で食べてきましたが、一歩も二歩も抜きん出ていると感じています。

二口、三口食べたら席を立ち、受付から辣油と酢が入ったドレッシングボトルを持ってきます。
※本来なら配膳時にトレーに乗せて持ってくるベキですが、テンションが上がっていて忘れてしまっていました。
で、辣油と酢をそれぞれ3回ずつ回し掛け、全体を軽く混ぜてから食べてみると、これがまた美味しい。
途中からチャーシューを少しずつ食べながら、一気に麺を食べきります。

麺を食べ終わったら追い飯、一口で食べられるご飯が付いてくるので、これを残す人はいないでしょう。
レンゲで残ったたれにご飯を馴染ませてから食べると、追い飯を食べてこそ、まぜそばだなと。
スルッと食べてご馳走様でした。

晩酌。
伊勢原市の蔵元である吉川醸造が醸す「菊勇」 にごり酒 R2BY。
新酒の販売と共に始まるにごり酒。

小田原のお土産に、鯵の唐揚げ。
ので、先週辺りに買ってきたにごり酒を抜栓、いやぁ、旨いね。
しばらくは冷やで飲んで、残りは燗でも付けて楽しもう。