
お寿司やさんの終了が終電過ぎなので、帰宅できない。
都内に住んでいる人はなんとしても帰ろうとするようですけど、遠距離通勤者はさっさと諦めて、恵比寿のカプセルホテルで泊。
くぅ、朝陽が眩しいぜ。

お腹が空いたので、名代 富士そば 恵比寿駅前店(公式ホームページ)へ。
都内には多くの路麺店があって、私が訪問するのはゆで太郎と箱根そばが圧倒的です。
ですが、その二軒の支店が出店されていない駅も多く、恵比寿では富士そばをよく食べます。

富士そばはラーメンを販売されていて、ほぼ全店舗で販売されていると思っているのが煮干しラーメン。
そのほかに昔ながらのラーメン、味噌ラーメンも販売されているのを見かけたことがあります。
さて、こちらではと券売機を見ると、へ?塩ラーメン?
販売店舗、販売期間、全く分からず。

店内はすっかりソーシャルディスタンス。
壁向きカウンターが4席と6席、店内中央の相対カウンターが10席、奥の壁側に6席。
卓上にはホワイトペッパーバウだー、しぼりたて生しょうゆ、七味唐辛子。

程なくしてかつ丼500円。
他のご飯物も同じだと思いますが、塩気の強いワカメ汁とタクワンが二枚、付きます。
ご飯物を食べるとき、割り箸を先ずお吸い物に通して濡らすことが多いのですが。
プラスチック製のエコ箸であっても、やっぱり習慣は変わりません。

かつはこの値段であってもしっかりした大きさ、玉子も良い感じで使われ、ホクホクで美味しい。
全体的に甘めの味付けなのを知っていても、一口食べて甘めを確認してから七味を振って頂きます。
美味しくいただき、ご馳走様でした。

時間があったので、明治神宮で朝陽を撮ってみた。
いつかは写真を見た人に、写真を通じて自身が感じた気持ちを伝えたい。
日々是勉強、残された時間で間に合うかどうかなんて分かる必要も無い。

お昼は、タナカロボ@上町(世田谷区桜)(公式ツイッター)へ。
年末の挨拶などと言う改まった訪問では無く、タナカロボのラーメンが食べたくなったので伺いしました。
10時半からの営業開始は、色々な面で都合がいいですね。

オープンして半年、集客に苦慮して限定メニューを連発するラーメン屋も多いと聞きます。
チャーシュー増しこそ用意しましたが、1つも増やさず、1つも減らさずのメニュー構成。
鯛出汁と煮干出汁の塩そば、豚骨清湯と鶏清湯の中華そば、生姜と豚肉をフープロで処理してスープに仕立てた豚そば。
三種類ともスープは別なので「このスープを仕込むだけで手一杯」と改まっていましたが、この三種類でメニューとしては完成しているのだろう。

先ずは、鯛煮干しの塩そば750円。
折りたたんだ麺の幅と、トッピングのソーキの丈が計ったように同じで、ピンで止めたように九条ネギを乗せてあります。
スープに使っている煮干しの産地を境港から長崎に変えたそうで、それってどちらも日本海に面しているから、同じ魚なのでは?
同じ魚だったとしても、味わいにここまで差が出るとは驚き、美味しい。

味なんて最終的に好みと言ってしまえば身も蓋もありませんが。
いつも美味しく味わっていだくためには、食材の産地はもちろん、調理(仕込み)も工夫し続けるのでしょう。
作り手が工夫し続けているのに、食べ手は美味しい、美味しいと食べているだけで良いのだろうか。

スープまで飲みきって、後客が多くないことを確認して、二杯目をお願いします。
年末年始は開始を30分遅らせ、終了を1時間早めるだけで、無休とのこと。

続けて、豚と鶏の中華そば700円。
前回、この中華そばにチャーシューを増量した焼豚麺を頂きましたが、レギュラーはこう言う麺相なんだ。
レクタングルの豚バラ肉チャーシューを二枚揃えて並べ、おろしはチャーシューの上に、小松菜は麺の上に。
見た目は脂多めですが、味わってみると全くそんなことは無く、醤油の熟成味が麺を包むほどの美味しさ。

田村製麺の細麺、塩で食べても美味しいけど、醤油で食べても美味しいです。
修業先とは茹で時間が異なるので、細かいところで違う麺を使っているでしょう。
チャーシューがスープによく合って、とっても美味しい。

他の理由があってスープを飲み干すこともありますが、殆どの場合は飲み干すつもりが無くて、気が付いたらスープが無くなっています。
塩そばはスープを味わいラーメン、中華そばは醤油たれを味わうラーメン、でよろしかったでしょうか。
スルッと食べてご馳走様でした。

さて、ラーメンを食べたので、さっさと帰ってゆっくりしますか。