/東京焼肉 黒木にてアラカルトのコース仕立て/
西新宿の高層ビル。
「どちらでも良く飲まれるんですか?」と訊かれることが、たまにある。
新宿かなぁ、新宿と言っても広いけど。
今夜は東新宿、東京焼肉 黒木(公式インスタグラム)。
新宿駅東口に近いビルの9階であり、駅から近いというか、前はなんだったっけ。
階上に登るエレベーターフロアに、大きく店名が掲げられています。
店内は世情を反映して、全室個室。
どの部屋もゆったりした造りで、衣服に匂いが付いてしまうようなハンガーは用意されていません。
全室夜景付きで、JRの列車が眺められる側と、歌舞伎町を眺められる側があります。
夜景はとても綺麗だけど、私は夜景より彼女の顔を見つめている方が好きかな。
まま、好みは人それぞれ、夜景を眺めながら焼肉を食べたい人もいるでしょうし。
来客の挨拶は黒服、お土産の箸を案内されます。
ネット情報で「箸をお土産に頂けます」とあり、使った箸を洗ってから渡されるのかなぁ、と思っていました。
ケースの色違いが4色あり、未使用の箸をプレゼントされます。
箸自体はケースの色に関係なく共通の様で、屋号は彫られていませんでした。
お得なコースが用意されていますが、我々お年頃にはちょっと重そう。
アラカルトで食べながら量を様子を見ようかと。
飲み物には日本酒が用意されていないので、先ずは、生ビール<アサヒスーパードライ>759円。
今夜は新宿で二人お疲れ様会。
キムチ盛り合わせ1,023円
大根、胡瓜、白菜を使った代表的なキムチ。
焼肉屋のキムチにしては珍しく、やや辛みに傾いた味わい。
赤ユッケ(タレ)1,562円
ユッケの盛り付けは店舗毎に特徴的で個性的。
崩して合わせる前提で、低めの円筒型に形どられていて、食べる前から美味しそうで、食べても美味しい。
余計な味付けは要らないほど肉の味が美味しいけれど、卵黄がさらに美味しい。
黒木サラダ(自家製玉葱ドレッシング)935円
サニーレタスやパセリ、ミニトマトなどに、ベーコンを合わせたサラダ。
焼肉屋のサラダは日に日にレベルとクオリティが上がってきていて。
焼肉に合わせるのサラダとは違う、一品料理として楽しめる味わい。
黒木の葱タン塩1,958円
部位や味付けで何種類か用意されている牛タン、今夜はネギ塩にしました。
大抵の焼肉屋は値段ありきの四切れ、こちらは楽しんでもらうことが大前提の六切れ。
焼き時間が極端に短い部位以外は、自分達で肉を焼きます。
美味しい焼肉は一人でも食べられますが、彼女の笑顔は今しか見られません。
自分で焼かず、焼いてもらうのが好き。
薬味はレモン、岩塩、醤油。
レモンは牛タンでのみ使う調味料なので、私はたっぷり浸す派。
たっぷり浸しても、美味しいタンは美味しいまま、今夜も美味しい。
牛タンは一切れめをレモンで楽しんで、二切れめはネギで楽しむ。
ネギは別皿で用意されているので、タンの焼きをひっくり返したところで乗せる楽しみ。
※写真を編集し直して、赤みを出す
三切れめは塩で、美味しい牛タンを三通りの美味しさで楽しめます。
CHABLIS PREMIER CRU VAILLONS(シャブリ プルミエクリュ ヴァイヨン)シャルドネ ブルゴーニュ フランス 白 2018
ここで白ワイン。
初めから最後まで牛肉料理ですから、赤ワインを何種類か飲むのもアリですけど、白ワインを飲んでみたくなり。
まま、日本酒が無かったので仕方なくと言う側面もありますけどね。
コムタンスープ946円
牛肉料理コースの合間にスープを飲むことはあまりありません。
メニューに何種類か用意されているので、どれ飲んでみるかと。
牛肉と内臓を時間を掛けて煮込んだ味わいで、程よい塩加減がとても心好い。
低温レバ刺し1,408円
ホルモンの中でタンの次に好きな部位のレバー、生食が制限されて久しいですが、低温調理なら楽しめます。
ネギ油ではなく、塩とニンニクで頂きます。
とは言え何も付けずに食べ、続けて塩で、最後はニンニクで、どの味付けも美味しいじゃんね。
和牛厚切りハラミ2,948円
ハラミは正肉ではなくホルモンですが、厚くダイヤモンドカットすると、正肉より美味しいと感じる私。
お皿に接している下面の脂が溶け出していて、早く焼いて食え、と語りかけてきます。
塩でも美味しいけど、醤油ベースの特製たれを少し纏わせていただくのが好み。
程よい弾力と溢れ出す旨味、そろそろ白から赤の時間帯。
Mercian Wines BORDEAUX(メルシャン ワインズ ボルドー)ボルドー フランス 赤 2020。
メルシャンとのコラボワインなのかな。
赤身肉とスッゲエよく合う美味しいワイン、ここで売っていたら買って帰りたいほど、焼肉に合います。
プレミアムロース(薄切り)2,178円
ここでロース、あちこちで散々食べている薄切りロースですが、こちらでも食べたい。
大きめのカットですから、一枚ずつ焼く感じですね。
まま、焼き時間が短めですから、目を離すわけにもいかないし。
初めからたれが掛けられているので、そのままいただき、そのままニンマリ。
ザブトンの焼きすき(生卵付)1,848円
※提供は四枚ですが、写真は二枚
こちらは焼き方が難しいので、店員さんが焼いて下さいます。
焼く前に「焼き加減かいかがですか?」と聞かれましたが、動画を撮っていたので自分が訊かれていることに気が付かず、しどろもどろ。
焼き上がったら卵黄が用意されている茶碗に入れてくださり、ぐるっと混ぜて楽しみます。
本日二つめの卵黄ですが、卵黄は何個食べても美味しい。
もちろんザブトンの焼き加減に過不足はなく、とても美味しくいただけます。
和牛&トリュフの土鍋御飯2,838円
ご飯は土鍋炊きで、焼き上げた舞茸と牛肉がゴロゴロと入っています。
そのままでも十分に美味しいと思うのですが、店員さんがトリュフを振り掛けて下さいます。
トリュフスライサーで薄切りするのではなく、チーズグレーターで削って振り掛ける。
見た目より食感や味わい重視は、こんなところにも。
程よくかき混ぜ、お茶碗によそって下さいます。
土鍋ご飯は「食べ切れる量ピッタリ」には 炊けないので、残りが気になりますが、「包んでお持ち帰りいただけます」と夢の様なサプライズ。
これで無理に食べることなく、お茶碗一杯だけ楽しめます。
シャンパンソルベ682円
デザートは3種類用意されていて、メニューに赤字で書かれているソルベを。
テーブルに置かれると、パチパチと遠くから音がします。
容器の底に、パチパチキャンディーかパチパチパニックの様なお菓子が仕込んであり、食べると口の中でもパチパチと弾けます。
これ、面白いから。
お茶
全体的な量は少なめかな、と思っていたけど、結構お腹に溜まります。
どうしても足りなければだなばご飯を食べ切ってしまえばいいわけだし。
美味しい牛肉、美味しいワイン、素敵な夜景をご馳走様でした。
2022年11月28日
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