
また雨かよ。
今夜は飲む予定なので朝はバイク(原チャリ)では無くてバスで駅まで行ったのでいいけど。
お昼時に雨だと困っちゃうよ。
っと、前回店先を通ったときに外待ち多数だったラーメン店、雨なら空いているかも知れない。

お昼は、つじ田東陽町店@東陽町(江東区東陽)(公式ホームページ)へ。
って、雨が降っていても外待ち多数、、晴れの日より少し少ないか。
店員さんの案内に従って先に食券を買い、店先に並ぶこと数分。
列が少なくなって軒先に移動し、程なくして店内へ。

前回は入口近くの席でしたが、今日は奥の席へ。
食券は店先を対応していた店員さんに渡したので、間違えずに配膳されるかがちょっぴり不安。
目の前の厨房を眺めていると、三河製麺の麺箱につけ汁を注いだ丼を並べているんですね。
つけ麺の麺丼にも使われている丼は、専用の湯煎機で温めているし。

メニューはつけ麺とらーめんしかないので、麺を一気に茹で上げて、つけ麺の麺はまとめて冷しています。
目が離せないほど滑らかな所作、素晴らしいですなぁ。
そろそろ出来上がりそうだったので、店員さんに紙エプロンをお願いすると、「テーブルに下にあります」と。
入口近くの席は卓上でしたが、奥の席はテーブルの下なんだ。

程なくして、濃厚らーめん900円、サービスクーポンで麺大盛り。
つじ田のつけ麺はあちこちの支店で頂いていますが、らーめんはどのくらいぶりだろか、初めてかな。
豚骨、鶏ガラなどを濃厚に炊き出したスープ、雑味や苦味は極力除いたすっきりした味わい。
魚粉も混ぜてあるのかな、どこででも味わえそうで、つじ田でしか味わいえない心好さ。

つけ麺は太麺ですが、らーめんは細麺、共に三河製麺。
※なんかコップと調味料がデカく写っているなぁ、、
麺の茹で加減は絶妙、流石はつじ田、新規オープン店だからこそ抜かりはありません。
トッピングは厚切りチャーシュー2枚、メンマが2本、焼海苔一枚、白ねぎ。

味変と言うか、高級調味料がせっかく卓上に用意されているので使わない手はない。
原了郭 黒七味、独特の香りが漂い、一気に残った麺を啜ってしまいます。

食べ終わって卓上を片付け、立ち上がって「ご馳走様でした」と店員さんに挨拶します。
「お客様、ありがとうございます」と返ってきてビックリ、「お客様」って言葉、ラーメン屋で聞いたのは初めて。
スルッと食べてご馳走様でした。

今夜は、なかめのてっぺん丸の内へ。
店先を何度も通っていて、ずっと気になっていました。
飛び込みでも入れそうだろうなと店内を覗くと、大抵はほぼ満席。

念のため席を予約して伺うと、炉端焼き正面のカウンター席に案内されます。
店員さんの案内の様子から、殆どのお客さんが予約されている様で、週初めから混み合っています。
天井からの仕切りに書かれた「使ったものは元に戻す」「時間を守る」などのありがたいお言葉を胸に刻みながら、メニューを眺めます。

何はなくとも、プレミアムモルツ690円で乾杯。
今夜は丸の内で2人お疲れ様会。
いやぁー、なにものにも代え難い一杯。

お通しは、大きめの升に入った季節料理のバーニャカウダ。
アメーラトマト、シルクスイート、水茄子、キャロット、ミニ青梗菜、サニーレタス、ウルイ等の野菜が詰め込まれています。
固形燃料を使った卓上コンロでソースを温め、野菜をちょこんと付けていただく。
野菜のシャキシャキ感がとても心好く、程よい濃さのソースも美味しい。
メニューを見ると「おかわりバーニャカウダ」って言うのもあって、お代わりできるお通しって、素敵。

ビールに合わせるべく注文した、さば燻と半熟たまごのポテトサラダ590円。
メニューにあればかならず注文する、お店の数だけ種類があるポテサラ。
なんとレシピがメニューで紹介されています。
燻製の香りを纏ったポテトサラダ、炉端焼き料理に合わせた味わいが、とても心好い。

炉端焼き屋であっても、刺身は見逃せません。
刺身5種(2人前)1,700円
組み合わせは日々の仕入れで変わり、今夜は目鯛、鰤、鰹、鰆、平目。
山葵や塩などの調味料が多く、卓上にも数種類の醤油やポン酢が用意されています。
とは言え、各魚一人一切れ、山葵と刺身醤油で美味しくいただきます。

ここから日本酒。
和歌山の蔵元である吉村秀雄商店が醸す「車坂(くるまさか)」純米酒 R3BY。
レギュラーメニューには掲載されていない、期間限定の銘柄。
先ずは、魚料理に日本一合う日本酒から。

炉端焼き一品目は、玉葱ホイル焼520円。
「お待たせしました!」の掛け声と共に、持ち手が長い木ベラが、ずっと伸びてきます。

二人で伺ったので二等分されていて、ちょろっとポン酢を掛けて、と。
甘みにが最大に引き出されると思われる温度で蒸し焼きされていて、お酒もおしゃべりも進みます。

友人の一杯目は、福島の蔵元である宮泉銘醸が醸す「冩樂(しゃらく)」純米吟醸 R3BY。
最近、居酒屋でもたまに見かける冩樂、その殆どが特別純米酒。
こちらは純米吟醸酒、お酒の目利きがしっかりしていますな。

岩手の蔵元である南部美人が醸す「南部美人(なんぶびじん)」純米吟醸 R3BY。
過日、南武美人の蔵元にお目に掛かれる機会があり、その日本酒愛に絆されて。
焼かれた野菜の甘みにとてもよく合います。

焼き物に続けて揚げ物、串揚げ六本盛り1,220円。
しいたけ、ながいも、レンコン、子持ち昆布、天使のえび、イベリコ豚の六種類。
全部ソースで楽しむのかと思ったら、塩も用意され、揚げ師から「野菜は塩で」と説明を受けます。
いい感じにお酒も染み込んできているので、「どれ食べる?」「ながいもとれんこん」「じゃ、残りを私が」と話しながら。
いやー、このカウンター席、席間が近すぎますって。

2品目の炉端焼きは、ヤングコーン(2本)960円。
ヤングと言っても大きめのヤング、皮ごと焼き上げてあります。

「白い髭まで美味しくいただけます」の説明通り、黄色い実も白い髭も、瑞々しく美味しい。
火加減が絶妙で、ヤングコーンがここまで美味しく焼けるなんて。

炉端焼きに合わせる様に、究極の食中酒を。
宮城の蔵元である新澤醸造店が醸す「伯楽星(はくらくせい)」特別純米酒 R3BY。
ヤングコーンのほんのりとした甘さを壊さず引き立たせる日本酒。
白楽星はいつも素晴らしいけど、今夜の白楽星は特に素晴らしい。

新潟の蔵元である青木酒造が醸す「鶴齢(かくれい)」純米吟醸酒 R3BY。
友人が選んだ一杯、最近見かけないので、一口味見させてもらおうと。
キリッとした美味さは変わっていないな。

焼き物の付け合わせに、いろいろ野菜の浅漬け520円。
色々ってどんな感じかなぁと楽しみにしていたら、白菜メインの浅漬けなんですね。
食感がしっかりと残っていて、とても美味しい。

メインは、浜焼き鯖1,460円。
もちろん炉端焼き、焼き場前のカウンター席には、「お待たせしました!」と直接渡されます。
テーブル席には、店員さんが普通に運んでくださいます。

身がふっくらとしていて、構えていたより食べ応えがあります。
付け合わせの生姜を醤油に合わせ、解した身を炊けていただくと、鯖の美味しさ全開。
程よく全体に火が入る絶妙な焼き加減、無言で食べ続けてしまいます。

鯖は福井産とのことで、福井の酒を合わせます。
福井の蔵元である黒龍酒造が醸す「九頭龍(くずりゅう)」純米酒。
否応なしに福井の魚に合いますなぁ。

友人は栃木の蔵元である小林酒造が醸す「鳳凰美田 剣(ほうおうびでん けん)」純米酒 R3BY。
今、茨城の蔵元が大変なことになっていて、その蔵元の日本酒が見当たらず、同県の日本酒も見当たらなかったので、隣の栃木の日本酒で、微力ながら応援。

少し遅くなってしまったので、〆の蕎麦やご飯物まで辿り着けませんでした。
お会計の時に「フードにぶら下げられているお頭は何ですか?」と訊くと、特に魔除けなどではなく、飾りだそうです。
この日は鯖でしたが、他の魚の時もあるそうです。
美味しい炉端焼き料理、美味しい日本酒をご馳走様でした。
原チャリを頑なにバイクと表記するのは何故
特に理由はありません。