
お休みの朝は、ゆっくり寝ていないで早く起きてブログをアップする。
誰かに頼まれているわけでは無いし、時間も掛かるので、嫌なら辞めたらいいんですよ。
好きなことだけをやる人生もいいし、嫌いなこともやる人生もまたいいし。
大変でも続けていかなければと頑張る、まるで自分の人生ですな(マゾかよ

遅めのお昼は渋谷ガーデンスペース 道玄坂店(公式ホームページ)へ。
久し振りに会おうと話が弾んでも中々時間が合わず、じゃ、渋谷でと話がまとまり。
渋谷駅から、これから道玄坂を登ろうとする裾野のビルの7階。
エレベーターを降りると、右手は貸切スペース、左手はBBQ等を楽しめる店舗。

ちょうど大人数のお客さんは一気に帰ったタイミング。
ゆったりとテーブルが並べられ、自然光がたっぷりと差し込んでいます。
高層階なのさぞや風景が、って、渋谷の飲食店街なので、なんとも。

生ビール600円。
昼間だろうか、夜だろうが、飲まないと話が出来ない昭和の男でスミマセン。
ちょこっとしたクラッカー、ビールをゴクゴクと飲んでしまいます。

シーザーサラダ700円。
メニューを見ると2〜3人前とあり、2人で一人前で十分なので、少し量を減らしてもらいました。
レタスやトマトなどにシーザードレッシングがさっと掛けられています。

ラディッシュはクルトンも混ぜてあり、様々な食感を楽しめます。
サラダを食べながら、ああだこうだと近況報告。
メールやラインでも出来なく無いけど、こうして顔を合わせないと伝わらない気持ちがあるよね。

ローストビーフ(並)1,000円。
メニューをパラパラとめくっていて気になり、注文してしまった。
ローストビーフが6枚、ポテサラに立て掛けてあり、レモンとミニトマトが添えてあります。
そのまま食べても美味しいし、ソースを付けて食べても楽しめます。

シーフードイタリアーナ1,000円。
渋ガに来たらピッツァでしょ、と、二種類あるウチの一種類。
自分でカットするのが楽しいよね、でも食べやすさを考えると八つ切りかな。

エビやアサリ、イカなどのシーフドにトマト、チーズをたっぷりと乗せて焼き上げた、素晴らしい一枚。
半分ずつ食べましたが、さらに半分をそのまま、残りにタバスコを掛けて楽しみます。
お喋りしながら食べると冷めやすいのがアレですけど、半分ならば冷めずに食べ切れます。

昆布だしの海老ペペロンチーノ900円。
四種類用意されているパスタ、大好きなペペロンチーノを。
エビだけでは無くアサリ、イカ、ニンニクチップ、さらに塩昆布が乗せられています。

程良いアルデンテ仕上げで弾力に富み、つるんと食べられる素晴らしいパスタ。
量はちょっと多めで、2人で食べるとちょうどいい量です。
スープ(?)が昆布出汁ですし、塩昆布が全体の味を綺麗にまとめ上げてくれます。
美味しくいただき、ご馳走様でした。

夜は、大森の隠れ家、良理へ。
先月だったかな、関内の焼き鳥屋でご一緒した面々を、そっくり誘ったら全員来て下った会。
集客に全く苦労しない会もあれば、最後まで人が集まらなくて実現しない会もある。

全員揃ったところでビールで乾杯。
あくまでも日本酒を楽しむお店ですが、やっぱり1杯目はビールを飲みたい昭和の男。

ビールを頼まれるお客さんに何か出来ないかなと、考えていたんです。
その場でポップコーンを炒めてくれて、ポップコーンを作って下さいました。
ポップコーンを美味しいと感じたのは初めて。

豆乳を主体に作った豆腐。
豆腐はプレーンで仕立ててあるので、塩や醤油で味付けして楽しみます。

今日はこちらを1杯目で、と。
磯自慢 La Isojiman 純米大吟醸、いやぁー飲むことより前にお目に掛かれるとは。
流石にこの日本酒を定額に組み込むのは無理があるので、ちょっとだけ追加料金を。

ボラの白子を焼いて、カラスミを散らして。
一口だけ味見して、すぐに日本酒に手を伸ばす味わい。

宗玄の純米大吟醸である玄心。
料理にはイマイチ合わないけど、焼き白子にはよく合う。

春菊と里芋の芋茎の唐揚げ、へしこを散らして。
さっと調理して、さっと日本酒に合わせる一品、素晴らしい。

奈良の蔵元である美吉野醸造が醸す花巴(はなともえ)純米大吟醸。
薄にごりなんですね、綺麗なグラスでいただきます。

椀物は牡蠣、舞茸、ほうれん草。
出汁にでちゃっているとはいえ、ちゃんと身が残っているのは嬉しい。

千葉の蔵元である合資会社寒銘醸が醸す電照菊(でんしょうぎく)純米大吟醸 超限定無濾過生原酒 山田錦50。
初めて飲む電照菊、なぜか千葉のお酒が多い。

イクラの西京漬。
イクラってそのまま食べても美味しいけど、調理されるともっと美味しくなりますね。

岩手の蔵元である合資会社河村酒造店が醸す酉与右衛門(よえもん)純米酒 無濾過生酒 備前雄町。
安定の美味しさ、食中酒として抜群の相性。

コハダ、サワラの藁焼き、甘鯛の昆布締め、平目の昆布締め、バフンウニ。
肴は魚と別名を拝命するほど肴に適していて、日本酒との相性も素晴らしい。

岐阜の蔵元である大塚酒造が醸す竹雀(たけすずめ)純米酒 生酛。
今夜は濁りが多いけど、それは季節によるものなのか。

甘鯛の鱗焼き、かぼちゃ、ぎんなん、むかご、ぎんなん、聖護院大根(しょうごいんだいこん)の甘酢漬け。
器が三人ずつ異なるのを訊くと、器って五脚が基本なのだそうだ。

先の竹雀を燗付けして下さいます。
まあ、焼き魚にはお燗が非常に良く合うのだけれど。

福岡の蔵元である山口酒造場が醸す庭のうぐいす 純米吟醸 スパークリングピンク。
ピチピチのスパークリング、ランダムに出されると飲みにくいけど、流れをもって出されるので楽しく飲める。

リンゴ、あん肝、奈良漬(うねり漬け)。
リンゴは生のリンゴ、ドライリンゴ、フリーズドライリンゴの三種類。
フルーツにあん肝や漬物を合わせるのって、冒険なのか挑戦なのか、私が知らないだけなのか。

京都の蔵元である木下酒造が醸す玉川 Time Machine 1712 純米酒。
色からして甘いかと思ったら切れが良く、こんな日本酒もあるのかと驚くばかり。

お椀物。
シメジのお味噌汁、ゴクゴクと飲んでしまいます。
付け合わせは秋刀魚と八丁味噌、蕪と蕪の葉っぱのきんぴら。

山口の蔵元である澄川酒造場が醸す東洋美人(とうようびじん) 醇道一途(じゅんどういちず) 純米吟醸 直汲み生酒。
東洋美人は飲んだことがあるけど、今夜の最後に相応しい味わい。

土鍋でごはんを炊いてあります。
土鍋は買ってきたのでは無く、陶芸家に作ってもらった一品物。

お米はゆめぴりか、具に甘海老と百合根を混ぜた炊き込みご飯。
炊きたてのごはんの美味しさと言ったら、ここまで飲んでいた日本酒も美味しい。

干し柿のコンフォート、柿のシャーベット、すだちのゼリー。
スプーンが貝殻製で、もうそれだけで味わいが違います。

お茶と落雁。
落雁は醤油と柚味の二種類で、「今日のお昼頃から作り始めたんです」と。
素晴らしい料理、素晴らしい日本酒、素晴らしい時間をありがとうございました。