
天気が良い日は歩くことにしている。
天気予報もあるけど、実際に天気が良くなってみないと何とも言えないし。
んで、今日は天気が良いので歩くことにします。

お昼は、和風らーめん金子@木場(江東区塩浜)へ。
1965/4/28オープン、今では入口の前が建物ですけど、オープン当時はどんな風景だったのだろうか。

創業57年と書かれているので、高卒で働き出したら、って高卒でいきなり店舗を持つって考えにくいか。
平たく考えると二代目か三代目、店舗側から告知が無ければ、こちらからは敢えて訊かずに。
ガラッと開けたらテーブル席に一人ずつ座っていて、今時の満席。
相席の可能性もあるので外で待っていると、「少しお待ち下さい」と案内されます。

暖簾の隙間から店内が覗けるので、先に食べるメニューを決めておきますか。
メニューは和風らーめん750円、和風つけめん700円、中華そば600円、たんめん800円。
結構多くのラーメン屋に伺っていますが、ラーメンよりつけ麺の方が安い店は初めてかも知れない。
つけめんのつけ汁は、温かいのと冷たいのが選べます。

Aセットは和風らーめんに、半チャーハンか卵かけごはんを付けて900円。
Cセットは和風つけめんに、半チャーハンか卵かけごはんを付けて850円。
Bセットは何だったのかなぁ、と、半チャーハンと卵かけごはんが「等価」ってのは、気になるなあ。

しばらくして店内に案内され、席に着く前に口頭注文します。
注文を済ませたらお冷やを汲みに給水器に向かうと、サービスの小鉢が目に入ります。
自家製ぬか漬け、ナムルモヤシがサービスとあれば、食べないワケにはいきません。
サービスと言っても原価が掛かっていないわけではないでしょうから、頑張りすぎが気になります。

席配置は厨房に面してカウンター2席、2人掛けのテーブルが4卓、計10席。
卓上には辣油、酢、醤油、一味、ブラックペッパー粗挽き。
調理を大将、配膳と会計を女将さんの夫婦営業なのでしょう。

程なくしてCセット(和風つけめん、半チャーハン)850円。
チャーハンはフルサイズが700円、半チャーハンは150円って計算合ってますか?
麺皿はラーメン丼を併用、焼海苔が刺さり、冷たいスープをお願いしたので山葵が添えられています。
つけ汁には穂先メンマ、細切りチャーシューが沈められ、刻みネギ、柚子皮が乗せられています。

スープ自体は豚骨、鶏ガラの強い味わいと、煮干し、本鰹、鯖、羅臼昆布などの魚介スープのブレンド。
醤油たれを合わせた無化調スープ、しっかりと美味しく、切れの良い味わい。
敢えて馴染ませずに香りを立たせた魚粉が、良い感じです。
縮れ細麺はカネジン食品、カネジン食品の創業は1983年なので、途中から変わったんですね。

チャーハンは玉子と葱、小切りのチャーシュー。
全体としてはしっとりした仕上がり、頂いてみると軽めの味わいでとても優しい。
普段遣いにはちょうど良い味わいに感じ、毎日でも飽きること無く食べられるんじゃ無いかな。

漬物とナムルもラーメン(つけめんですが)の味わいとよく合っています。
午後の仕事でも眠くならない程々の量も、嬉しい。
スルッと食べてご馳走様でした。

お誘いいただき、今夜はヨプの王豚塩焼 赤坂店(公式ホームページ)へ。
※2022/3/20に「ヨプの王豚塩焼×マイマイチキン赤坂店」は「ヨプの王豚塩焼赤坂店」へ店名変更したと、公式ホームページに掲載されています。
この近くに馴染みのお店がある友達が、店先を通っていて気になっていたらしい。
韓国料理店と言えば大久保(個人的偏見です)、本店は大久保ですが、福岡の天神や大阪の心斎橋にも支店があります。

店内はテーブル席中心にゆったりとした造り。
透明ガラスを通して赤坂の町並みも目に入ります。
コース料理は3名からですので、2人で伺った私達は、席の予約だけしてアラカルトのオーダー。

先ずはビール、今夜は赤坂で二人お疲れ様会。
韓国料理店ですから、2019年に発売されたばかりの韓国で大人気のビール、TERRA(テラ)920円を。
ここのところよく飲む味の主張がしっかりしたクラフトビールに対して、クセの少ないあっさりした味わい。

韓国料理は思っていた以上に量が多くて食べ切れないことも多く、1品ずつ慎重に注文します。
絶対に食べようと思っていた熟成サムギョプサルセット1,480円、二人前からの注文になります。
先ずは白菜キムチ、大根の甘酢漬け、漬物の盛り合わせ、ギョウジャニンニク(ミョンイナムル)などが並べられます。
野菜類はお替わりできるそうで、足りなくなる心配はありません。

野菜以外にも塩と辛味調味料(コチジャン?)も。
チョレギサラダもお替わり自由で、この辺りが韓国料理の定番であり、素晴らしいところ。
豚肉は、岩手県産のブランド豚を最新技術の熟成室で14日間熟成されています。

すかさず店員さんが近寄ってきて、先ず豚肉をカットして下さいます。
店員さんは手慣れてカットしていきますが、こちらは初めて、じっと見とれてしまいます。

半切りして切れ目を入れたら、半面をしばらく焼きます。
この間はビールを飲みながら、近況報告など。

半面が焼けたら再びハサミで一口大に切り分けて下さいます。
調理時間を厳格に管理されているわけでは無さそうですが、焼きすぎにならないように。

半面が焼き上がったらひっくり返して、半面を焼き上げます。
両面が焼き上がったら、焼きプレートの端っこにサニーレタスを敷き、その上に網を用意し。

最後は野菜を焼いた香りとまとわせるんだ。
韓国料理屋には滅多に行かないけど、最近のサムギョプサルってこんな風になっているですね。

ビールを飲み終わってしまったので、韓国料理ならマッコリだと思うけど、今夜は赤ワイン。
マッコリなら他の店で飲めますし、ワインリストがかなり充実していたので、飲んでみることにしました。
一本目は、Cosecha de Naltahua Cabernet Sauvignon (コセチャ デ ナルタワ カルベネソーヴィニヨン)チリ セントラル・バレー 赤 2020。2,980円。
グラスワインでは好みのタイミングで飲むのが難しいので、ちと奮発して。

サムギョプサルが焼き上がる間に食べようと思って頼んだ、シーザーサラダ980円。
サニーレタスにシーザードレッシングを掛け、さらに上からチーズがたっぷり掛けられ。
ゆで玉子やトマトの彩りも綺麗で、サムギョプサルの付け合わせにぴったり。

先ずは、ギョウジャニンニク(ミョンイナムル)で巻いて。
ギョウジャニンニク、って、行者大蒜のことね。
初めてのミョンイナムル、しっかり漬けられていて、とっても美味しい。
この食べ方も最近の韓国料理店では普通なのか、この店独特なのか、美味しいからどっちでも良いけど。

次は塩を付けて。
焼肉に塩を付けるのは珍しくないけど、熟成肉の焼肉に塩がよく合います。

大根の漬物でも巻いてみて。
なんだかんだで他の野菜も全部試しますが、どれが一番と決められない美味しさ。

サムギョプサルを食べ終わる頃に焼き上がるように頼んでおいた、海鮮チヂミ1,450円。
値段から「2人分以上あるだろうな」と思ったけど、三人分はあるな。
若い頃なら二人でも足りなかっただろうけど、今は昔。

海老や烏賊、浅利がたっぷり入っていて、専用のたれに漬けて頂きます。
これが美味しい、久し振りに食べたからもあるかも知れないけど、こんなに美味しかったっけ。
何種類もあるチヂミの中から、海鮮チヂミを選んでくれた友達に感謝。

韓国料理ならトッポギ、チゲ、ビビンパの流れですが、サムギョプサルとチヂミでかなりお腹が膨れてしまい。
2本目は、Entresuelos Tempranillo Bodegas Triton(エントゥレスエロ テンプラニーリョ ボデガス トリトン)スペイン カスティーリャ・イ・レオン 赤 2016。4,850円。
一人で飲むと飲みきれない量でも二人なら大丈夫、って、とても美味しい味わい。
美味しい韓国料理、美味しい赤ワインをご馳走様でした。

帰りは表参道駅に急いで行って、ロマンスカー。
千代田線の一部が定期券圏内になったので、最近ではロマンスカーの便を常に考えていたりする。