
新規オープンするラーメン店、ここのところ昼営業のみからスタートする店舗が目立ちます(私だけ?)。
ですので、新規開拓は土日に偏ってしまい、平日夜は気になったお店の再訪が殆ど。
そんなに新規オープン店が気になるなら仕事休めば、なんなら仕事辞めれば、と思います。
一日も早く仕事をしなくて暮らしていけるようになりたいです。

夜は、鶏そば 一文@京急川崎(川崎市川崎区砂子2-8-5)へ。
店主さんが煮干しアレルギーを発症したと告知され、「鶏煮干そば 一文」は一年足らずの2021/12末で閉店。
心機一転、1/11から「鶏そば 一文」として、リニューアルオープン。
立地はJR川崎駅、京急川崎駅から徒歩10分ほど、経営母体は引き続き株式会社ネクストグローバル。

リニューアル後のレビューがどこにも見当たらないので、何か理由があるのかと伺います。
店先のメニュー紹介写真を見ると、醤油らぁ麺、塩らぁ麺、つけ麺、まぜそばと、見慣れた立て看板。
むーん、明らかにはやし田を展開するイングスプロデュース、、製麺所も変えてしまったのだろうか。
ここまで似ていて、イングスプロデュースでなかったら、訴えられるレベルじゃないか。

店内に入り、貼り出されているポップをみやれば、上から見ても下から見ても、間違いありません。
この店から一番近いはやし田は、武蔵小杉店か横浜店か。
店員さんは「鶏煮干そば 一文」と同様なので、プロデュース店なのでしょう。
イングスプロデュース店恒例の、ラーメン一杯500円のオープニングセールは実施されたのでしょうか。

券売機は変わっておらず、表記が変わっただけ。
メニューは醤油らぁ麺820円、塩らぁ麺820円、つけ麺850円、まぜそば800円。
吊るし焼豚の炙り飯300円、マキシマム濃い玉子温玉TKG300円、マキシマム濃い玉子温玉親子丼350円。

店内は前店踏襲の凸凹したカウンターのみ10席。
卓上の調味料は撤廃され、アルコール消毒用スプレーが置かれています。

カウンター台に貼られた説明書きも、替えられています。
はやし田は菅野製麺所でスタートしましたが、去年からカネジン食品に切り替わりました。
プロデュース店も合わせて切り替わった店舗と、菅野製麺所のままの店舗があります。

程なくして、醤油らぁ麺820円。
細かい点に目を瞑れば、はやし田川崎店の麺相に思えなくもありません。
スープは大山どりと鴨のガラ出汁、醤油たれの甘みがすんなりと馴染む、心好い味わい。
家系ラーメンはインスパイアか継承で裾野を広げましたが、はやし田系はプロデュースで広げていくのか。

全粒粉入りの細麺は菅野製麺所、カネジン食品に切り替わる前のはやし田の味が楽しめます。
スープとの相性はピッタリで、スルスルと食べられます。
トッピングは吊るし焼き豚バラ肉、低温調理の鶏むね肉の2種類のチャーシュー、穂先メンマ、九条ネギ。
吊るし焼き豚バラ肉チャーシューが、目を開けていられないほど秀逸な出来映え。

鶏煮干し時代に再訪しようと思いつつ叶わなかったので、今度こそ再訪したいと思うのですが。
きっと出来ないだろうな、川崎は遠いし。
スルッと食べてご馳走様でした。

夜は、横浜家系ラーメン銀家 川崎銀柳街店@京急川崎(川崎市川崎区砂子)へ。
2021/10/4オープン、経営母体はサンフードサービス株式会社。
日吉店、戸塚店、大和店、横浜駅西口店、伊勢佐木町店、宮の森店、東苗穂店、パルナード店に続く9店舗目。
24時間営業になりますが、左隣りの壱角家、その隣のカラオケマック、も24時間営業。

メニューはラーメン750円、味噌とんこつラーメン900円、BLACKラーメン850円、ガチヘルラーメン900円。
女性とお子様限定のレディースラーメン700円、麺少なめにキャベツと味玉半分をトッピングしてあります。
※昨今は性別についてデリケートな時代、女性であることはどうやって確認されるのだろうか。
他店とメニュー構成が異なりますが、この店舗だけなのか、全店メニューが変わったのか、不明。

券売機はタッチパネル式。
トップ画面がVIPカードの有無とは、斬新です。
ちなみのVIPカードは食券購入時に確認されず、食券を店員さんに渡すときに確認されます。

私はVIPカードを所有しているので、VIPカードありでメニューを進めます。
なぜかスペシャルラーメンとキャベツラーメンが売り切れ。
最後にこだわりと(無料の)VIPトッピング、有料トッピングを選びます。

店内は手前に6人掛けテーブル2卓、中央の厨房に面したL字カウンター4席と6席、
テーブルが2人掛け1卓と4人掛け2卓、奥に6人掛けテーブル2卓。
固定椅子で動きが取れないカウンター席に案内され、食券とVIPカードを店員さん渡します。
※VIPカードは来店スタンプが押され、戻ってきます。

鞄を置き、コートを脱いで、座る前にお冷やと無料サービスのライスをば。
卓上にはおろしニンニク、豆板醤、白胡麻、フライドガーリック、白胡椒、酢。
少し離れた場所に、のりたまに似たふりかけがありました。

飲み客向けなのか、サイドメニューは着席後の現金支払いが可能です。
そりゃそうだろう、奥の席に座ってしまい、追加注文のために店外まで食券を買いに行くのはにゃー
替え玉も現金対応されていて、麺のかたさ(茹で加減)を選択できます。

少し待って、BLACKラーメン(太麺・柔め)850円、VIPトッピングでほうれん草。
豚骨臭より強いマー油のニンニク臭、アラ高にキツめながらこの香しさには抗えない。
訪問の時間帯にも因るのか、とんこつスープは濃度より旨味が強調され、これまたキツい。
「ウメー」と叫べたのは何歳までだったろうか、心好いことには変わりはありません。

丸山製麺の太麺、柔らか仕上げがスープによく馴染んで心好いけれども、もっと柔らかくてもよろしくてよ。
トッピングはチャーシュー二枚、大きめの焼海苔、ほうれん草たっぷり。
チャーシューは薄切り、食べやすさ優先がとても嬉しい。

麺を少し食べたところで焼海苔をスープに浸し、久し振りの家系海苔巻き。
豆板醤とおろしニンニクをライスの上に乗せてからクルッと巻くんだけど、、上手く巻けない。
上手く巻けなくても心好く頂きます、を三回繰り返す、と。

キツいキツいと言いながら麺を半分以上食べてしまい、お楽しみの味変タイム。
毒を食らわば皿まで、豆板醤とひとさじ、フライドガーリックをふたふり。
これはあんまりあわないなぁ。

昭和の男は無料を我慢できないし、食材を残すのはもっと我慢できません。
スルッと食べてご馳走様でした。
昭和生まれの男性すべてがふらわさんみたいに食い意地が張ってるケチではないでしょう。
ひとくくりにするのはどうかと思いますが。
ひとくくり?そう読む(思う)人もいるんですね。
だからといって、いちいち「昭和の男とありますが、全員ではありません」とか「個人差があります」などの注意書きを入れるのはどうかと思うけど。